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    お客様の事例

    徳洲会インフォメーションシステム株式会社

    • Dell EMC VxRailを新たに導入しプライベート・クラウド基盤を構築、病院内部門システムの統合を推進

      「生命だけは平等だ」の哲学の下、全国に約340 の医療施設を展開する徳洲会グループ。その情報インフラを一手に担っているのが、グループのIT 企業である徳洲会インフォメーションシステムだ。今回同社では、バックエンド業務を支える各種部門システムの統合に着手。新たに構築したプライベート・クラウド基盤への移行を図ることで、コスト削減や運用効率化を進めていく。

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        徳洲会インフォメーションシステム株式会社
        代表取締役社長
        尾﨑 勝彦 氏

    • ビジネス課題

      病院をはじめとする医療関連施設においては、基幹業務システムである電子カルテ以外にも、様々な部門システムが導入されている。徳洲会インフォメーションシステムでも、徳洲会グループの施設で利用される約30 の業務システムを開発・管理している。しかし、その中には各病院ごとに導入したシステムも多く、コストや運用管理などの面で課題を抱えていた。そこで同社では、これらの部門システムを集約する新たなプライベート・クラウド基盤の構築に着手。より最適なインフラ環境を実現するためのハードウェア製品の選定に取り組むこととなった。

    • 導入効果

      • システムコストを約20 ~ 30%削減
      • 新規システムの構築期間を1 ヶ月以上短縮
      • 新たなユーザーニーズへの即応が可能に
      • 高い性能・信頼性を兼ね備えたインフラを確立
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        「Dell EMC VxRailによるプライベート・クラウド基盤に、各種の部門システムを統合していくことで、約20~30%のコスト削減が図れることと見込んでいます」

        徳洲会インフォメーションシステム株式会社
        代表取締役社長
        尾﨑 勝彦 氏

    • 徳洲会インフォーメーションシステム(以下、TIS)は、徳洲会グループの医療情報インフラを一手に担う先進IT 企業である。豊富な知見と高い技術力を活かし、グループの医療活動をしっかりと支援。また、グループ以外の医療機関へのソリューション提供も行っている。

      その同社が今回取り組んだのが、バックエンド業務を支える部門システム群の集約・統合化だ。ハイパーコンバージド・インフラストラクチャ製品「Dell EMC VxRail」によるプライベート・クラウド基盤への移行を進めることで、より最適で効率的なインフラ環境を実現している。

    • 充実した医療サービスを全国で提供 医療ビッグデータの活用も推進

      • 「生命を安心して預けられる病院 健康と生活を守る病院」の理念に基づき、いつでも、どこでも、誰でもが、最善の医療を受けられる社会への貢献を目指す徳洲会グループ。同グループでは、全国に約340 施設の事業所を展開し、救急医療や高度先進医療、離島・へき地医療など、充実した医療サービスを提供。また、次世代を担う医療人材の教育・育成や臨床研究、介護・福祉サービスの提供など、幅広い領域にわたる事業活動を展開している。

        その医療情報インフラを支えているのが、グループのIT 企業であるTIS だ。グループ本部内の情報システム部門を母体として設立された同社では、電子カルテシステムやPACS(医用画像管理システム)などの医療システムに加えて、医薬品・医療材料一括調達システム、人事・給与システム、診療予約システムなど、多岐にわたる業務システム群の開発・管理を担当。医療従事者や病院職員の活動を強力に支援している。

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        徳洲会インフォメーションシステム株式会社
        代表取締役社長
        尾﨑 勝彦 氏

    • さらに、同社では、医療ビッグデータの活用も意欲的に推進。TIS 代表取締役社長尾﨑勝彦氏は「徳洲会グループには、日本の全人口の一割を超える約1,300 万人分のデータが蓄積されています。これらを統計解析することで、新たな発見や医療の進歩につながる可能性も高い。国や大学などの教育・研究機関とも連携しながら、社会への貢献を果たしたいと考えています」と力強く語る。こうした研究活動を加速させるべく、AI 技術の活用などにも、積極的に取り組んでいるとのことだ。

    • Dell Technologiesをパートナーに 選択しインフラの分離調達を推進

      同社では、グループ情報インフラの環境改善も継続的に実施している。その中でも注目されるのが、2010 年に実施された電子カルテシステムの統合プロジェクトだ。尾﨑氏は取り組みの経緯を「以前は2 種類の電子カルテがグループ内で利用されており、相互にデータを活用することが困難でした。電子カルテを一本化することで、こうした状況を解消したいと考えたのがきっかけです。このプロジェクトを通じて得た電子カルテデータの移行経験を他の医療機関へご提供することも行っております。同様の電子カルテデータの移行を検討されている方はぜひ、お声掛け下さい」と振り返る。

      この取り組みのポイントとして、電子カルテシステムを構成するソフトウェアとハードウェアの分離調達に踏み切った点が挙げられる。医療情報システムの分野では、両者を同一ベンダーから一括調達しないと保守が受けられないケースも多い。これが、様々なベンダーのサーバーが院内に乱立したり、コスト上昇を招いたりする要因ともなっている。同社ではこうした事態を避けるべく、あえて分離調達を選んだのだ。

      とはいえ、診療業務を支える電子カルテシステムには、極めて高い安定性や信頼性が求められる。そこで、インフラを構成するハードウェアとして採用されたのが、デル・テクノロジーズの製品であった。尾﨑氏はデル・テクノロジーズをパートナーに選んだ理由を「一番の決め手は、強力な保守・サポート体制が提供されている点です。デル・テクノロジーズでは、ハードウェアを冗長化して耐障害性や可用性を高めるだけでなく、インフラの状況を常時監視してトラブルを未然に防ぐ仕組みも提案してくれました。これなら、安心して電子カルテに適用できると感じました」と語る。

