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    Enterprise Strategy Group | Getting to the Bigger Truth™

    クラウドの複雑さに立ち向かう

    データ構成

    混沌としたマルチクラウド
    環境の管理を統一して
    シンプルにするべき理由

    Adam DeMattia(リサーチ ディレクター)、
    Mark Bowker(シニア アナリスト)、Scott Sinclair(シニア アナリスト)共著

    クラウドの複雑さの現状

    クラウド

    78%

    一貫したクラウド管理により運用の効率とシンプルさが向上すると考えている組織の割合

    クラウド

    わずか5%

    一貫性のあるクラウドを
    実現している組織の割合

    背景と調査目的

    Dell Technologies、VMware、およびIntel Corporationは、異種混合クラウド環境の管理における組織の現状を把握することから調査を開始しました。これはこれまでになかった調査です。このため、当社を含めた3社はEnterprise Strategy Group(ESG)と提携して、現在パブリック クラウド サービスを現在使用している組織に在籍する1,257人のIT導入決定者を対象として、世界規模のアンケートを実施しました。

    調査で分かったことは、結論から言うと、クラウドの混沌は当たり前といえる状況であり、一貫性のあるクラウド管理を利用している組織はわずかでした。しかし、好材料もあります。統合型クラウド管理とオーケストレーションの一貫性を実現している組織は、導入があまり進んでいない組織と比べて、早期導入者として大きな利益を得ています。

    アンケートの回答者の構成は、北米(全体の38%)、西ヨーロッパ(29%)、アジア(17%)、中南米(16%)です。また、これはあらゆる公共機関および民間組織を対象としたアンケート調査で、その内訳は割合の高い順にテクノロジー(26%)、製造(17%)、金融サービス(11%)、小売(9%)、医療(8%)です。

    クラウド管理の一貫性を利用する意味を定義する

    クラウド管理の一貫性を評価するために、このアンケートには以下の3つの質問を入れました。

    アイコン-メンテナンス

    パブリック クラウド リソース管理用に使用しているインフラストラクチャ管理ツールの数を教えてください。

    アイコン-クラウド ドキュメント

    パブリック クラウド リソースに使用しているのと同じインフラストラクチャ管理ツールを、オンプレミスでも使用できますか。

    アイコン-設定

    オンプレミスとオフプレミスで使用されるインフラストラクチャ管理ツールへの依存度が高いですか。

    インフラストラクチャの場所(オンプレミスかオフプレミスか)にかかわらず使用できるクラウド管理ツール(3つ以下の独立したツール)を統合していて、同じツールでオンプレミス環境の大半を管理している組織のみが、高度な一貫性を備えたクラウド管理を実現していることがわかりました。現時点で自社組織がこれらの基準をすべて満たしていると回答しているのは、アンケート回答者のわずか5%です。

    図1一貫性のあるクラウド管理ツールの特徴と希少性

    統合型クラウド管理ツール

    組織は、クラウド内にあるインフラストラクチャの管理に使用するツールの数を、管理できる数にとどめる必要があります。
     

    クラウド ドキュメント

    パブリック クラウドとプライベート クラウドの両方で使用

    パブリック クラウド インフラストラクチャの管理に使用されるツールは、オンプレミスのプライベート クラウド環境のインフラストラクチャでも使用可能である必要があります。
     

    所在地

    オンプレミスで広く使用

    組織はこれらのツールを積極的に使用して、オンプレミスのインフラストラクチャの実現バランスを管理する必要があります。
     

    わずか5%

    対象の回答者の中で3つすべての基準を満たしている回答者の割合。

    一貫性のあるクラウド管理:実現が見込まれる新たな機会

    このアンケートでは、一貫性のあるクラウド管理をまだ有意義なレベルで実現できていない組織に対し、組織のクラウド管理環境の一貫性が大幅に向上した場合にどのような影響があると思われるかを尋ねました。その結果は注目に値するものであり、予想値も含めて次のようになりました。

    インフラストラクチャ コストの削減率は平均19%。

    クラウドに関連するイベント件数の減少率(セキュリティ侵害、アプリケーション障害、パブリック クラウドに保管されているデータに影響するその他のイベント)は平均30%。

    開発者の操作性とパフォーマンスの向上:回答者の96%が、開発者による本番稼働環境へのコード プッシュが簡易化すると考えており、56%の回答者が少なくとも1日1回のコード プッシュが可能になると期待しています。

