• エグゼクティブ サマリー

    最新のデジタル ビジネスをサポートするIT組織を構築するために、CIO(最高情報責任者)は、自社のインフラストラクチャ、アプリケーション、運用モデルを検証しています。数百におよぶ組織が、EMCとVMwareに対し、ビジネスに必要なデジタル対応のIT組織を構築するための支援を求めています。この支援では、現状の評価、ギャップの評価を実施し、取り得るアクションの優先順位を設定します。

    IT変革の状況は、EMCとVMwareによる変革ワークショップに参加したCIOとそのCIOの直属の部下の皆様からご提供いただいたデータの分析結果に表れています。これまでに600を超える組織にご参加いただきました。これは、調査対象の無作為な標本ではなく、IT変革に実際に取り組んでいる企業の分析です。

    報告書全文をお読みいただき、自分たちの組織と同業他社とを比較する方法をご確認ください。

    CIOが最も改善を希望しているのはどの分野でしょう。

    CIOは、ITコストの削減を求めています。コストを節約することによって得られた予算をデジタル トランスフォーメーションに投資しようと考えています。多くの組織がクラウド テクノロジーを、インフラストラクチャのコストを節約する方法としてだけではなく、さらに重要な、運用コストを節約する方法として採用しています。 

    クラウド インフラストラクチャ

    CIOは、ハイブリッド クラウド アーキテクチャの構築を、運用コストを節約する自動化とセルフ サービスを実現するための重要な要素と考えています。70%の組織が、2016年から2017年のタイムフレームでの、組織全体にわたるハイブリッド クラウド アーキテクチャの標準化を望んでおり、そのうちの90%の組織が、現在、概念の評価あるいは実証の段階にあります。

    91%の組織が、ハイブリッド クラウドのワークロードを評価する、一貫性のある方法を保有していません。61%の組織が、今後18か月から24か月以内の、ビジネス プロセスのニーズに対応するデータの重要性を認識し、ハイブリッド クラウドの実現に向けたアプリケーション ポートフォリオの適合性を評価する計画を立てています。

    運用モデル

    運用モデルの一部として、80%の組織が、2016年と2017年に改善すべき上位の領域としてサービス戦略をあげています。顧客重視のビジネスのようにITを運営することが望まれています。CIOは、ITポートフォリオの需要側と供給側を適切に管理するための、プロセス、役割、スキルの開発を重要視しています。

    これを実施する最も優れた方法は、自動化です。また、セルフ サービスのポータルを使用しユーザーを支援することで、ユーザーによる、価値に基づくIT利用の意思決定を可能にします。80%の組織が、セルフ サービス ポータルを使用した、ビジネス重視のカタログでのサービスの標準化を望んでおり、77%の組織がインフラストラクチャ リソースの動的なプロビジョニング、または1日未満でのプロビジョニングを必要としています。

    アプリケーション

    デジタル トランスフォーメーションで重要な要素は、アプリケーション開発の支援と迅速化にあります。CIOは、俊敏なプロセスの開発とプラット フォーム デリバリの自動化を望んでいます。これが実現すれば、組織はソフトウェアの開発期間を短縮でき、競争優位性を確保できます。それでも、この領域の進歩は緩慢です。CIOとそのチームが、IT変革の状況で上位に位置づけた、アプリケーションに関するギャップは、ソフトウェア開発時間とクラウド ネイティブのプラットフォームにあります。82%は、迅速で一貫した、モバイルとの親和性の高いクラウド ネイティブなアプリケーションを構築するための、拡張性に優れた、インフラストラクチャに依存しないアプリケーション フレームワークを保持していません。おそらく、最新の開発フレームワークがないために、参加企業の68%で、新しい開発ライフサイクル完了までの期間に、6か月から12か月以上かかっています。

    結論

    この分析は、CIOが、ビジネスに必要なデジタル対応のIT組織を構築することで最大限の利益を得られると考えられる領域に高い優先度を設定していることを示しています。この数年間で、参加企業は、変革の取り組みで大幅な進歩を遂げています。この進化は、参加企業が自己評価で最も低いレベルにあるとした領域の割合を比較すると、簡単に見て取れます。過去18か月に参加した50%強の企業が、自社の総合的な成熟度を非常に低いと評価しました。これに対し、5年前、同様の低い評価を下した参加企業は約70%でした。これは業界、地域、分野にかかわらず、当てはまります。改善が最も求められた領域はサービス戦略でした。

  • 組織を比較する方法をご確認ください

    EMCのIT変革ワークショップでは、お客様の経営陣の皆様にお集まりいただき、次のような方法でお客様のチーム内のコンセンサスを構築します。

    • ギャップを特定し、それを埋めるための推奨事項を作成する 
    • お客様の組織のベンチマーキングを実施し、主要な変革メトリックに基づいてそのベンチマークデータを同業他社と比較する 
    • 次のステップの優先順位を設定して、お客様のご予算とタイムフレームに基づいてステップを実行し、お客様のROIを高める