• 装飾

    建築設計、映像/CG制作から研究開発まで

    専門性の高い業務もリモートで! テレワークの“次の一歩”を踏み出す方法

    • エンジニアやクリエイターにも機動性の高い作業環境を

      あらゆる日本企業にとって、喫緊のテーマとなっている働き方改革。生産性を高める上で重要なポイントの1つが、働き方の自由度を高める作業環境をいかに構築するかということである。

      特に近年、注目されているのが、建築設計、デザイン/クリエイティブ、研究開発といった業務に携わるユーザーの作業環境だ。これらの専門性が高い業務では、一般のユーザーよりもはるかに高いパフォーマンスを備えたマシンが必要になる。モニターについても、サイズ、解像度から色調、コントラストに至るまで妥協は許されない。ビジネス成果を最大化するため、現場のプロの要求に応える環境を整備することが、企業組織の命題となっている。

      加えて最近は、もう1つ考慮すべきポイントがある。それが、急速な広がりを見せるテレワークへの対応だ。専門性の高い業務は、環境整備が困難なため、これまではテレワークの適用対象外とする企業が多かった。とはいえ、「作業するためには出社が必須」という状態のままでは、昨今のような状況下においては、業務そのものがストップしてしまうことになるだろう。

      これからは、専門性の高い業務に携わるユーザーに対しても、オフィスに縛られない業務環境を提供できなければいけない。そこで今回は、自宅や外出先でも簡単に導入/利用できるハイパフォーマンスな作業環境の構築方法について、次ページ以降で紹介する。

    • 必要なのは「モバイルワークステーション+モニター」

      様々なプロフェッショナルユーザーに対し、より快適で効率的な業務環境を提供する――。この課題を解決するのが、Dell Technologies(以下、デル)のDell Precision ワークステーションとモニターだ(図1)。

       

      図1●デルのモバイルワークステーションとモニター

      これらを組み合わせることで、屋外ではワークステーション単体、屋内では大画面環境での業務が行える
    • Dell Technologies(デル株式会社)
      クライアント・ソリューションズ統括本部
      アウトサイドスペシャリスト
      部長
      中島 章氏

      「以前から製造業や映像制作などの世界で活用されてきたDell Precisionシリーズですが、近年は薄型・軽量化設計を実現しながらCPUやグラフィックスの処理能力がさらに向上し、利用シーンが拡大しています。これと当社のモニターを組み合わせれば、屋外でも、またオフィスや自宅などの屋内でも、プロフェッショナルのお仕事をシームレスに継続することが可能になります」と同社の中島 章氏は紹介する。

      例えば、建築物の設計者が図面を作成する場合、従来は現場で修正が必要な点を見つけても、CADソフトをモバイルPCで動かすことが困難だったため、オフィスに戻らなければ図面に反映できなかった。それが、現場にいながらにして、手元のモバイルワークステーション上で作業を行うことができるようになる。

      「また、大学の先生や企業で研究開発に携わる方がフィールドワークを行う際、データ分析に基づく簡易なシミュレーションなどを現場で随時実行できるようにもなるでしょう。従来とは全く違った業務の進め方が可能になるはずです」と中島氏は続ける。

      一方、屋内では高性能モニターと接続して使用する。デルでは70を超えるモニター製品を提供しており、目的に合わせて適したものを組み合わせることが可能だ。ユーザーの支持も高く、デルのモニター製品は2013年から7年連続で出荷台数世界No.1(※1)を誇っている。

    • Dell Technologies(デル株式会社)
      クライアント・ソリューションズ統括本部
      クライアント製品本部
      フィールドマーケティングマネージャー
      鈴木 快林氏

      「特にグラフィックデザインやCG・映像コンテンツの制作現場などでは、モニターの性能が重要になります。特に幅広い色域に対応し鮮やかな色彩を実現可能な大画面で高精細なデルのハイエンドモニターと組み合わせることで、制作物の質の向上が図れます」と説明するのはデルの鈴木 快林氏である。また映像コンテンツの制作では、取材現場にモバイルワークステーションを持ち込んで、大まかな編集までを終えてしまうといった使い方もできる。その後、スタジオに戻ってモニターに接続すれば、作業がそのまま継続できるというわけだ。

      ※1 IDC Worldwide Quarterly Display Tracker 2013 Q2 - 2020 Q1 Share by Company

    • あらゆる現場の「プロ」に合う製品がきっと見つかる

      このように、モバイルワークステーションとモニターの組み合わせによって、現場の「プロ」の働き方は大きく変わる。ここからはそれぞれの領域のデル製品について見ていこう。