    一貫性のあるクラウド管理により、シンプルなIT運用を推進し、効率性と制御を向上させる仕組み

    また、IT部門のスタッフは多くの優先事項を抱えています。インフラストラクチャの基本的な運用業務を実行することが、IT部門のスタッフの最優先事項タスクであってはなりません。ハイブリッド クラウドの取り組みに関する戦略の策定や、デジタル トランスフォーメーション プロジェクトでの基幹業務部門との共同作業、自社のためのイノベーション促進や競争優位性の強化を図るその他の方法の検討に時間を割くべきです。回答者の78%は、より一貫性のあるクラウド管理環境によって、管理の効率化が進むと考えています。それはどのような方法でしょうか。

    78%回答者は、より一貫性のあるクラウド管理環境によって、管理の効率化が進むと考えています。

    管理者のスキルと専門技術を迅速に向上させることができます。

    ツール数が減り、数え切れないほどのポイント ツールの習得が不要になれば、管理者は生産性を迅速に向上させることができます。さらに、管理者が使い慣れたツールにクラウド管理を統合することができれば、立ち上がり時間がさらに短縮されるうえに、習得済みの専門技術に基づいて作業ができます。また、一貫性のあるクラウド管理環境によって、トレーニングとコンサルティング サービスに関連するコストと時間を削減できます。

    タイムマシン

    無駄な作業に費やす時間を排除する

    インフラストラクチャを管理するための複数のツールの切り替えるのは非効率的です。少数の管理コンソールにワークフローを統合し、管理者の貴重な生産性を向上させることができます。クラウド管理の一貫性を高めることで節約できるインフラストラクチャ管理の工数を予測してください、という設問に対しては、平均で1週間あたり70.5時間という回答が得られました。これはほぼ2人のフルタイム従業員に相当する時間です。

    図2:クラウド管理の一貫性を高めることで期待される効率化の度合い

    オンプレミスとクラウドにわたって一貫性のあるインフラストラクチャ管理ツールを利用できるようになったら、組織でインフラストラクチャ管理のフルタイム当量(FTE)/工数をどの程度削減できると思いますか。(回答者の割合、N=1,195)

    出典:Enterprise Strategy Group

    推定平均:

    70.5

    1週間あたりの削減可能な工数

    会議時間

    効率性などのメリットを期待できる一貫性のあるクラウド管理

    このアンケートでは、一貫性のあるクラウド管理を有意義なレベルで実現した組織に対し、これまでに一貫性のあるクラウド管理がどのような影響をもたらしたかを尋ねました。こういった組織は少ないですが、早期導入者として得たメリットには注目すべきです。このアンケートの中で挙げられたすべてのメリットの中で、運用の効率性とシンプルさが向上したとの回答が最も多く、回答者の90%に上りました。

    87%の回答者市場投入までの期間が短縮されたと回答

    それだけではなく、回答者はITの効率性以外にも多くのメリットを報告しています。市場投入までの期間が短縮されたという回答が87%、イノベーションのペースが加速されたという回答が81%、アプリケーション開発サイクルがスピードアップしたという回答が77%、人工知能や機械学習などのトランスフォーメーション テクノロジーの導入が可能になったという回答が74%の回答者からありました。

    図3:一貫性のあるクラウド管理で実際に得られたメリットと期待されるメリットの差異

    実際に得られたメリットの発生率と期待されるメリットの発生率の比較(回答者の割合)

    出典:Enterprise Strategy Group

    運用効率と敏捷性を最適化するには、モダナイズされたプライベート クラウド インフラストラクチャが重要

    当然のことながら、マルチクラウド環境の管理水準は1つの成功要因に過ぎません。マルチクラウド環境のプライベート クラウド インフラストラクチャ機能は、イニシアティブの価値を最大限に高める上で重要な役割を果たします。このアンケートでは、導入にかかる期間、シンプルな管理、オートメーションなどの機能をカバーするパブリック クラウド代替ソリューションに対して、オンプレミスのストレージ、サーバー、データ保護環境がどの程度の「クラウド競争力」を備えているかについて質問しました。最新の環境を導入し、全機能、または、ほぼすべての機能においてクラウド競争力のある組織は、他の組織よりも大きなメリットが得られています。クラウド競争力を持つ組織の強み:

