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    モダン アプリケーション戦略の推進:モダン アプリケーションへの取り組みを加速させる4つの方法

    エグゼクティブ サマリー

    多くの組織は、新しいアプリケーションを開発する際に、個別に拡張できて素早いアップデートが可能なマイクロサービスを使用して、クラウドネイティブの手法を取り入れ始めています。

    しかし、廃止できない重要な業務アプリケーションがある場合はどうすればいいでしょうか?モダン アプリケーションのアプローチは、モノリス型アーキテクチャに実装されたサービスが、こうした新しいクラウドネイティブ サービスと連携できるようにする橋渡し役となります。

    このe-bookでは、このようなモダン アプリケーションのアプローチを採用するメリットと、移行を加速させる4つの手法について説明します。

    モダン アプリケーションのメリット

    対応と革新の迅速化

    モノリス型アプリケーションをアップデートするには、たとえ軽微な変更でも、パッケージ全体を再構築する必要があります。クラウドネイティブ アプリケーションならば、APIを介して通信する一連のモジュラー型サービスで構成されているため、開発者は、革新的な新機能を素早く追加し、既存の機能を個別に更新することができます。

    拡張性と変更への許容性の向上

    クラウドネイティブ アプリケーションの基盤となるマイクロサービスは疎結合であるため、停止と起動、スケールアップとスケールダウンを個別に行うことができます。このため、クラウドネイティブ アプリケーションが実行されているインフラストラクチャのサービス レベルの変更に対して、信頼性と耐久性が向上します。また、必要に応じて複数のクラウドにわたってスケールアウトできます。

    リスクの低減と生産性の向上

    オートメーションは、モダン アプリケーションのアプローチに不可欠な要素です。ポリシーを適用して手動のステップを削減するツールによって、エラーが発生する余地をなくし、基盤となるインフラストラクチャの実装と運用に必要な労力を削減する、再現可能なプロセスが作成されます。

    モダン アプリケーションの成功を促進する4つの手法

    • 独自のシステムを開発しない
    • Day 2運用を最適化する
    • テクノロジー資産:既存の投資を活用する
    • 業務の中断とロックインを最小化する

    次のセクションでは、これらの各推奨事項と、実際に導入する方法について詳しく説明します。

    独自のシステムを開発しない

    課題

    自社独自のモダン アプリケーション スタックを構築しても、差別化された価値を生み出すことはほとんどない

    モダン アプリケーション エコシステムは、多くのオープンソース ツールで構成されています。Kubernetesは、Cloud Native Computing Foundationによってキュレーションされた、業界をリードするコンテナー オーケストレーション ソフトウェアです。モダン アプリケーション プラットフォームには、イメージ レジストリー、データ保全、ネットワーキング、監視、セキュリティなど、さまざまな機能が必要です。これらのコンポーネントを選択して統合し、本番稼働可能なプラットフォームを構築するには、希少なスキルが必要であり、独自の価値が加わることはほとんどありません。さらに、カスタム クラウドネイティブ プラットフォームは通常、本番稼働環境での維持と拡張が困難なスノーフレーク構成をもたらします。

    ソリューション

    モダン アプリケーション インフラストラクチャ向けのターンキー ソリューション

    ターンキー型の本番稼働対応プラットフォームを選択することで、モダン アプリケーションが推進する戦略的な成果に集中できます。個々のコンポーネントを調達して構成することは避けてください。モダン アプリケーション プラットフォームの調達と構成を合理化します。事前構成済みの標準化されたアーキテクチャを活用することで、実稼働までの時間を短縮し、開発から本番稼働まで大規模に確実に移行できます。

    わずか
    14日間で導入
    ハイブリッド クラウドに最短で移行する方法1

    Day 2運用

    課題

    ダウンタイムとデータ ロスのリスク

    モダン アプリケーション スタックには多くのコンポーネントが搭載されているため、ライフサイクル管理はあっという間に手に負えなくなります。機能強化やセキュリティ パッチは、プラットフォームへの定期的なアップデートが必要です。パッチとアップデートを適用できなければ、ダウンタイムやセキュリティ インシデントのリスクが生じます。開発者とオペレーターは、ビジネスを差別化する機能を導入するのではなく、スタックの整合性の維持に時間を費やすことになる可能性があります。モダン アプリケーションは、よりビジネスクリティカルなシステムに使用されています。それに伴って、データ ロスのリスクを回避するための適切なビジネス継続性およびディザスター リカバリー ソリューションの必要性が増しています。

