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    お客様の事例

    株式会社NTTドコモ

    • 5G時代を見据えたクラウド基盤をVMware Cloud Foundation on VxRailで構築 オペレーションの「ゼロタッチ」化を推進

      大手移動体通信事業者のNTTドコモでは、「ドコモオープンイノベーションクラウド®」などのサービスを支える新たなクラウド基盤を構築した。その中核には「VMware Cloud Foundation on VxRail」を採用し、高い性能・信頼性と柔軟なスケーラビリティを確保。また、同社が進める運用管理の「ゼロタッチオペレーション」化にも活用していく考えだ。

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    • ビジネス課題

      日本を代表する移動体通信キャリアとして、多彩なICTサービスを展開するNTTドコモ。2020年5月には、5G時代を見据えた新サービス「ドコモオープンイノベーションクラウド®」の提供も開始している。ただし、ここで課題となったのが、そのサービス基盤をいかにして実現するかという点だ。サービスインまでの期間は限られており、従来型の構築手法で対応するのは困難が予想された。また、これと同時に、社内で稼働する様々なサービス基盤を統合し、より柔軟で俊敏なインフラを作り上げることも大きな課題となっていた。そこで同社では、今後のビジネスを支える新たなクラウド基盤の導入に着手した。

    • 導入効果

      • 5G時代の新たなビジネスを担うクラウド基盤を確立
      • 優れた運用管理性により運用のゼロタッチオペレーションの実現が視野に
      • 機器納入からサービスインまでの期間を1/2以下に短縮
      • Secure Remote Supportの活用で迅速な障害対応を実現
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    • 「法人向けの5Gビジネスを加速していく上では、高い信頼性・柔軟性と俊敏さを兼ね備えたインフラが欠かせません。今回VCF on VxRailを導入したことで、ドコモオープンイノベーションクラウド®をはじめとするサービスを迅速に展開できるクラウド基盤を確立できました」

      株式会社NTTドコモ, サービスデザイン部 基盤方式 担当部長, 飯田和則氏
      • 装飾

        株式会社NTTドコモ
        サービスデザイン部
        基盤方式
        担当部長
        飯田 和則 氏

      • 装飾

        株式会社NTTドコモ
        サービスデザイン部
        システム担当
        担当課長
        川﨑 聖也 氏

      • 装飾

        株式会社NTTドコモ
        サービスデザイン部
        システム担当
        山際 正信 氏

      • 装飾

        株式会社NTTドコモ
        サービスデザイン部
        システム担当
        山田 古都子 氏

    • ブランドスローガン「いつか、あたりまえになることを。」の下、新しいコミュニケーション文化の世界の創造に向けて、多面的な活動を展開するNTTドコモ。5G時代を見据えた取り組みも意欲的に推進している。

      今回同社では、「ドコモオープンイノベーションクラウド®」などのサービスを支える新クラウド基盤の一部を「VMware Cloud Foundation on VxRail」(以下、VCF on VxRail)で構築。キャリアサービスに欠かせない高い性能・信頼性・拡張性を確保すると同時に、同社が目指す運用管理の「ゼロタッチオペレーション化」にもVCF on VxRailが大きく寄与している。

    • 5G時代の新たなビジネスを創造するドコモオープンイノベーションクラウド®

      携帯電話や光ブロードバンドサービスなどの通信事業に加えて、動画/音楽配信や電子書籍、金融・決済、ショッピングサービスなどのスマートライフ事業も展開するNTTドコモ。その同社が力を入れて取り組んでいるのが、次世代移動体通信規格「5G」を用いた新サービスだ。サービスデザイン部 基盤方式担当部長 飯田 和則 氏は「個人のお客様向けサービスはもちろんですが、今後の5Gビジネスにおいては、法人向けのソリューションをいかに強化・拡充していくかが重要なポイントとなります。キャリアならではの品質を追求すると同時に、パートナー企業の方々とも共に力を合わせて、新たな世界を切り拓いていきたい」と語る。