    チェックマーク付きクラウド

    優れた効率性と有効性で、クラウド プロジェクトを完了することができます。

    モダン サーバーを導入している組織は、予算内でクラウド プロジェクトを完了できるケースが41%増加し、予定よりも早く完了したクラウド プロジェクトの数が60%増加しています。

    ハイブリッド クラウドでビジネス バリューを高めることができます。

    最新のストレージを使用している組織の89%は、ハイブリッド クラウドの取り組みで効果的に価値を実現できていると回答していて、最新式のデータ保護インフラストラクチャを導入している組織の91%が同様の回答を寄せています。

    一貫性のあるクラウド管理により、リスクが低減されるしくみ

    多数の管理コンソールを切り替えながらの作業は非効率的であり、リスクの増加にもつながります。クラウド インスタンスを適切に構成し、パッチが効率的に適用されるようにしておくことは、不正アクセスやデータ ロスを回避するための重要なステップです。さまざまなクラウド プラットフォームで実行されるクラウド インスタンスの数が増えると、これらのインスタンスすべてについて適切なセキュリティと構成を維持するのも難しくなります。これに加えて、さまざまなクラウドがさまざまな責任分担モデル、つまりクラウド プロバイダーと顧客がそれぞれセキュリティのどの側面の責任を持つかについて規定するポリシーを持つことがあるため、マルチクラウド環境でセキュリティの適用がどの程度の効果があるかを簡単に確認することはほとんど不可能になっています。ここでも、クラウド インスタンスの管理を単一のインターフェイスに統一して、管理者にとっての可視性を高め、構成やパッチ適用の死角をなくすことが1つの解決策となります。

    このレベルの一貫性を実現する方法の1つは、パブリック クラウド ベンダーを一本化することです。ただし、この種の一本化には、インフラストラクチャの価格変更、サービス レベル アグリーメントの修正、コンプライアンス委任に伴うパブリック クラウド ベンダーの遂行能力、単一ベンダーのテクノロジー ロードマップにロックインされ変更できなくなる、その他「単一障害点」への方向性が助長される、といったリスクが伴います。そのため現時点では、組織はこうしたアプローチに抵抗を持っています。5分の4以上(82%)が、現在複数のインフラストラクチャCSPを利用していると回答し、86%が今後3年間複数のインフラストラクチャCSPを利用する予定だと回答しました。

    平均すると、回答者はクラウド セキュリティ インシデントが30%減少すると予想していました。

    しかし、組織はクラウド管理の一貫性を高めることの価値を明確に把握しています。クラウド管理環境の断片化に悩まされている回答者の74%が、一貫性を高めることで組織のリスクを減らしてセキュリティを強化できるという意見に同意しています。どの程度低減できるのでしょうか。平均すると、回答者はクラウド セキュリティ インシデントが30%減少すると予想していました。

    一貫性のあるクラウド管理により、リスクが軽減されて、安定性の向上とより円滑な移行が可能

    期待が高まっていますが、クラウド管理の一貫性はその期待に応えています。過去12か月間に組織が経験したセキュリティ侵害、アプリケーション障害、またはパブリック クラウド内のデータのデータ ロスや漏えいにつながったその他のイベントの件数についても組織に質問しました。断片化されたクラウド環境を抱える組織と一貫したクラウド環境を導入している組織を比較すると、その違いは明らかでした。平均すると、断片化されたクラウド環境を抱える組織では、一貫したクラウド運用を実現しているごく一部の組織の3.6倍ものセキュリティ インシデントと可用性インシデントを経験していました。

    現在クラウド管理の一貫性を持たない回答者が経験したこと:

    アイコン-Webアプリケーション ファイアウォール

    5.2倍

    セキュリティ侵害の件数

    アイコン-データベースの削除

    3.9倍

    データ ロス インシデントの件数

    アイコン-クラウドのアラート

    2.7倍

    アプリケーション障害の件数

    一貫性のあるクラウド管理は、そのように劇的なリスクの軽減をどのようにして達成するのでしょうか。大きな要因の1つが、可視性です。クラウド管理環境を統合することで、すべてのクラウド インフラストラクチャを包括的に管理できるようになります。これにより、死角をなくしたり、制御性を最大限に高めたり、(データが示すように)セキュリティ効率を劇的に向上させたりできます。もう1つの理由は、ワークロードの配置をより適切に管理することです。各環境で同じように運用して一元管理できれば、ビジネス ニーズやアプリケーション ニーズに応じてワークロードをどこに配置するかを決定できます。パブリック クラウド インフラストラクチャの可視性と制御のレベルに関する質問に対して、全面的な可視化と制御を実現していると回答したのは、一貫性のあるクラウド管理を導入している組織の方が3.4倍も高くなっています

