• 装飾

    1人10万円の予算で、社員の満足度と生産性を最大限に高めるPCの選び方

    • Windows 7からWindows10へ。次に選ぶPCが生産性を左右する

      Windows 7のサポート切れが目前に迫ってきた。残りあと数か月、2020年1月14日に「延長サポート」が期限を迎える。

      Windows 7を使い続けることのリスクで大きいのは、何といってもセキュリティだ。サポート期間が終了すれば、新たなパッチやアップデートが提供されず、最新のセキュリティ環境が維持できなくなる。要は数カ月後に、進化するセキュリティの脅威に「無防備」になってしまうわけだ。

      OS以外の問題もある。サポートが終了したOSに対しては、ハードウエアやソフトウエアのメーカーも各種サービスを提供しなくなる可能性が高い。

      こうしたことから、Windows 10への移行を考える企業も多いが、その際に重要となるのが「どのデバイスを選ぶべきか」という点だ。ここでどのようなPCを選ぶかによって、次にPCをリプレースするまでの数年間、社員の生産性が大きく変わってくるからだ。

      ここでありがちなのが「デスクトップPC」もしくは「モバイルPC」のどちらかを選ぶという考えだ。もちろん、オフィスでのデスクワークが中心であれば画面サイズが大きいに越したことはない。ただし、デスクトップPCは自分のデスクに固定されたままだ。ちょっとしたミーティングに出席する際の持ち運びも不便だと感じるだろう。

      それではモバイルPCはどうだろうか。機動性に優れていることから、近年は働き方改革の一環としてモバイルPCを選ぶ企業も少なくない。しかしここにも問題がある。モバイルPCは画面サイズが小さいため、デスクワークにおける生産性はどうしても下がってしまう。Excelの表を見ながらPowerPointでプレゼン資料を作る際に「複数のウインドウを1つの画面に映し出せたら、どんなに仕事が捗るだろう」と感じたユーザーも多いはずだ。

      一見すると、どのようなタイプのPCを選んでも、特定のビジネスシーンでは「窮屈な働き方」を押し付けることになる。しかし、実は予算が1人10万円程度でも「モバイルワークの機動性」と「デスクワークの快適性」を両立させる選択肢がある。次ページ以降では第3のアプローチについて紹介していきたい。

    • 「モバイルワークの機動性」と「デスクワークの快適性」を両立する方法

      「モバイルワークの機動性」と「デスクワークの快適性」をいかに両立するか。そのカギを握るのが、「外付けモニター」の活用だ。これは外出先からオフィスに戻った際に、大画面の外付けモニターにモバイルPCを接続するという使い方だ。これならモバイルPCの機動性を犠牲にせず、デスクワークの生産性を向上することが可能になる。

      「外付けモニター」は昔からあるだけに、以前の不便さを知っている方もいるだろう。従来型の外付けモニターの場合、ケーブルの本数が増え、デスク周りが乱雑になり、自由に使えるスペースを圧迫していた。少なくとも、「PCとモニターを接続するケーブル」、「PCの電源ケーブル」「モニターの電源ケーブル」が必要だったからだ。これでは、オフィスに帰ってきてPCを接続するだけでも一苦労だ。

      こうした課題を解決するテクノロジーとして大きな注目を集めているのが、USBの新しい規格である「USB Type-C」である。

      USB Type-Cは、ケーブル1本で電力供給とデータ、ビデオ、オーディオの転送が行える規格。一般的なPCに搭載されている電源やイヤホン、ディスプレー、USBなどの接続ポートの役割を単一のポートに統合できるのだ。これを搭載したモニターであればUSB Type-Cを搭載したモバイルPCへの電源供給も可能なため、電源ケーブルを排除できるためPCへ接続するケーブルは、たった1本だけで済む(※)。

    • ※モニターによって対応W(ワット)数が違うため注意が必要。デルの場合は法人用USB Type-C対応モニターは65W~最大100Wまで対応。

      USB Type-C対応モニターを使えば、USB Type-C対応PCと接続するケーブルが1本だけで済む。モニターから給電できるので、PCの電源ケーブルも不要になる。電源ケーブルが減るということは、必要なコンセント数も減るのでその点もメリットの1つだといえるだろう
    • USB Type-Cは、法人向けPCにおいて急速に普及しつつある。米IDCの調査によると、2022年に法人向けとして出荷されるデスクトップPCでは65%以上、ノートPCでは80%以上にUSB Type-Cポートが搭載される見込みである。法人向けノートPCの19.3%は、USB Type-Cポートだけを搭載した製品になるという。

    • USB Type-CならIT投資を有効活用できる

      現在、モニターを手がけているメーカーの多くが、USB Type-Cポートの搭載機を製品化するようになった。その中でも、幅広い製品ラインアップをそろえているのがデルだ。

      同社は、法人向けでは23.8インチから49インチの大画面まで7機種のUSB Type-Cモニターを提供。個人向けの2機種を含めれば、合計9機種をラインアップしている。

    • デル株式会社
      クライアント・ソリューションズ統括本部
      クライアント製品マーケティング本部
      フィールドマーケティングマネージャー
      鈴木 快林氏

