データ アーカイブ

ITチームがデータ アーカイブ ソリューションを探すときには、多くの課題に対処できるテクノロジーを選択する必要があります。

• データの増加量：平均的な組織が生み出す膨大な量のデータは増加を続けています。データ アーカイブ ソリューションは、管理の時間を増やさずに大量の保存データを扱えるよう、簡単に拡張できる必要があります。
• 法令遵守：規制の枠組みは絶えず進化し、より厳格になっています。データ アーカイブ戦略では、さまざまな規制に準拠できるようデータ アーカイブ タスクを簡素化し、管理者が短時間で簡単に法的調査やコンプライアンス レポート作成を行えるようにする必要があります。
• データ セキュリティ：アーカイブに保存されているデータは、損失、破損、盗難、侵害から保護する必要があります。
• アクセスの必要性：アーカイブされたデータには、さまざまなユーザーがアクセスする可能性があります。データ アーカイブ ソリューションでは、ロール ベースの権限によりアクセス要件を簡素化し、ITチームが介入しなくてもユーザーが簡単に検索し取得できるようにします。
• コストの増加：データ アーカイブ ソリューションは、保持する必要がなくなったデータを自動的に排除し、重複する情報を排除して、必要なデータだけをアーカイブすることにより、ストレージのコスト削減に役立ちます。
• 管理の複雑さ：データのアーカイブと保存のポリシー設定は、非常に時間がかかる場合があります。優れたデータ アーカイブ テクノロジーなら、アーカイブ データに関わるITチームの管理負担を最小限に抑えられます。

データ保護テクノロジーのグローバル リーダーであるDell EMCは、業界をリードするアーカイブ ソリューションを提供しています。この業界トップレベルのエンタープライズ バックアップ ソフトウェアにより、ITチームは保存の要件に従って、構造化データと非構造化データを効率的に収集、インデックス化、保存、管理、取得、廃棄することができます。Eメール システム、ファイル システム、Microsoft SharePointからコンテンツをシームレスにアーカイブすることで、法令遵守要件を満たしながら、ITの費用、人件費、運用コストを削減できます。

Dell EMC Data Protection Suite for Archiveは、データ アーカイブの課題を簡単に解決できる業界をリードするソリューションです。Dell EMC Data Protection Suiteに含まれるこのソフトウェア ソリューションを使うと、メール、ファイル、SharePointなどのデータを効率的かつコスト効率に優れた方法でアーカイブできます。Dell EMCのデータ アーカイブ テクノロジーなら、貴重なプライマリー データ ストレージのスペースを再利用してコストを削減し、運用とサーバーのパフォーマンスを最適化できる上、コンプライアンス規制、電子情報開示、訴訟に関するニーズに簡単に対応することができます。

この最先端のデータ アーカイブ ソリューションには、適切な情報管理、コスト削減、運用効率の向上、リスク軽減を、一般的に使用されるデータ システムで実現できるようにするコンポーネントがいくつか含まれています。以下のコンポーネントがあります。

• Dell EMC SourceOne Email Management for Microsoft Exchange
• Dell EMC SourceOne Email Management for IBM Lotus Notes Domino
• Dell EMC SourceOne for File Systems
• Dell EMC SourceOne for Microsoft SharePoint

その他にも、次のようなコンポーネントがあります。

• Dell EMC SourceOne Discovery Manager：電子情報開示プロセスを効率化するオプションのツールで、デスクトップ アプリケーションやWebサイトからのアクセスを提供し、メッセージや情報を迅速に特定できるようにします。
• Dell EMC SourceOne Email Supervisor：電子メール アーカイブを監視するためのオプションのツールで、全米証券業協会の規制と企業ポリシーを確実に遵守するために役立ちます。

Dell EMCのデータ アーカイブ ソフトウェアには、次のようなメリットがあります。

• 非アクティブな非構造化データをインテリジェントに低価格のストレージに移し、ストレージ階層を最適化してパフォーマンスを最大限に維持することで、ストレージ コストを削減します。
• テープの代わりに長期クラウド保存を利用できます。
• IT部門の介入がなくてもユーザーが迅速かつ簡単に要求に応えられる自己解決ツールで、電子情報開示のコストを削減できます。
• 重複し分散したPSTファイルはビジネス データの損失や組織のコンプライアンス違反の主な原因になりやすいのですが、これを取り除くことで、ユーザーのメールボックスのサイズを削減し、サーバーのパフォーマンスを向上させるとともに、リスクを最小限に抑えることができます。
• データ アーカイブ アクティビティの管理、分析、レポート作成を一元化します。
• オンプレミスから仮想化環境、ハイブリッド クラウドやパブリック クラウドに至るまで、あらうる消費モデルに対応するツールを使用してデータ アーカイブ管理を合理化します。
• 相互運用性の問題を排除して、多様なアプリケーションをサポートします。
• 企業データのアーカイブと保存のポリシーの適用を簡素化します。
• データのアーカイブに必要なバックアップ ウィンドウを最小限に抑えて時間を節約し、アプリケーション パフォーマンスへの影響を軽減します。
• 非アクティブなコンテンツを継続的かつ簡単にアーカイブ ストレージに移動することで、メール システムやSharePointなどのデータ ソースのパフォーマンスを向上します。

アーカイブとは何ですか？
データ アーカイブは、アクティブに使われなくなったデータを特定し、長期保存のために別のストレージ システムに移動するタスクです。アーカイブされるデータは通常、組織にとって重要な情報か、法的な理由または規制の枠組みに準拠するために保持する必要がある情報です。

データ アーカイブのメリットは何ですか？
効果的なデータ アーカイブでは、次のようなことが可能です。

• 低コストで低パフォーマンスの大容量アーカイブ ストレージ メディアにデータを移動することで、プライマリー ストレージのコストを削減する。
• 定期的にバックアップする必要のあるデータのボリュームを最小限に抑えることで、バックアップのコストを削減し、バックアップ ソリューションがバックアップ ウィンドウに必要とする時間を短縮する。
• PSTファイルのサイズを最小限に抑え、メール システムなどの情報システムのパフォーマンスを向上させる。
• さまざまな規制制度へのコンプライアンスを維持する。

データ アーカイブとデータ バックアップの違いを教えてください。
データ アーカイブとデータ バックアップは、どちらも低価格のストレージ メディアにあるセカンダリー ストレージを使用する形式のデータ保護ですが、目的が異なります。データ バックアップは、破損、損失、盗難、侵害が発生した場合の情報に回復に使用するアクティブ データのコピーを提供します。データ アーカイブは、アクティブでなくなった情報の長期保存を目的としており、履歴、法的要件、コンプライアンスの目的で保持する必要があります。