ハイブリッドワークに最適!どこにでも持ち歩けるスピーカーフォンとカメラでWeb会議をアップグレードしよう

テレワークとオフィスワークが融合した「ハイブリッドワーク」が広がりつつある中、Web会議の品質面における悩みが再び噴出しつつある。悩んでいる人は、デル・テクノロジーズのスピーカーフォンと高画質Webカメラをチェックしてみてほしい。

働き方改革や新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大を受けて、在宅ワークを含む「テレワーク」は一気に普及した。一方で、テレワークで全ての業務をこなせるとは限らず、IT企業も含めて「オフィスワーク」に回帰する動きも見受けられる。その結果、テレワークとオフィスワークを組み合わせた「ハイブリッドワーク」が、新しい働き方として浸透しつつある。

自宅、サテライトオフィス/シェアオフィス、専有オフィスなど、場所に縛られずに働けることがハイブリッドワークの特徴だ。そのこともあり、従来は会議室など1カ所に集まって行っていた社内外の会議の多くがインターネットを介したWeb(ビデオ)会議に置き換えられたという話もよく聞く。距離を気にせずにいろいろな場所から会議に参加できるようになったことは良いことである。

一方で、Web会議における参加者個々人の映像や音声の品質の差は、いまだに課題の1つとなりがちだ。円滑なコミュニケーションをはかる上で「音が聞こえづらい」「顔が見えづらい(暗い)」といったことは極力避けたいものである。社外との会議でこのようなことが起きてしまっては、目も当てられない。

ビジネスパーソンの「身だしなみ」として、より生産性(品質)の高いWeb会議を実現するにはどうすればいいのか――その答えの1つが、高品質な音響デバイスやWebカメラの導入だ。Web会議が広く浸透した今だからこそ、改めて考えていきたい。

どこにでも持ち歩ける「スピーカーフォン」「カメラ」がある!

先述の通り、Web会議における「音」と「映像」の品質は課題の1つだ。そのために高品質なWebカメラや音響デバイスを導入する……のは良いのだが、働く場所を問わないハイブリッドワークの時代だからこそ、高品質かつ持ち運びやすいものを選びたい。

そこで紹介したいのが、PCメーカーとして知られるデル・テクノロジーズが発売している「マルチポート アダプター付きDellスピーカーフォン MH3021P」と「Dellデジタル高解像度Webカメラ WB7022」だ。直販価格(税/送料込み)はMH3021Pが2万3760円、WB7022が3万1130円となる(2022年3月現在)。

両製品共にUSBケーブル1本でノートPCと接続すれば、すぐに使えるようになることが特徴だ。専用ソフトウェアをインストールする必要は一切なく、Web会議ツール(アプリ)の設定で使う機器を切り替えるだけで使えるようになる。小難しい接続や設定が不要なのは、大きな魅力である。

さらに、両者はバッグに入れて持ち運びやすいコンパクトさも魅力だ。まさに、ハイブリッドワーク時代にピッタリな仕上がりとなっている。この後は、個々の製品の特徴をチェックしていく。

ノイズを抑えて快適な会話! 多機能さも魅力な「MH3021P」

MH3021Pは2020年6月に発売されたUSB Type-C接続のスピーカーフォンだ。直径約120mmという円盤状の卓上型で、約214gという軽量さゆえに持ち運びもしやすい。専用ポーチも付属するので、携行する際も安心である。

スピーカーフォンというと、ケーブルの取り回しが面倒そうに思える。その点、MH3021PはUSB Type-Cケーブルが本体の底面に取り付けられているため、取り回しに関する悩みは不要だ。使わない際は、このケーブルを本体内にしまえる。

MH3021Pからケーブルを引っ張り出し、PCのUSB Type-C端子につなげれば、それだけでスピーカーフォンとして利用できるようになる。

天面のスピーカー部分には、複数のボタンが配置されている。Web会議中にスピーカーやマイクをミュートにしたい場合は本体のミュートボタンを押せばOKだ。LEDインジケーターも備えているので、ミュート中かどうかを視覚的に確認できることもありがたい。

Web会議中、突然の電話や来客で「マイクの音を切ろう……って、どこでミュートすればいいんだ?」と迷う必要もないので、それだけでもWeb会議の快適さは段違いに高まる。

マイクは360度どこからでも音を拾う「全指向性」となっており、エコーキャンセリングとノイズリダクションにも対応する。自分1人だけで使うのはもちろん、オフィスの会議室に集まった4~6人程度のチームメンバーが一緒にWeb会議に参加するようなシーンでも、机の中央にMH3021Pを設置すれば相手にクリアな声を届けられる。

ちなみに、同機は「Zoom認定」を受けている他、「Microsoft Teams」を始めとする主要なWeb会議ツールに最適化されている。会議の相手に合わせて使うWeb会議ツールを替える場合でも、快適に使えることはつけ加えておきたい。

MH3021PはUSB Type-Cハブとしても活用できる。備えるポート類は以下の通りだ。

  • USB 3.1 Gen 2 Type-A端子×2(※1)
  • HDMI 2.0出力端子(4K/60Hz対応)
  • USB 3.1 Gen 2 Type-C端子×1(USB PD電源入力/DisplayPort映像出力兼用、※1)

USB 3.1 Gen 2 Type-C端子はUSB PD(Power Delivery)対応電源のパススルー給電に対応しており、MH3021Pを介して最大90Wの給電を行えるようになっている。

最近は、USB Type-C端子しか備えないPCもある。MH3021Pを導入すれば、スピーカーフォンとUSB Type-Cハブを別々に持ち運ぶ必要もなくなり、利便性が飛躍的に高まる。日常的な便利ツールとしても役立てられるのはありがたい。