    図4.クラウド管理の一貫性の違いによるクラウドの可視性の差

    クラウド管理の一貫性の違いによるクラウド インフラストラクチャの可視性の評価。(回答者の割合)

    出典:Enterprise Strategy Group

    一貫性のあるクラウド管理により、ワークロード モビリティーが実現されるしくみ

    回答者の83%が、ワークロードをどこにでも自由に配置できることを、上位5位に入るテクノロジー関連の取り組みに位置付けています。それよりは若干少ないものの、それでもかなりの割合の回答者(74%)が、インフラストラクチャの一貫性を高めることにより、クラウドの導入とクラウドへの移行が順調に進むと考えています。それはなぜでしょうか。使い慣れたツールとモデルでアプリケーションの導入と移行を行うことにより、管理者の間違いが減って業務がやりやすくなり、効率性が向上するということにほかなりません。期待されるメリットを測るために、ESGは、クラウド全体のインフラストラクチャ管理の一貫性が高まった場合に、アプリケーションの実行場所を変更するのにかかる時間が何パーセント短縮されると予想するか、という設問を設けていました。平均すると、35%短縮されるという結果になりました。

    図5.クラウド管理の一貫性を高めることで期待されるワークロード移行時間の短縮

    出典:Enterprise Strategy Group

    アイコン-再生

    推定平均:

    35%

    クラウド移行時間の短縮

    アイコン-クラウドの時計

    83%回答者が、ワークロードを柔軟に配置できることを、上位5位に入るテクノロジー関連の取り組みに位置付けています。

    クラウド管理の一貫性により、ワークロード モビリティーが実際に向上することの検証

    クラウド モビリティーの向上の認識だけでなく、アプリケーションの実行場所を変更するのに(つまり、あるパブリック クラウドから他のクラウドまたはオンプレミスのインフラストラクチャにワークロードを移動するのに)、通常どのくらいかかるかについてもすべての回答者に質問しました。ここでも、断片化したクラウド環境を抱える組織と一貫性のあるクラウド管理を導入している組織の間には、顕著な差が見られました一貫性のあるクラウド管理を導入している組織の3分の2(66%)が、クラウド間のワークロードの移動を1週間未満で完了できると回答したのに対して、断片化したクラウド環境を抱える組織の68%が、タイムラインは複数週または複数月に及ぶと回答しています。数値を分析すると、一貫性のあるクラウド管理環境を備えた組織は、そうでない組織に比べて、1回のクラウド移行あたり平均約2.4週間という日数アドバンテージを得ることができます。移行に際してこのように時間を節約できるかどうかは、組織として同業他社に対する競争優位性を確保できるか、長期化する移行に足を取られて後れを取るかの分かれ道になる可能性があります。

    図6.クラウド管理の一貫性の違いによるワークロードのポータビリティの差

    クラウド管理の一貫性の違いにより、ワークロードをある場所から別の場所へ移行する時間。(回答者の割合)

