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    お客様の事例

    株式会社デジタルフォルン

    • Dell EMC VxRailでクラウドネイティブアプリケーションの開発プラットフォームを構築し、デジタル変革を強力に支援

      デジタルフォルンは、アジャイル型の開発支援・開発基盤構築を中心に、お客様のDX戦略を支援している。今回、同社はクラウド受託開発やサービス開発で利用するためのプラットフォームとして、コンテナ環境のソフトウェア開発基盤を新たに構築した。システムの中核には、Kubernetesに対応した環境に最適なインフラストラクチャーである「Tanzu Architecture for VxRail」*を採用。短期間でのコンテナ環境の構築と、迅速なサービス開発を実現した。

      *ハイパーコンバージド・インフラストラクチャ製品「Dell EMC VxRail」の上に、「VMware Tanzu Kubernetes Grid Integrated Edition」を搭載し、Kubernetesの導入環境全体で一貫したインフラストラクチャ運用を提供。

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    • ビジネス課題

      2019年9月に未来へ向けた意志と決意を込め、「株式会社大洋システムテクノロジー」から「株式会社デジタルフォルン」へと社名を変更した同社は、1961年に機械設計業務からスタートした企業だ。同社は現時点で技術者派遣、システム開発そしてシステム導入支援をビジネスの核としているが、これまで幾度となく世の中の変化に合わせて変革を繰り返し、その60年に近い歴史を積み重ねてきた。そして2019年、社名変更と共に、同社が新たに挑んだ分野が、お客様のデジタルトランスフォーメーション(DX)を支援する事であった。そのための第一歩が「Dell EMC VxRail」と「Tanzu Kubernetes Grid Integrated Edition」の導入による、コンテナ技術を活用した「クラウドネイティブアプリケーション開発基盤」の構築である。

    • 導入効果

      • 事前検証済みの構成を採用することで、導入期間を約3カ月から約1ヵ月に短縮
      • コンテナ基盤導入によるOSS検証の柔軟性向上
      • 自社導入経験を活かした顧客提案シナリオの策定
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        「『Tanzu Architecture for Dell EMC VxRail』はKubernetesに対応したクラウドネイティブなアプリケーション開発環境を、容易にオンプレミスで実現するソリューションです。リリースサイクルを短くした、アジャイルなソフトウェア開発手法を驚くほど容易に手に入れることができました」

        株式会社デジタルフォルン
        DX推進兼技術担当チーフテクノロジスト
        瀧澤 高志氏

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        株式会社デジタルフォルン
        DX推進兼技術担当チーフテクノロジスト
        瀧澤 高志氏

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        株式会社デジタルフォルン
        DX事業部
        デジタルトランスフォーメーション推進グループ
        登野城 安泉氏

    • デジタルフォルンは社名にデジタルという名前を冠しているが、そのルーツはハードウェアの組み込みソフトウェア開発である。同社は、60年近い歩みの中で、次第にビジネスの軸足をソフトウェア開発からソフトウェアを利用したコンサルティングサービスに移行してきた。そして2019年には、デジタルトランスフォーメーション(DX)支援を開始した。

    • DX推進に注力、コンテナに活路を

      企業のDXが急速に進む昨今では、ビジネスにデジタル化したデータをより高度に、かつ柔軟に活用していくことが求められるようになっている。このため、近年はクラウドネイティブアプリケーションに対応した新たなソフトウェア開発手法に注目が集まっていた。2019年、同社が新たなビジネスとして、DXコンサルティングや業務改革の分野へと進出すると決めた時、最適化されたサービスを開発するためにはKubernetesによるコンテナ環境の活用は必須だと同社は考えた。ただ、必須であることがわかっていても、そのための環境を自ら揃えて実際に運用し有効に活用してみないことには顧客の真の課題にはアプローチできない。そこで、クラウドの様な柔軟な環境をオンプレミスで構築するために最適判断したのが「Tanzu Architecture for VxRail」だった。あらゆるサービスがオンライン化するとともに、Kubernetesを活用したソフトウェアの開発・実行が広まりつつある。当然、ソフトウェア開発の現場もこうした状況に対応していかなければならない。「Tanzu Architecture for VxRail」は、そのためのブレイクスルーを起こす存在であり活路となると同社は考えるに至った。「スマホの浸透によって、ごく普通の人が手のひらの中で24時間稼働し続けるクラウドサービスを利用することが当たり前となっています。いつでも動いていることが当たり前と思っている利用者にとって、システム側の都合でサービスを停止することはサービスからの離脱にも直結する重大な問題です。だからこそ、常に動き続けなければならない環境のために可用性、拡張性の高いハードウェアが必要ですし、さらには、利用し続けていただくために継続的なサービスの改善・成長を提供できるコンテナ技術が必須だったのです」とDX推進兼技術担当チーフテクノロジスト瀧澤高志氏は当時を振り返る。