(※1)PCのUSB Type-C端子がUSB 3.0(USB 3.2/3.1 Gen 1)の場合、USB 3.0相当として動作する

とにかく鮮明に映る! 4K撮影対応のWebカメラ「WB7022」

WB7022は2021年6月に発売されたハイエンドWebカメラだ。ソニー製の高感度CMOSセンサー「STARVIS(スタービス)」を搭載し、4K(3840×2160ピクセル)/30fpsやフルHD(1920×1080ピクセル)/60fpsといった高画質動画の撮影に対応する他(※2)、Windows 10/11の生体認証「Windows Hello」に準拠する顔認証も利用できる。ユーザーが席を外したタイミングで自動ロックをかける「存在検出機能」にも対応する(※3)。

(※2)4K撮影を行う場合はUSB 3.0以上のUSB端子に接続する必要がある
(※3)存在検出機能は、一部のデル・テクノロジーズ製PCのみ利用可能

カメラ本体は筒状で、ボディーはアルミ素材を採用している。見た目は非常にスッキリとしている。カメラマウントは「Webカメラマウント」と「三脚アダプター」の2種類が付属する。いずれもカメラ本体の溝に磁力でくっつくようになっている。

PCと接続するためのケーブルは、PC側がUSB Type-A、カメラ側がUSB Type-Cのコネクターを備えている。カメラ側のコネクターはカメラに差し込むとスッポリとはまるようになっている。マウント/アダプターの取り付け溝と合わせて見ると、かなりデザインにこだわった逸品であることが良く分かる。

Webカメラマウントは、横から見るとカタカナの「ワ」の字のようになっている。最近のディスプレイやノートPCで増えている「超狭額縁」も考慮されているため、幅広いディスプレイやノートPCと組み合わせて使える。

外付けディスプレイの上部にカメラを固定する場合、ノートPCに備え付けられたWebカメラよりも自然な角度で撮影しやすい。下から顔を見上げるような構図ではなく、少しだけ上からの自然な角度でユーザーを映せるため、威圧感が抑えられ、顔の映りもすっきりとなる。

WB7022はフルHDや4Kで撮影できるため、会議の相手に“清潔感”を感じやすい映像を届けやすい。ただし、Web会議ツールによってはフルHD/4Kで映像を届けるには設定を変える必要があるので注意しよう。

さらに、WB7022で注目すべきポイントがマグネット式のレンズキャップだ。持ち運ぶ際のレンズ保護はもちろんのこと、急ぎで映像を遮断したい場合、あるいはカメラを使わない場合のシャッターとしても活用できる。

「マグネット式だとなくしそう……」という不安もつきまとうが、このレンズキャップは使わない場合はカメラ本体の後方に取り付けておける。思っている以上にカッチリと付くので、「ふたを使わないときは後ろに」をしっかりと心がければレンズキャップを無くすこともない。

「Dell Peripheral Manager」をインストールすればもっと便利に!

先述の通り、WB7022は特別なソフトウェアをインストールしなくてもすぐに使えるようになる。だが、デル・テクノロジーズの周辺機器用のユーティリティーソフト「Dell Peripheral Manager」をインストールしておくとさらに便利に使える。

Dell Peripheral Managerを使うと、WB7022において以下の機能を追加で利用できるようになる。

  • HDR(ハイダイナミックレンジ撮影)
    • 明暗差の激しい環境でもクッキリとした映像を撮影できる
  • AI自動フレーミング
    • 被写体をトラッキングして、多少移動しても常に真ん中に映るようにできる
  • 画角の変更
    • 画角を「65度」「78度」「90度」から選択可能
  • デジタルズーム(最大5倍)
  • 「フレームレート重視」「露出重視」の切り替え

これらの機能の設定は「プリセット」として保存しておくこともできる。使う場所に合わせて幾つかプリセットを作っておくと、より快適に利用できる。

デル・テクノロジーズの周辺機器と組み合わせるとさらに便利に!

このように、MH3021PやWB7022を使うと、いつでもどこでもより品質の高いWeb会議を実現できる。「これまでのWeb会議の品質は何だったのか……」と驚くに違いない。「今のWeb会議、ちょっとなぁ……」と悩んでいる人は、ぜひチェックしてみてほしい。

デル・テクノロジーズでは、MH3021PやWB7022の他にもPC用の周辺機器を多数取りそろえている。

例えば「Dell USB-C モバイル アダプター DA310」は、手のひらに載るコンパクトサイズながら、USB 3.1 Type-A端子×2、DisplayPort出力端子、HDMI 2.0出力端子、有線LAN(1000BASE-T)端子を備える。Windows PCはもちろん、Mac(macOS)、Chromebook/Chromebox(Chrome OS)やLinuxなどでも利用できて便利だ。他にも、キーボード、マウス、ドッキングステーション、外付けディスプレイ……など、メーカーを問わず便利に使えるアイテムを多数そろえている。

デル・テクノロジーズのPC周辺機器の魅力は、シンプルで洗練された製品デザインと、余計なものを省いたゆえの使い勝手の良さにある。日本国内のサポート体制も充実しているため、導入に際しての安心感も大きい。ハイブリッドワークに必要な機材を見直す際には、まずデル・テクノロジーズのものを検討すると良いだろう。

この記事は ITmedia PC USER (https://www.itmedia.co.jp/pcuser/)に2022年3月に掲載されたコンテンツを転載したものです。
https://www.itmedia.co.jp/pcuser/articles/2203/15/news002.html

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