    出典:Enterprise Strategy Group

    アイコン-再生

    一貫性のあるクラウドで、1回のクラウド移行あたり

    2.4

    アイコン-カレンダー

    週間が削減されます。

    現在HCIを広範囲に使用している組織の5分の4以上(83%)、1つ以上のミッション クリティカルなワークロードをオンプレミスに戻したことがあると回答しています。

    移行の意思決定においてはプライベート クラウド インフラストラクチャが重要

    ワークロードをどこにでも自由に配置できることを組織が強く望む理由の1つは、アプリケーションの実行可能な場所と消費モデルが多数存在するためです。ただし、組織が最適な成果を得られるのは、技術的な要件とビジネス ニーズに基づいてワークロード デリバリーの意思決定を行った場合のみです。時を経るにつれて、多くの組織では、パブリック クラウドに移行したワークロードがその環境にあまり適合していないことに気付きます。そのことが最も顕著なのは、HCI(ハイパー コンバージド インフラストラクチャ)の基盤となるモダナイズされたプライベート クラウドを構築する組織です。現在HCIを広範囲に使用している組織の5分の4以上(83%)が、いったんパブリック クラウド インフラストラクチャに移行した1つ以上のミッション クリティカルなワークロードをオンプレミスに戻したことがあると回答しています。これは、HCIを使用していない組織(69%)を20%も上回る割合です。それはなぜでしょうか。自動化されたライフサイクル管理を伴うHCIでは、オンプレミスとパブリック クラウドの均質性を推進するオンプレミス導入の管理負担が大幅に軽減されるからなのです。

    一貫性のあるクラウド管理により、コストが減少するしくみ

    回答者のほぼ10分の7が、クラウド管理の一貫性が高まれば全体的なコストが減少するという見通しを持っています。それはなぜでしょうか。アプリケーション開発者およびそのコードは、より効率的になるよう期待されています。基盤となるインフラストラクチャがどこにあろうと、統合型インフラストラクチャ プラットフォーム向けにアプリケーションを最適化することで、開発者の専門技術は向上し、クラウド環境のコストを増加させるアプリケーション アーキテクチャ要素(外部マイクロサービスに不要なデータを送るアプリケーションなど)を排除または縮小できます。

    同様に、アプリケーションがよりポータブルになるので、ワークロードの実行場所をリアルタイムで調整できるようになり、クラウド間の経済的条件の変化(パブリック クラウド プロバイダーが料金を値下げしたりオンプレミス テクノロジーの更新によりオンプレミスの運用コストが劇的に低下したりするなど)をうまく活用できるようになります。

    これらすべての技術的影響や、その他多くのことが、環境の全体的なコストに直接影響します。そのため、クラウド管理の一貫性を高めることによってインフラストラクチャ コストを平均19%削減できると回答者が考えているのも当然です。

    グループb

    ほぼ10分の7

    の回答者が、クラウド管理の一貫性が高まれば全体的な
    コストが減少するという見通しを持っています。

    図6.クラウド管理の一貫性を高めることで期待されるインフラストラクチャ コストの削減率

    より一貫性のある管理ツールを使用することで、インフラストラクチャ コストを削減できると考えていますか?(回答者の割合、N=1,195)

    出典:Enterprise Strategy Group

    アイコン-再生

    推定平均:

    19%

    アイコン-低価格

    削減されるインフラストラクチャ コスト

    クラウド管理の一貫性を実現している組織は、クラウド プロジェクトの74%を予算内で完了させています。

    クラウド管理の一貫性により、クラウド コストが急増して制御不能になることを抑止

    コスト改善がどれだけ実現されているかを評価するために、クラウド プロジェクトを完了したときの予算面でのパフォーマンスについて、すべての回答者に尋ねました。クラウド管理の一貫性が実際に組織のコスト改善の向上をもたらすという意見を裏付けるデータが得られました。

    クラウド管理の一貫性を実現している組織の回答者は、クラウド プロジェクトの74%を予算内で完了させています。これは、断片化したクラウド管理環境を抱える組織と比べて19%高くなっていました。

    ビジネスの敏捷性を高めてイノベーションをスピードアップ

    デジタル経済では、データとソフトウェアが企業の切り札になります。このことを知っていれば、クラウド管理の一貫性を高める複数の方法によって、ビジネスの敏捷性も向上することを簡単に理解できます。

    オンプレミスとパブリック クラウドの間でインフラストラクチャの一貫性が高まることで開発者にどのような影響があるのかという質問に対して、97%が、1つの環境向けに開発するだけでよくなるため、開発者の負担が軽くなると回答しています。同様に96%が、開発者が本番環境にコードをプッシュしやすくなると回答しています。事実、クラウド間の一貫性が高まった場合に、どのくらいの頻度で本番環境に新しいコードをデプロイできると思うかという質問に対して、過半数の組織(56%)が、1日複数回コードをプッシュできるようになるだろうと回答しています

    図7.インフラストラクチャの一貫性が高まった場合に期待されるコードのデプロイ頻度

    インフラストラクチャがどこにあるかに関係なく同じ管理ツールを使用していれば、どのくらいの頻度で本番環境に新しいコードをデプロイできると思いますか?(回答者の割合、N=1,190)