    • コンテナ環境に最適なHCIがDevOpsへの移行を容易に

      ソフトウェア開発者は最新のツールと開発のスピードを提供してくれる開発環境を常に望んでいる。パブリッククラウドを活用する開発者も多いが、セキュリティ要件やアプリケーション特性等を考慮すると、すべての業務システムをパブリッククラウドにもっていくことは非現実的でもある。「短絡的にパブリッククラウドに遷移させるのではなく、クラウドとオンプレミスを戦略的に使い分けることが重要になります。今後はハイブリッド環境をクラウド戦略として捉える視点がより一層、重要になります」と瀧澤氏は語る。つまり、開発するサービスごとに、業務特性・扱うデータの機密性を考慮した上で稼働させるべき最適な基盤を選択する事となる。データ活用の観点からは、パブリックな世界とうまく融合させるほうがメリットは大きい。ケースによっては機密性が高く、慎重に管理しなければならないデータも増えていく。そこではオンプレミスとパブリックのスマートな使い分けが重要になるのだが、そのためのソフトウェア開発手法が、プラットフォームごとにまったく異なるのでは困る。だからこそ、「オンプレミスでもパブリッククラウドと変わらないコンテナベースの環境を提供するプラットフォームとして、「Tanzu Architecture for VxRail」に注目した」と瀧澤氏は語る。「クラウド活用のために、全てのアプリケーションを一から最新のアプリケーション開発手法で作り直すのはお客様にとって現実的ではありません。我々は既存のアプリケーションをベースに、その実行基盤により良い環境を提供できたらと考えていたのです」。

      そこで、Tanzu Architecture for VxRaiというハードからソフトウェアまで事前検証済みの構成でVMWareの「Tanzu Kubernetes Grid Integrated Edition」を導入するに至った。これにより、VxRail上でコンテナを利用することができるようになり、占有のハードウェアを自分たちだけのプラットフォームとして自由に利用することが出来るようになる。「改めて、この考え方が私達やひいては多くのお客様にとっての最適なDevOpsへの移行だと確信できました。ハードウェア基盤としては、HCIを前提に選定しておりましたが、やはり、Kubernets実行環境として、Tanzu Architecture for VxRailが事前検証構成であることからVxRailが最適だと判断しました」。同社は、VxRailのサポート体制についても高く評価している。HCIを構成するハードウェア/ソフトウェアの問い合わせ先が一つの窓口に統一されており、障害が起きた場合にも、スムーズな保守サポートの提供を受けることができる。各社のHCI製品を比較検討したが、ハードウェアとソフトウェアの保守は分かれていることが多い。「当時は保守対応窓口が一つに統合されているのはVxRailだけであった。また、導入からすでに1年半が経過しているが、大きなトラブルは起こっていない」と語る。

      仮想化技術がサーバからストレージやネットワーク等に広がり、従来、ハードウェアで個別に制御していた環境が近年ではソフトウェアで一元的に制御されているため、エンジニアはそのシステム全体を理解して運用管理する事が可能となっている。今回、VxRailの採用が統合的な運用管理性をエンジニアに提供してくれたので、エンジニアはシステム全体をスムーズに理解し、運用管理を行えている。かつ、保守サポートを一元化できることがより一層の安心感をもたらし、頼もしさすら感じると同社はいう。