      「モニターに対する最大のニーズは今も昔も大画面と高解像度といった機能性です。しかし、その一方でお客様からの不満の声で近年に急激に増えてきたのが『机上が非常に乱雑になっている』『作業のためのスペースが足りない』といったもの。これは『機能性は落とさず、より快適に仕事がしたい』というお客様のニーズの表れです。USB Type-Cモニターを使えば、必要なケーブルが大きく減るため、今まで以上に機能的かつ快適な働き方が可能になります。当社では、今後は機能性と快適性を両立した働き方が実現できる製品へのニーズが高まっていくと考え、USB Type-Cモニターのラインアップをさらに強化していく予定です」とデルの鈴木 快林氏は説明する。

      USB Type-Cを搭載しているからといって、価格が高いわけではない。同社で売れ筋となっている23.8インチワイド画面の「Dell プロフェッショナルシリーズ P2419HC 23.8インチ ワイド USB-C モニター」は、直販サイトの販売価格が2万7980円と3万円を切っている(販売価格は2019年9月13日時点、以下同じ)。USB Type-Cを搭載していない同等モデルP2419Hとの価格差は5000円しかない。USB Type-Cの機能性を考慮に入れれば、と非常に魅力的な価格設定だといえるだろう。

      さらに、デル製品ならではのメリットもある。それは、複数画面を使用する際に画面配置を簡単に設定でき、ウインドウの位置を追跡・自動復元する機能も装備する「Dell Display Manager」が用意されていることだ(Webからダウンロードが必要)。これであれば、社内ミーティングなどで外付けモニターへの接続・切断・再接続を頻繁に行うユーザーでも、効率よく利用できる。

      サポートも手厚い。モニターに故障が発生した場合に、翌営業日には代替品を送る「翌営業日先出交換サービス保守」の提供はその一例だ。さらに、法人向けUSB Type-C対応モニターであれば、パネル上に輝点ピクセル欠陥が1つでも見つかった場合に無償で代替品に交換する「プレミアムパネル保証」も付いている(※)。

      ※プロフェッショナルシリーズおよびデジタルハイエンドシリーズなどが対象。詳細はお問い合わせください

    • スタイリッシュな働き方を可能にする新しいモバイルPCを提供

      一方、モバイルPCをどうするか。コストパフォーマンスという観点で注目度が高いのは、2019年6月に発売された「New Latitude 3301」のベーシックモデルだ(直販サイトの販売価格は7万2980円)。これであれば、モバイルPCとモニターの両方を合わせても約10万円の予算に収めることが可能だろう。

      この製品は、モバイルPCとしては大きめの13.3インチのディスプレーを搭載しながらも、重量を約 1.17 kg(4セルバッテリ搭載時、シルバー)に抑えている。CPUには「第8世代インテル Core i3 プロセッサー」を搭載しているので、オフィスソフトやWebブラウザーなどのアプリケーションを快適に動かすことができる。もちろん、接続ポートとしてUSB Type-Cを搭載している。スタイリッシュな働き方を可能とするという意味では、新たに追加された「LID オープンセンサー」も注目度の高い機能の1つ。通常システムの電源が完全にオフになっている場合(ハード自体がシャットダウンしている状態)、ユーザーは電源ボタンを使用してシステムの電源をオンにする必要がある。しかし、この新機能であれば、センサーを使用してパソコンを開くだけで、瞬時に電源がオンになる。

    • デルが2019年6月に発売した「New Latitude 3301」。13インチのディスプレーを搭載しながらも、重さを約1.17kg(4セルバッテリ搭載時、シルバー)に抑えている。(左:ブラック、右:シルバー)
    • 性能や機能のほかに、スタイリッシュなデザインを採用していることも、このモデルの魅力だ。

      デル株式会社
      クライアント・ソリューションズ統括本部
      クライアント製品マーケティング本部
      フィールドマーケティングマネージャー
      飯塚 祐一 氏

      「最近は、法人向けのモバイルPCでもデザイン性を追求されるお客様が急激に増えています」と解説するのはデルの飯塚 祐一氏だ。「働き方改革の一環として、多くの企業がモバイルワークやテレワークを導入しています。移動中のカフェでモバイルPCを開けば、たくさんの人の目にさらされることになります。そこで若い世代を中心として、こうしたシーンで格好良く仕事をしたい、自分のオリジナリティーを表現したいといったニーズが大きくなってきているのです」。

      New Latitude 3301は、同社が個人向けのノートPCで培ってきた狭額縁デザインを採用。ディスプレーを大きく開くと、底面が机上から浮き上がる新ヒンジ設計も取り入れている。これには空冷効果が得られるというメリットもある。ダイヤモンドカットのタッチパッドは見た目が良いだけでなく、操作性にも優れている。このクラスのノートPCでは通常、本体の色が黒などの1色しか用意されないが、このモデルでは黒とシルバーのカラーバリエーションもある(黒は非光沢、シルバーは光沢液晶となる)。

      あらゆる業務のIT化・デジタル化が進んでいる現在、現場の社員が日常的な仕事で使うPCの環境は、企業全体の生産性を大きく左右することになる。Windows 7のサポート切れに伴いPCのリプレースを検討している企業は、この環境を見直す絶好のチャンスと考え、新しいアプローチを検討してみてはいかがだろうか。

    • 日経BP社の許可により、2019年9月13日~ 2019年12月5日掲載 の 日経 xTECH Active Special を再構成したものです。