    出典:Enterprise Strategy Group

    97%

    1つの環境向けに開発するだけでよくなるため、開発者の負担が軽くなると回答した割合。

    IT運用チームは退屈なインフラストラクチャ修復業務から解放され、アプリケーション ポートフォリオの整理から、高度な分析への取り組みや、新しい画期的なビジネス アプリケーションの要件に関する議論まで、より重要な優先事項について、基幹業務部門と連携できるようになります。ほとんどすべての回答者(97%)が、オンプレミスとクラウドにわたって一貫性のあるインフラストラクチャ管理ツールを利用できるようになれば、IT部門のスタッフがニーズに基づいて新しいプロジェクトに集中できる柔軟性が高まるだろうと考えています。

    クラウド管理の一貫性によって実現された敏捷性の向上によって期待されるビジネス インパクトは、この調査では次の3つの方法で定量化されました。
    ロケット

    リリース サイクルや製品サイクルが短縮される期間

    6.1週間

    クラウド管理の一貫性によって市場投入までの期間にどの程度影響があると思うかを回答者に聞きました。平均して、リリース サイクルや製品サイクルを6.1週間短縮できるだろうという回答が得られました。

    1年間にリリースできる新規製品/サービスの増加

    5.2個

    また、クラウド管理の一貫性によって、1年間にリリースできると期待される新規製品/サービスの数を回答者に聞きました。平均して、1年間に5.2個の新規製品/サービスリリースできるだろうという回答が得られました。

    23%

    以上のクラウド プロジェクトが期限までに完了。

    そして、クラウド管理の一貫性を実現している組織はクラウド プロジェクトの23%以上を予定よりも早く完了させていることが検証されました。

    製品をいち早くお客様の元に届ける場合でも、これまで存在しなかった製品を市場に投入する場合でも、またはその両方の場合でも、クラウド管理の一貫性が組織のイノベーションを一変させると期待されているのです。

    図8.クラウド管理の一貫性を高めることで期待されるイノベーションの促進

    パブリック クラウドとオンプレミスにわたる管理ツールの一貫性を高めることができたら、1年間にリリースできる新製品や新サービスの数はどのくらい増えると思いますか?(回答者の割合、N=886)

    出典:Enterprise Strategy Group

    一貫性のあるクラウド管理はITチームのためのゲーム チェンジャー

    期待であれ現実であれ、ハイブリッド クラウド管理の一貫性を高めることには多面的な価値があると回答者が考えていることは明らかです。それらのメリットが多く集まれば、視野に入れる全体像が拡大するにつれ、その影響が大きくなることを理解することが重要です。

    たとえば、アンケートに参加したすべての組織がハイブリッド環境を運用していますが、一部のインフラストラクチャはオンプレミスであり、一部のインフラストラクチャは1つ以上のパブリック クラウドに置かれています。ハイブリッド クラウドの取り組みが、現時点でどの程度効果的に組織に価値をもたらしているかについて聞いてみました。回答は概ねポジティブなものでしたが、クラウド管理の一貫性に基づく明らかな分裂がありました。一貫性のあるクラウド管理を導入している組織の38%が、この取り組みが非常に効果的に組織に価値をもたらしていると回答しましたが、一方でクラウド管理の一貫性に欠けている組織では、そのように回答した組織の割合は27%に留まりました。

    図9.クラウド管理の一貫性の違いによるIT部門の地位の差

    クラウド管理の一貫性の違いによるIT部門の認識。(回答者の割合)

    出典:Enterprise Strategy Group

    推奨事項:
    アイコン-チェックマーク付きクラウド

    クラウドの一貫性を追求しましょう。この調査では、一貫性のあるクラウド管理環境を構築しない場合の機会費用(得ることができなかった経済的価値)が高いことが極めて明白になっています。この方面で進展していない組織は、組織のリスクをさらに高めながら、進展している競合他社に先を越されます。幸いなことに今はまだ初期段階ですが、組織は今後12~18か月にわたって大幅なクラウドの一貫性の向上に注力する必要があります。

    アイコン-ロケット

    プライベート クラウドへの投資に優先順位を付けましょう。オンプレミスへのワークロードの回帰によって判明したように、将来のIT環境はハイブリッドです。クラウド管理の一貫性は不可欠ですが、最適化されたハイブリッド クラウドを成功させるための唯一の必須条件ではありません。組織はオンプレミスのインフラストラクチャをモダナイズして、クラウド互換、ハイパーコンバージド、API駆動型にしておく必要があります。