    • 各種の部門システムを集約するプライベート・クラウド基盤の導入に着手

      さらに、今回同社では、新たなプライベート・クラウド基盤の導入に着手。尾﨑 氏はその狙いを「病院のバックエンド業務に用いられる部門システムの中には、個別の物理サーバーで構築されたものも多い。データセンターに設置するラックも増えていく一方ですので、これをもう少し何とかしたかったのです」と説明する。

      もちろん、病院で利用されるシステムである以上、医療用システムと同等の信頼性・可用性が不可欠である。また、既存業務システムをどんどん収容していける柔軟なスケーラビリティも求められた。これらの要件を満たすものとして、新たに導入されたのが、デル・テクノロジーズのハイパーコンバージド・インフラストラクチャ(以下、HCI)製品「Dell EMC VxRail」(以下、VxRail)である。

      元々、徳洲会グループの電子カルテシステムでは、プライベートクラウドで採用したVxRail とは違う従来型のアーキテクチャで構築した電子カルテシステムの長時間の停止を経験している。デル・テクノロジーズからは、時間を置かずサポート体制のさらなる強化、より安全性の高い HCI アプライアンスとして、VxRail の提案があり、今回のプライベート・クラウド基盤では、「VMware vSAN™」を搭載するVxRail に舵を切った。尾﨑 氏はその理由を「VxRail は、VMware vSphereⒸ も含めすべてデル・テクノロジーズグループの製品で構成されています。仮想化基盤では、トラブル発生時の原因切り分けで苦労するケースもありますが、オール デル・テクノロジーズで作られているVxRail なら、こうした際にも一元的なサポートが受けられます。また、今後の増設・拡張作業やマイグレーションなどについても、VxRail の方がスムーズに進められると考えました。この完成度であれば、各病院に設置する電子カルテシステムにも十分な適性があり、VxRail で稼働させることも視野に入れています」と説明する。

      ちなみに、本プライベート・クラウド基盤の導入にあたっては、パブリック・クラウドの活用も検討したという。しかし、この方法では、十分なコストメリットが得られないと判断。尾﨑 氏は「対象となるシステムがそれほど多くないのなら、確かにパブリック・クラウドという選択肢もあります。しかし、今回の取り組みでは、当社が開発・管理を担当する約30 システムの内、半数程度を集約したいと考えています。移行するシステム数に比例して利用コストが上昇するパブリック・クラウドよりも、自前で構築したプライベート・クラウド基盤に集約していく方がコスト面で有利だったのです」と続ける。

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        「今回、Dell EMC VxRail に出会えたこと で、HCIの進化を実感することができました。新たなユーザーニーズにタイムリーに対応できるようになる ことも大きなメリットですね」

        徳洲会インフォメーションシステム株式会社
        代表取締役社長
        尾﨑 勝彦 氏

    • システムコストを約20~30%削減 新たなニーズにも迅速な対応が可能に

      こうして導入されたプライベート・クラウド基盤は、2020 年8 月より本番稼働を開始。その第一弾として、包帯などの消耗品の購入に用いられる医療材料一括調達システムの移行を実施。今後も医薬品一括調達システムや人事・給与システム、資産管理システムなど、数多くの部門システムを順次集約していく予定だ。また、これに加えて、内視鏡システムなどの一部医療用システムについても、VxRail へ移行するとのこと。「本格的な導入効果が表れるのは、まだまだこれからという段階ですが、移行が完了した暁には部門サーバーの台数を大幅に削減できます。データセンターのファシリティコストなども減らせますので、20~30%のコスト削減を見込んでいます」と尾﨑 氏は語る。

      さらに、もう一つ見逃せないのが、新たな業務ニーズによりスピーディに対応できるようになった点だ。「以前のように個別の物理環境でシステムを構築していたのでは、サーバーの調達だけで1 か月以上掛かってしまいます。その点、プライベート・クラウド基盤を利用すれば、この期間を丸ごと短縮することができます。現場のユーザーニーズにタイムリーに応えていくという面でも、新たな環境を構築した意義は大きい」と尾﨑 氏は力強く語る。

      VxRail の様々な機能も、業務効率化や最適なインフラの実現に大きく貢献している。今回はオールフラッシュモデルの「Dell EMC VxRail E560F」×4 ノードを採用しているため、各種の業務ソフトウェアを快適に動作させることが可能。「特に医療材料/医薬品一括調達システムは、各病院で必要となる医療材料/医薬品を職員が毎朝一斉に入力を行い、夕方には各病院に納品される仕組みになりますので、ストレスなく・遅延なく・トラブルなく利用できることが非常に重要です」と尾﨑 氏。また、オールフラッシュモデルでは、圧縮・重複排除機能も利用できるため、今後システムやデータが増加していった際にも有効にリソースを活用することができる。

      同社では、プライベート・クラウド基盤のメリットを早期に発揮させるべく、各部門システム群の移行を急ぐ構えだ。さらに将来的には、マルチクラウドの活用も見据えている。「プライベート/パブリックの別を問わず、それぞれの要件に合った環境に自由にシステムを配置できるような姿を目指していきたい。Dell Technologies にも、その実現に向けた提案を期待しています」と尾﨑 氏は展望を述べた。

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      お客様名 : 徳洲会インフォメーションシステム株式会社

      業種 : 医療

      場所 : 日本/大阪