      2020年5月より提供を開始した「ドコモオープンイノベーションクラウド®」も、そうしたソリューションの一つである。サービスデザイン部 システム担当 山田 古都子 氏は「ドコモオープンイノベーションクラウド®は、低遅延、高セキュリティなど『MEC(Multi-access Edge Computing)』の特長を備えた法人向けクラウドサービスです。クラウド基盤はドコモ網内に設置されますので、閉域網による低遅延で安全な通信が行えます。このため機密性の高いデータを取り扱うような用途にも、安心してご活用頂けます」と説明する。同社ではこのメリットを活かし、動画配信や画像認識・顔認証、遠隔操作、ゲーム、AR/VR、介護・医療など、低遅延・高セキュリティが求められるサービスに最適な環境を提供。パートナー企業様と新たなビジネスの創出をしっかりと後押ししていく考えだ。

    • 「サービスインまでの期間を従来の1/2以下に短縮するなど、 VCF on VxRailは期待通りの成果を発揮してくれています。ソフトウェアとハードウェアの管理が一元化されたことで、当社が推進する「ゼロタッチオペレーション」の取り組みにも大きな弾みが付くことと期待しています」

      株式会社NTTドコモ, サービスデザイン部 システム担当 担当課長, 川﨑 聖也 氏
    • 高い信頼性を備えたサービス基盤を短期間で構築することが課題に

      ただし、ドコモオープンイノベーションクラウド®のサービスを開始するまでには、様々な課題にも直面したとのこと。飯田 氏は「最大の問題は構築期間です。このような大規模サービス基盤を構築する場合、従来は1~2年程度の期間を掛けていました。しかし今回は、5Gのプレサービス開始までに環境を用意する必要があったため、数ヶ月の期間で構築を行わなくてはなりませんでした」と振り返る。5G時代に向けた新サービスの基盤を数ヶ月で構築するだけでも大変な難題だが、加えて今回の基盤にはもう一つ大きな役割が課せられた。「社内には、これまで当社が提供してきたサービス向けの基盤が他にもいくつか存在します。せっかく新しい基盤を作るのなら、こうしたサイロ化した基盤も統合してより一層のコスト削減効果を狙いたい。さらには、今後、間違いなく増える新規ビジネスを担うアプリケーションを稼働させる標準アーキテクチャとなる環境を作りたいと考えました」と飯田 氏は続ける。

      このような状況を背景に、新たなクラウド基盤の構築に着手。そこでまず目を付けたのが、VMwareのハイブリッドクラウド基盤製品「VMware Cloud FoundationTM(以下、VCF)」だ。ここでは「VMware vSphere®」「VMware vSANTM」「VMware NSX® Data Center」などの主要コンポーネントに加えて、各製品のライフサイクルを統合管理する「VMware Cloud FoundationTM SDDC ManagerTM」も一体で提供。ゼロから自前で環境を作り上げていくよりも、遥かに短期間で高品質なインフラを構築できる。さらに、導入後の運用管理についても、大幅な自動化・効率化を図ることが可能だ。

      「お客様に最適なサービスを提供するためには、常に最新のパッチなどを適用して環境をアップデートする必要があります。とはいえ、そこに多くの時間や工数を取られてしまうと、より付加価値の高い業務に力を注げなくなってしまいます。そこで当社では、こうした事態に陥らないよう運用管理の『ゼロタッチオペレーション』化を進めています」と語るのは、サービスデザイン部 システム担当 担当課長 川﨑 聖也 氏。VCFは、このゼロタッチオペレーション化を実現する立役者としても、大きな期待が掛けられたのだ。

    • 「各種インフラ製品のマイグレーション作業を個別に行なわずとも済むようになったことは大きなメリット。ハードウェア/ソフトウェアのバージョンアップ作業なども、手間を掛けることなく行えます」

      株式会社NTTドコモ, サービスデザイン部 システム担当, 山際正信氏
    • VCF on VxRailを新たに採用しインフラ全体の統合管理を実現

      これに引き続いて同社では、VCFを動かすためのハードウェア製品を検討。その結果新たに導入されたのが、VCFとデル・テクノロジーズのハイパーコンバージド・インフラストラクチャ(以下、HCI)製品「Dell EMC VxRail」(以下、VxRai)を組み合わせた「VCF on VxRail」である。サービスデザイン部 システム担当 山際 正信 氏は、VCF on VxRailを採用した理由を「これまで抱えていた課題の一つに、サーバー/ストレージ/スイッチなどの各ファームウェアの互換性維持とバージョンアップ作業が非常に大変という点があります。ハードウェアの台数も多いだけに、ともするとずっとバージョンアップ作業に追われることにもなりかねません。そこで今回は、インフラのシンプル化を図れるHCIを選びたいと考え、VCFとの親和性が最も高かったVCF on VxRailの採用を決めました」と説明する。