    ソリューション

    適切なサービス レベルの維持と拡張

    パッチの適用と新しいリリースへのアップデートを自動化するプラットフォームを採用すれば、モダン アプリケーション アーキテクチャの安定性とセキュリティを確保しながら、開発者がイノベーションに専念できるようになります。この機能によって、検証済みのアップデートが自動的にダウンロードされ、基盤となるインフラストラクチャは既知の正常な状態から無停止で次の状態に移行されます。利用可能になるとすぐに新しい機能を入手してセキュリティを強化できるよう、プラットフォームを最新の状態に維持するうえでの障壁が排除されます。これにより、スタッフは業務に付加価値をもたらすタスクに専念できるようになります。適切なビジネス継続性およびディザスター リカバリー ソリューションには、仮想マシンとコンテナーの両方を保護する機能を備えています。

    92%
    パッチ適用にかかる時間が短縮 (管理者が自動化ソフトウェアを利用する場合)2

    テクノロジー資産:既存の投資を活用する

    課題

    互換性のない環境が業務の中断とコストの発生を招く

    インフラストラクチャとスタッフに対してこれまで行ってきた投資を手放し、ゼロから始める余裕がある組織は多くありません。モダン アプリケーション アプローチを成功させるには、従来型とクラウドネイティブのアプローチが実用的な形で共存している必要があります。独自のクラウドネイティブ スタックはコンテナー化されたマイクロサービスに新しい機能を提供することに長けていますが、事業の運営に直結する貴重なレガシー アプリケーションとは互換性がありません。既存のインフラストラクチャと現在のスキルをモダン アプリケーションのプラクティスに生かせない場合、DevOpsプロセス フローは本質的に切り離され、アーキテクチャは持続不可能になります。

    ソリューション

    既存の運用に対して今から段階的にクラウドネイティブ機能を追加する

    実用的なアプローチは、コンテナーとKubernetesオーケストレーションのサポートを追加する形で、仮想化アプリケーションとInfrastructure-as-a-Serviceを現在サポートしているインフラストラクチャとスタッフを強化することです。モダン アプリケーションは、従来のモノリス型アプリケーションと新しいコンテナー化されたアプリケーションの両方が提供するサービスを組み合わせるため、それらのアプリケーションを同じインフラストラクチャ上に置くことは理にかなっています。クラウドネイティブのスキルは貴重であり、スタッフが持っているレガシー システムに関する知識はそれ自体で価値があります。既存のスキル セットを使ってクラウドネイティブ機能をサポートできるツールをスタッフに提供することによって、両方の価値を最大限に引き出すことができます。

    82%
    本番稼働に移行するソフトウェアが増加 (レガシー アプリケーションと並行してクラウドネイティブ アプリケーションを迅速に構築できる場合)3

    一貫性のための設計

    課題

    マルチクラウドの導入によりインフラストラクチャと運用の一貫性が損なわれる

    ほとんどの組織では、プライベート クラウドやパブリック クラウドなど、複数のクラウド導入オプションをサポートすることを計画しています。クラウド間でアプリケーションに互換性がない場合、IT部門はニーズに最適なクラウドにワークロードを展開することができません。クラウド全体のガバナンスとコンプライアンスは、運用手順、管理インターフェイス、セキュリティ ポリシー、監視ツールの違いによって複雑になっています。