    アイコン-ストリートビュー

    トランスフォーメーションのためのスキルアップをしましょう。クラウド管理の一貫性を成功させることは、ITチームにとっての変革になります。クラウドの一貫性を導入している組織の74%でAI/MLの使用率が増加し、クラウドの一貫性を導入している組織の77%でアプリケーション開発がスピードアップしています。クラウド管理のワークフローは効率化されているため、テクノロジー部門は、分析、DevOps、インテリジェントな自動化の取り組みを推進するために必要なスキルセットを持つ人材のトレーニングと採用に専念する必要があります。

    アイコン-コラボレーション

    どこから始めるべきかが分からない場合は、エキスパートによる支援を求めてください。いま、多くの組織にとって、クラウド管理に一貫性を持たせることは、歯磨き粉をチューブに戻すのと同じくらいの難題だと感じられるかもしれません。使用中のクラウド サービスを合理化したり、それらを管理するためのネイティブ コントロールも困難に思われるかもしれません。もしそうだとしたら、エキスパートの力を借りましょう。ESGの調査によると、10分の9(91%)の組織が、ITベンダー、システム インテグレーター、付加価値再販業者、またはこれら三者すべてのサード パーティーと提携してクラウド インフラストラクチャ プロジェクトの設計と実装を行っていました。

    Dell Technologies Cloudが提供するソリューション

    この調査は、Dell Technologies Cloudで組織がクラウドの目標を達成するのを支援するという目的のため、Dell Technologies、VMware、Intel Corporationの委託を受けて実施されました。テクノロジーに関する何らかの意思決定を行うときには、ユーザー、プロセス、現在の状態を考慮する必要があります。Dell Technologiesは、組織の現状に合わせて、既存のツールとスキルセットをベースにしたマルチクラウドIT戦略を立ててより大きな成果を実現するために必要な、テクノロジーとサービス ソリューションを提供しています。

    VMware Cloud Foundationを基盤とするDell Technologies Cloudは、プライベート クラウド、パブリック クラウド、エッジにわたって一貫した運用モデルとシンプルな管理を実現できるよう設計された一連のクラウド インフラストラクチャ ソリューションです。これによりクラウド導入のハードルを下げて、アプリケーションやビジネス要件に基づいてワークロードを配置できます。Dell Technologiesのポートフォリオに関するこのビジョンは、クラウドを場所ではなく運用モデルとして捉えるスタンスと、一貫性のあるインフラストラクチャと運用レイヤーによるマルチクラウド環境の複雑さの軽減を求める組織にとって信頼できるテクノロジー パートナーになりたいという強い思いに基づいています。

    Dell Technologies Cloudが提供するソリューションについて詳しくは、こちらをご覧ください。

    すべての商標名は、それぞれの企業が所有権を保有しています。この資料に記載されている情報は、ESG(Enterprise Strategy Group)が信頼できるとみなす出典から取得したものですが、ESGが保証するものではありません。この資料には、ESGの見解が記載されていますが、必要に応じて変更される場合があります。この資料は、Enterprise Strategy Group, Inc.が著作権を保有しています。Enterprise Strategy Group, Inc.の明示的な同意を得ずに、ハード コピーの形式、電子的、またはその他の方法を問わず、受領が許可されていない者にこの資料の全部あるいは一部を複製または再配布する行為は、米国著作権法に違反し、損害賠償請求の民事提訴、および妥当な場合は刑事告発の対象となります。ご質問がございましたら、ESG Client Relations(電話:508-482-0188)までお問い合わせください。

    • Dell Technologies、VMware、Intel Corporationの委託によるESG Research Insightsのホワイト ペーパー『クラウドの複雑さに立ち向かう:混沌としたマルチクラウド環境の管理を統一してシンプルにするべき理由』(2020年2月)。11か国の1,257人のIT導入決定者を対象として、パブリック クラウドとモダン オンプレミス プライベート クラウド インフラストラクチャの両方にわたって一貫した運用管理をベンチマーキングした調査結果に基づいています。実際の結果は異なる場合があります。こちらでレポート全文をお読みください。