      VCF自体は、もちろん他社HCI上で稼働させることも可能である。しかし、この場合は、ハードウェアと仮想環境の管理がそれぞれ別々になってしまう。その点、VCF on VxRailは、前述のSDDC ManagerとVxRailの管理ツールである「VxRail Manager」を連携させ、インフラ環境全体を一括で管理することができる。「運用管理に掛かる稼働をとにかく減らしたいという思いがありますので、ソフトウェアとハードウェアを個別に管理しなくて済むのは非常に魅力的でした」と川﨑 氏。また、飯田 氏も「キャリアのサービスには高い信頼性・安定性が求められるため、従来は各種のインフラ製品をそれぞれ吟味して環境を構築してきました。しかし、こうしたやり方では、もはや今後の環境変化に素早く追随できない。今回、大規模な新サービス基盤をこれだけの短期間で導入できたVCF on VxRailの採用は、我々にとっても大きな変換点となりました。また、当社が目指すゼロタッチオペレーションを実現するという視点からみても、唯一の選択肢だったと思います。」と続ける。

    • 「ドコモオープンイノベーションクラウド® は、低遅延・高セキュリティなどMECの特長を数多く備えています。お客様の5Gビジネスを支えるプラットフォームとして、ぜひ広くご活用頂きたいですね」

      株式会社NTTドコモ, サービスデザイン部 システム担当, 山田古都子氏
    • サービスインまでの期間を1/2以下に短縮 アップデート作業の手間も大幅に軽減

      こうして導入されたVCF on VxRailは、早速大きなメリットを発揮。機器が納入されてから、わずか約8か月でドコモオープンイノベーションクラウド®向けのサービス基盤を本稼働させることに成功している。「従来型の手法だと、おそらく1年半程度は掛かったはずですので、サービスインまでのリードタイムをトータルで1/2以下に短縮できました。この期間にはお客様向けポータル画面の開発なども含まれていますので、VCF on VxRail廻りの作業だけでいえば、約1ヶ月程度しか掛かっていません。おかげで5Gプレサービスにも間に合わせることができました」と川﨑 氏は力強く語る。

      同社が目指すゼロタッチオペレーション化にも、大きく寄与すると期待されている。「個別製品の組み合わせで環境を構築した場合には、それぞれのバージョンの組み合わせで問題が発生しないかなど、様々な確認作業に1ヶ月程度の期間が必要でした。しかしVCF on VxRailは、ハードウェアも含めたすべてのコンポーネントが検証済みの状態で提供されるため、今後はこうした点に煩わされる心配がなくなります。また、実際のアップデート作業なども、ほとんど手間を掛けずに行えます。VCF+他社HCIの構成だと、とてもこうはいきませんね」と山際 氏。また山田 氏も「サービス開発を行う上で、一番足かせになりがちなのがインフラの問題です。その点、VCF on VxRailを導入したことで、新たなサービスをよりタイムリーに展開できる環境が整いました」と続ける。

      今回はオールフラッシュモデルのVxRailを採用しているため、インフラのパフォーマンスも大きく向上。また、遠隔監視・保守サービス「Secure Remote Support」を利用することで、万一障害などが発生した場合も迅速かつプロアクティブな対応が取れるようにしている。「サポートについても、VMware社を含めたデル・テクノロジーズが一丸となって主体的に動いてくれますので、安心感は非常に高い。今後は新旧のVxRailを抜き差しするだけで簡単にマイグレーションできるような環境を望みたいですね。そうすれば、従来のデータ移行を伴う『マイグレーション地獄』からも完全に解放されます」と川﨑 氏は語る。

      「当社では、今後も5G時代に向けたサービスを急ピッチで展開していきます。そのためにも、キャリアグレードの信頼性・安定性とビジネスの変化に即応できる俊敏性を兼ね備えたクラウド基盤を整備していきたい」と展望を語る飯田 氏。その取り組みを、デル・テクノロジーズもしっかりと支えていく。

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      お客様名 : 株式会社NTTドコモ

      業種 : 通信業

      場所 : 日本/東京