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    • 基幹業務を支えるプライベートクラウド基盤のストレージにDell EMC Isilonを採用 最高水準の可用性(稼働率)とシステム更新に柔軟に対応できる拡張性を評価

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    • お客様名

      ソフトバンク株式会社

    • 業種

      情報通信

    • 導入製品

      Dell EMC Isilonスケールアウト
      NAS F800

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    • 「Dell EMC Isilonへのリプレースによって、NFSストレージの可用性(稼働率)は大きく向上すると見込んでいます。実際、Dell EMCから示された可用性のレベルは高く、ブロードバンドタワーと共同で実施した技術検証の結果においてもNFSストレージの可用性が従来よりも大幅に向上しています」

      ソフトバンク株式会社
      IT本部
      ITインフラ統括部 IT基盤開発部
      インフラ開発課 課長
      前田 高尚 氏

  • ■ 課題

     

    最適なストレージ環境を安全・安心に稼働させるために

     

    通信サービス/インフラは、現代のビジネスと人々の日々の生活に必要不可欠な基盤となり、それらをベースにしてIoTやAI(人工知能)の活用が急速に浸透するなど、その重要性はますます高まっている。

    創業以来一貫して、情報革命を通して人類と社会への貢献を推進してきたソフトバンクグループ、その中心的な事業会社がソフトバンク株式会社だ。

    同社では、通信事業の広範な基盤を活用し、サービス・コンテンツや隣接領域に事業を広げ、革新的なサービスを創出する「Beyond Carrier」戦略を掲げ、さらなる成長を目指している。

    そうした同社の日々の業務は、大規模なプライベートクラウド環境によって下支えされている。 その環境を構成するストレージサービスの基盤がリプレースの時期を迎え、老朽化によるトラブルも発生していた。そこで同社は2019年1月に新たなNFSストレージの調達を始動させた。

    「今回、リプレースが必要になったNFSストレージ群は、ソフトバンクが社内ITシステムで共用するプライベートクラウド環境の中核ストレージで、店頭向けのシステムやお客様会員サイトといったビジネスの根幹となるサービスを支えています。その意味で、当社にとって最も重要な経営資源の1つと言えます。設定した要件と想定したスケジュールどおりに新たな製品の調達と旧来機からのリプレースを完了させることは必須条件でした」(ソフトバンクIT本部 ITインフラ統括部 IT基盤開発部 インフラ開発課課長、前田高尚氏)。

    そうした新たなNFSストレージの調達に際して同社が最も重視したのは製品の信頼性だ。

    「プライベートクラウド環境のNFSストレージは、多岐にわたる事業部門の、さまざまな業務で使われており、パフォーマンスの劣化やトラブルは広範なビジネスに影響を及ぼします。ゆえに、新たなNFSストレージで大切だったのは、最高水準の可用性(稼働率)が確保できるかどうかでした。この観点から、グローバルでの高い評価があり、私たちが求める可用性に対応できることを条件としました」(ソフトバンクIT本部 ITインフラ統括部 IT基盤部 IT基盤設計課課長、大宮佑介氏)。

    さらに同社では、将来のシステム更新を見越した、導入後のデータ移行性や運用の容易性を考慮し、「スケールアウトで簡単にノード追加ができること」や「直感的に理解できる管理機能を搭載していること」なども条件に加え、新たなNFSストレージの要求仕様を策定した。

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    • ソフトバンク株式会社
      IT本部
      ITインフラ統括部 IT基盤管理室
      企画管理課 課長
      飯泉 卓也 氏

  • ■ 解決のアプローチ

     

    機器手配からシステム構築、技術検証までを3カ月の短期間で完遂

     

    同社は上記の要求仕様を自社の購買サイトを通じて公開し、「リバースオークション」と呼ばれる手法で各ベンダーに提案を募った。要求仕様を満たすのと同時にコストパフォーマンスも厳しく問われる。その競争を勝ち抜いたのが、Dell EMCのスケールアウトNAS「Dell EMC Isilon」(以下、Isilon)だった。

    ストレージ製品の選定結果は、「当社にとっても大正解でした」と、ソフトバンクIT本部の飯泉卓也氏(ITインフラ統括部 IT基盤管理室 企画管理課課長)は語る。

    「今回のNFSストレージのリプレースは東西3カ所のデータセンターで合計40台に及ぶ大規模な導入で、通常であれば、導入に半年から一年くらいの期間を要するような案件です。ところが、Dell EMCとシステム導入支援を行ったブロードバンドタワーのチームは、機器手配から各データセンターへの設置、ストレージシステムの構築、性能試験、ドキュメント制作まで、すべての作業を実質3カ月足らずの短期間で完遂させたのです。仮に新しいNFSストレージの運用開始が遅れて、老朽化したストレージが大きなトラブルを引き起こすような事態になれば、業務が止まり、多大な経済的損失を被る可能性もありました。その意味でも、Dell EMCとブロードバンドタワーのスピード感をもった対応には本当に感謝しています」

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    • ソフトバンク株式会社
      IT本部
      ITインフラ統括部 IT基盤部
      IT基盤設計課 課長
      大宮 佑介 氏

  • ■ 成果

     

    ストレージ設置面積は4分の1可用性は大幅に向上

     

    前田氏によれば、Isilonへのリプレースによって、NFSストレージの可用性が劇的に向上する可能性は大きいという。

    「Dell EMCから示された製品の高い可用性やブロードバンドタワーと共同で実施した技術検証の結果から判断すると、NFSストレージの可用性が従来のストレージに比べて大幅にアップすると見ています」

    また、Isilonの運用管理機能に対するソフトバンクの評価も高い。とりわけ同社が高く評価しているのが、パフォーマンス監視/レポート作成ツールの「Dell EMC Isilon InsightIQ」(以下、InsightIQ)である。

    「Isilonで構成した当社のNFSストレージ環境は、クライアントが200ノード以上で容量もペタバイトを超える大規模なものですが、InsightIQを使うと、ストレージのパフォーマンスを最適化したり、パフォーマンス上の問題原因を突き止めたりする作業が非常に簡単に行えます。こうした高度な処理が直感的な操作で行えるようになると、ストレージ運用管理の負担が大きく減らせますし、運用管理の業務から属人性が排除され、人的リソースの有効活用にもつながると考えています」(大宮氏)。

    さらに、Isilonの場合、容量あたりの設置面積がリプレース前のストレージに比べ1/4程度と小さい。そうした省スペース化効果と、それに伴う省電力効果、そして運用管理の工数削減効果を総合すると「、NFSストレージのTCO(Total Cost of Ownership:総所有コスト)はかなり下がると期待しています」(前田氏)。

    ソフトバンクでは今後、3拠点のデータセンターに配備したIsilonによってプライベートクラウドのBCP対策を強化することも計画しているという。

    「Isilonについては現時点で期待どおりの性能を発揮しています。当社では5年スパンでIT機器のリプレースを実施していますが、その時期を迎えるまでIsilonには今と変わらぬパフォーマンスを発揮し続けることを期待しています。新機種へのデータマイグレーションの容易さを勘案すれば、移行時の総費用における削減効果は明白であり、さらに長期にわたって使い続けられることになるかもしれません。そうなることを期待しています」(大宮氏)。

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