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        「従来の手法ではプログラムを開発しても実際にアプリケーションを動かす環境を作るためにサーバーや仮想マシンを調達し、ミドルウェアを毎回インストールして準備する必要がありました。VxRailの導入により、アジャイル開発基盤で必要となるOSSを自由に試すことができたことで顧客の基盤構築がスムーズに行えるようになりました」

        株式会社デジタルフォルン
        DX事業部
        デジタルトランスフォーメーション推進グループ
        登野城 安泉氏

    • リモート保守で、ニューノーマル時代の運用管理も

      瀧澤氏の元でDX事業に携わる登野城安泉氏は「DevOps環境への移行には、俊敏性が上がる作用と同時に、最新の開発環境を追求しなくてはいけないという側面があります。当然、アプリケーションリリースサイクルのスピードに追従する為、インフラのバージョンアップやメンテナンス作業も従来よりは頻度が上がる事になります。Tanzu Architecture for VxRailであれば、デル・テクノロジーズが事前に検証している構成のため、アプリケーション実行環境との互換性、ハードウェア側のFirmware/BIOSなどの互換性・整合性も考慮されています」と語る。また、VxRailのアップグレードも容易に実行できる。「特にリモートでのバージョンアップ作業をハードウェア保守作業の一環として実施する事が可能です。当然、ノード追加時のバージョンチェックも行い、必要に応じて自動で追加ノードのFirmware/BIOS等のバージョンアップが行われる為、われわれを煩わせる手間は大きく低減されています。オンプレミスなのにまるでクラウドのように扱えるというのが最大の特徴ではないでしょうか」と登野城氏による評価も高い。同社がVxRailの導入を決断したのは2019年の5月中旬だった。そして、その環境を構築し、実際に稼働し始めたのが翌6月末。実質的には、わずか一ヶ月で稼働したことになる。登野城氏によれば、導入初期に大きな障害はなかったが、弊社ネットワーク構成に対応するためデル・テクノロジーズのエンジニアと詳細を詰める必要があった程度で、最速でのスタートができたという。現行のハードウェアはデータセンターに設置されて稼働、本社ビルにある開発センターとデータセンターをVPNで結んでの運用が始まった。そこで起こったのが新型コロナ禍だった。その結果、この事例取材時の2020年秋時点で、開発センターで見かけるエンジニアの姿はまばらだ。多くが在宅での勤務にシフトしている。「新型コロナによって、世の中のDXが加速していくものと考えています。リモートワークがやりやすくなっていることもありますが、日常の業務は円滑にすすんでいて、開発についてもオンライン会議をテレワークでこなしながら進めています。不要な打ち合わせもなくなりました。無駄な待ち時間もなく、以前よりもかえって生産性はあがっているのではないでしょうか。VxRailではリモート監視・リモート保守サービスがある為、よほどのことが無い限り、データセンターに足を運ぶ必要もありません。そういう意味ではVxRailがあったことで、新型コロナで人の動きが止まったとしても、業務への影響はほぼなかったといえます」(瀧澤氏)。VxRailはHCIであり、 Tanzu Kubernetes Grid Integrated Editionのコンテナ運用は、導入すればすぐに使えるアプリケーション開発のプラットフォームだ。クラウド、オンプレミス、コンテナ運用、仮想化など、それぞれの長所を戦略的に取り入れていた効果は絶大だと同社は考える。

      こうした新しい環境の導入で同社が得たナレッジは数多くある。たとえばHCIを活用したオンプレミス環境の留意点やコンテナ運用によってできることできないことの知見、さらには全てが先に決まっていなくても作っているそばから動かすことができるアジャイルな開発手法の工程など。新しい環境を導入したからこそ会得した同社のスキルとノウハウは、まさに新しい開発手法を求める顧客へ提供するプラットフォーム構築ソリューションの最大の武器となる。同社がめざすのは、さまざまな事情によってパブリッククラウドのみに依存できない顧客に対して、クラウドネイティブな環境をオンプレミスで実現するためのノウハウを提供することだ。そして、そのためにもVxRailは欠かせない要素だといえそうだ。

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      お客様名 : 株式会社デジタルフォルン

      業種 : ITサービス業

      場所 : 日本/東京