    ソリューション

    ハイブリッド クラウドの一貫性による運用の合理化

    アプリケーションをどこで実行するかは、互換性の制限ではなく、ビジネス、技術、運用、財務に関する考慮事項に基づいて決定されるべきです。適切なアプローチを取れば、同じVMやコンテナーを変更せずに移動することが可能になり、ワークロードを円滑に配置できる俊敏性が確保されます。私たちはこれを一貫性のあるインフラストラクチャと呼んでいます。一貫性のある運用フレームワークにより、ガバナンス、セキュリティ、コンプライアンス、DevOpsの生産性が向上します。このハイブリッド クラウドの一貫性を、オンプレミスからエッジ、パブリック クラウドまで、あらゆる環境にわたって拡張する必要があります。これにより、運用上のサイロが制限され、効率性が向上し、リスクが軽減されます。

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    のクラウド サービス プロバイダー パートナー が複数のクラウドにわたって一貫したエクスペリエンスを生み出すために当社をサポート4

    モダン アプリケーション:Dell Technologies Cloudソリューション

    Dell Technologies Cloudは、オープンソースのテクノロジーを採用した包括的な自動化プラットフォームにより、クラウド スケールのKubernetesへのシンプルな近道となります。同じインフラストラクチャ上で従来の仮想化アプリケーションと、Kubernetesオーケストレーションを使用した新しいコンテナー化アプリケーションをサポートし、クラウドネイティブ テクノロジーの段階的な導入を可能にすることで、既存の投資を拡張します。

    VMware Cloud Foundation on VxRailは、ハイブリッド クラウドに最短で移行する方法を提供します。自動化されたライフサイクル管理により、無停止でのパッチ適用とバージョン アップグレードを通じて、ワークロードの継続性を確保できます。ノードは無停止で追加または廃棄できるため、シームレスな拡張性を実現します。また、混在ノード クラスターをサポートすることで、新しいハードウェアをご利用のクラスターに無停止で組み込むことができるため、ダウンタイムや手間のかかるデータ移行がなくなります。

    VMware TanzuTM Kubernetes Grid(TKG)は、複数のクラウドにわたって一貫性のあるプラットフォームを提供するため、お客様はリソースをイノベーションに集中させることができます。使い慣れたVMwareツールセットを使用して、Kubernetesの導入、運用、管理を行うことができます。クラウドネイティブ テクノロジーの採用に関して先行している多くの組織で導入されている、実績のあるテクノロジーです。

    Dell Technologiesは、モダン アプリケーションを自信を持って採用できるようサポートします

    モダン アプリケーションのアプローチは、革新的な製品とサービスを提供するための核となり、TCOの削減、サービス レベルの向上、ITの俊敏性と拡張性の向上を可能にします。

    Dell Technologiesは、お客様がモダン アプリケーションを実用的な方法で採用して、パイロットから本番稼働まで既存の投資を保護しながら、複数のクラウドにわたってオートメーションと一貫性を活用する持続可能なアプローチを確立できるよう支援します。

    Dell Technologies Cloudは、Dell EMCとVMwareの実績あるコンポーネントをベースとしており、当社のサービス プロフェッショナルおよびサービス プロバイダー パートナーがサポートします。これにより、アーキテクチャから教育、マネージド サービス、ホスティングに至るまで、クラウドネイティブ テクノロジーとKubernetesオーケストレーションのあらゆる側面に対応できます。

    Dell Technologies Cloudは、インテル®のアーキテクチャに基づいて構築された一連のクラウド インフラストラクチャ ソリューションであり、業界で最も広範なエコシステムによってサポートされています。これにより、信頼性の高いクラウド コンピューティングと高度なセキュリティ機能に加え、パブリック クラウド、プライベート クラウド、エッジ位置にわたって、ワークロードに適した拡張性の高いパフォーマンスを実現します。

    • 1一部の構成のみ。発注前にお客様のサイトの調査と構成ワークブックの作成を完了する必要があります。24ノードを超える注文、VMware NSX構成、vRealize(vRA、vRO)コンポーネント、その他の一部の機能を除きます。製品の提供状況、祝日、その他の要因によって、導入時間に影響が出る場合があります。米国のみ。

      2VMwareのお客様への聞き取り調査に基づく平均結果

      3同上

      4https://www.delltechnologies.com/ja-jp/cloud/resources/multi-cloud-sprawl.htm