最新の「Dell PowerFlex 4.0」が、IT環境の統合を簡素化

「Dell PowerFlex 4.0」の最新リリースが、お客様の統合とモダナイゼーション(最新鋭化)への取り組みを促進

本文章は、2022年8月16日に公開されたブログの抄訳版です。

ブログ原稿 https://www.dell.com/en-us/blog/consolidation-simplified-with-the-new-powerflex-4-0/

筆者Nancy Hurley

「Dell PowerFlex」は、ITエコシステムの柔軟性を最大限に高める、制約のないソフトウェア デファインド インフラストラクチャーです。お客様のモダナイゼーション(最新鋭化)と統合への取り組みを促進し、ワークロードの最適な実行を実現するとともに、ビジネスの俊敏性を高める広範な自動化機能を提供します。

2022年8月のソフトウェア リリースでは、「PowerFlex」の統合ユースケースを拡張し、統合管理ツール「PowerFlex Manager」の新機能、「PowerFlexファイル サービス」、ホスト接続用のNVMe/TCPプロトコルのサポートなど、数々の機能を提供します。今回の「PowerFlex」の最新アップデートをお届けできることを嬉しく思います。

制約のない統合とモダナイゼーション(最新鋭化)

最新の「PowerFlex」は、お客様のIT環境のモダナイゼーションへの行程を支える強固な基盤を提供します。複数のオペレーティング システム(OS)、ハイパーバイザー、コンテナ管理プラットフォームをサポートすることで、共通のインフラストラクチャー展開で異種オペレーティング プラットフォームをサポートします。さらに、多様なKubernetesおよびハイパースケーラー プラットフォームをサポートするだけでなく、ベアメタル アーキテクチャーや仮想化アーキテクチャーも活用する高い柔軟性を備えています。今回、仮想環境のAmazon EKS Anywhereに加え、ベアメタルのAmazon EKS Anywhereもサポートするようになりました。

また、「PowerFlex 4.0」では、既存のブロック ストレージ サービスを補完する新しいファイル サービスの導入など、お客様向けの基本的なモダナイゼーション機能も進化しています。このような諸機能の追加により、ファイルおよびブロック ワークロード統合のユースケースが広がるだけでなく、運用環境を簡素化しながら、統合の効率を高めることが可能になります。

「PowerFlex」は、常に先端技術の最前線に立ち続けています。「PowerFlex 4.0」では、「PowerFlex」のホスト接続を拡張する標準ベースのプロトコルNVMe/TCPのサポートが追加され、よりいっそうの進化を遂げました。これにより、お客様は、次世代の標準ベースのストレージ接続を利用できるようになります。

 

自動化による俊敏性の向上

IT環境が成長し複雑さを増していくのに伴い、インフラストラクチャーとアプリケーション ワークフローを簡素化するための標準化および自動化が必要になります。「PowerFlex」は、インテリジェントでソフトウェア主導型の自動化によって、運用を合理化しながら俊敏性の向上を実現できるように設計されています。今回の最新リリースでは、統合管理ツールの「PowerFlex Manager」が、ライフサイクル管理とIT運用に必要な統合ツール群およびユーザー インターフェイスとともに、幅広いファイル/ブロック ストレージ サービス全体を通じたストレージ管理機能を提供するようになりました。また、単一のユーザー インターフェイス内で高度な自動化を実現することで、IT運用とライフサイクル管理タスクがさらに簡素化され、管理オーバーヘッドを軽減します。

 

さらに、「Dell Container Storage Modules(CSM)」および「Dell Container Storage Interfaces(CSI)」ドライバー、「PowerFlex REST API」、「PowerFlex Ansible」モジュールなどのすぐに使い始められる豊富なツールセットが、DevOpsの生産性とITの俊敏性を高めます。このような簡素化というテーマに沿った「CloudIQ」のインテリジェントなインサイトとの統合により、シームレスなクラウド ベースのAIOpsメカニズムを提供することで、複数の場所に分散している「PowerFlex」環境のモニタリングを容易にします。

より良い成果を生む

「PowerFlex」は、さまざまな業界標準およびソフトウェア駆動型インフラストラクチャーの最適化を最大活用できるようにゼロから設計、構築されています。今回の最新リリースには、上記で説明した数々の新機能が実装されていますが、引き続き「PowerFlex」は、そのコアコンピタンスをさらに進化していきます。

「PowerFlex」のアーキテクチャーは、多くのノードにわたってリソースを集約しながら、データ パスおよびデータ配置を最適化して最高のアウトプットを実現することで、I/Oおよびスループット集約型のワークロードに卓越したパフォーマンスを提供します。「PowerFlex」で実行する基幹アプリケーションは、サブミリ秒のレイテンシーで数百万のIOPを実現しながら、数千のノードに合わせてリニアにパフォーマンスをスケールアップし、本番環境のワークロードで99.9999%の可用性を実現します。また、ソフトウェア主導型のアプローチによって、お客様はインフラストラクチャーを迅速かつ柔軟に拡張してリソースのボトルネックを解消するとともに、リソース プールを再構築および再構成して、変化する季節的要件や長期的要件に対応することが可能になります。

PowerFlex」によって、かつてないレベルの統合を実現

「PowerFlex 4.0」で追加された数々の新機能は、モダナイゼーションへの行程で、さまざまなフェーズにあるお客様に必要不可欠な機能を提供します。これによって、「PowerFlex」ソフトウェア デファインド インフラストラクチャー プラットフォームの価値がこれまで以上に高まり、お客様がそれぞれの要件に合わせてIT環境の進化とモダナイゼーションを進め、ビジネスを推進する目標を達成することを支援します。

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