      まず、モバイルワークステーションの中核製品が「Dell Precision 7550」である。これはVR/ ARなどの高度なビジュアル表現やAI/ディープラーニングの処理にも対応するハイスペックモデル。また、携帯性をより高めた薄型軽量モデル「Dell Precision 5550」も用意しており、こちらは、薄型軽量のモデルが発表される前の15インチ旧モデルとの比較で約1kgの軽量化を実現している(※2)。なお、薄型の5000シリーズに6月から17インチのモデル「Dell Precision 5750」が追加発表された(図2)。

       

      図2●デルの最新モバイルワークステーションラインアップ

      機能や性能が大幅にアップしたハイスペックモデル。VRやAIなど、高負荷な処理が必要なアプリケーションも快適に動かすことができる
    • 「ほかにも様々なニーズに応えるワークステーション製品を用意しています」と中島氏。具体的には、モバイル型、デスクトップ型に加え、ラックマウント型のモデルも提供。ラックマウント型の場合、ユーザーはゼロクライアントを使ってリモートからアクセスするため、情報漏洩リスクには有効な環境を実現できる。扱うデータや業務シーンに合わせた環境が構築できるだろう。

      一方のモニターについては、ワークステーションとの組み合わせに適した製品が「Uシリーズ」「UPシリーズ」だ。特長は、ハイエンド製品としての画質や幅広い対応色域による色味の美しさはもちろん、ワークステーション/PCとの「接続しやすさ」にある。

      「デスク上の業務環境において、しばしばネックになるのがケーブルの問題です。ディスプレイケーブルやACアダプタなど、複数の配線が必要な機器が多くなればなるほど、デスクまわりが煩雑になり、業務効率が低下します。そこでU/UPシリーズは、USB Type-C対応モデルを多数用意しています」と鈴木氏は言う。

      Power DeliveryおよびDisplay Port over USB Type-C対応のモバイルワークステーションであれば、USB Type-C対応モデルへUSB Type-Cケーブル1本で給電(60W~最大100W)しつつ接続が可能。また、USB Type-C対応モデルにはDisplayPort端子やHDMI端子も備えたモデルも多いのでUSB Type-Cに対応していないワークステーションとの接続も問題ない。さらに、デイジーチェーン接続対応のモニターであれば、DisplayPortケーブル1本で2台目のモニターに接続ができる。簡単にマルチディスプレイ環境を構築することが可能だ。

      「『より大きな画面サイズのモニターが欲しい』というお客様には40インチ以上の大型モデルを、『とことん画質にこだわりたい』といったお客様には、HDR対応モデルやキャリブレーション用の測量計と遮光フードを内蔵したモデルなど多数ラインアップをご用意しています。ニーズに合ったモデルが、きっと見つかるはずです」と鈴木氏は強調する(図3)。

    • 図3●デルの主要なモニター製品

      同社がデジタルハイエンド向けと位置付けるハイスペックモデルの一覧。4辺薄型ベゼルモデルに大画面モデル、遮光フード付きモデル、HDR対応モデル、LAN端子内蔵モデルなど、バリエーション豊かな製品をそろえている
       

      ※2 2013年発売の15インチモデルM4800との比較

    • 故障時のダウンタイムを極小化するサポートも提供

      加えて、専門性の高い業務向けの製品で重要なのがサポートである。機器の不具合によって長期間、業務が止まるようでは、組織全体の生産性を左右しかねないからだ。デルは、一般的なセンドバック対応(ユーザーから故障品が送られてきたのち、交換品を返送する)ではなく、「良品先出し」による保守対応サービスを提供している。

      「お客様のダウンタイム極小化に貢献します。また、モニターのU/UPシリーズでは、輝点ピクセル(※3)が1つでもあれば代替品に交換する『プレミアムパネル保証』もお付けしています」と鈴木氏は話す。

      こうした対応はワークステーションも同様だ。訪問修理のほか、多くのパーツがワンタッチや工具不要で交換できるなど、故障対応を迅速化しやすい設計になっているという。さらに、CADをはじめとするソフトウエアの動作を保証する「ISV認定」や、各ソフトウエアに最適化された設定を自動で行う「Dell Optimizer for Precision」なども提供。ユーザーの業務効率を高めるための仕組みやサービスが多数用意されている。

      現場のプロのポテンシャルを引き出すには、デバイスの機能や使い勝手、サポートの充実度など、あらゆる面に目配りが必要だ。デルのワークステーションとモニターは、テレワークが当たり前のものになる時代においても、ユーザーの厳しい要求にしっかり応えるものとなっている。

      ※3 常時点灯してしまうピクセル。一般的に、画面内に数個程度は良品とみなされる

    • 日経BP社の許可により、2020年6月10日~ 2020年9月8日掲載 の 日経 xTECH Active Special を再構成したものです。