デル、「Dell Data Protection | Secure Lifecycle」を発表

2016年11月28日

デル株式会社

 

デル、「Dell Data Protection | Secure Lifecycle」を発表

~ライフサイクル全体にわたる次世代のデータ保護を実現~

 

  •   重要なビジネス文書の安全確保とデバイス間で共有されるデータの保護を提供
  •   データ漏洩防止、デジタル著作権管理、ファイルアクセス監視の権限管理をIT管理者に提供
  •   きめ細かなポリシー管理により企業データへのアクセス場所と方法に関する可視性を強化

 

*米国時間2016年11月15日に発表されたグローバルリリースの抄訳版です。

デル株式会社(本社:神奈川県川崎市、代表取締役社長:平手智行、以下デル、URL:http://www.dell.co.jp/ )は、場所を問わずにビジネスデータを保護する次世代のデータ保護ソリューション「Dell Data Protection | Secure Lifecycle」を発表しました。新たに「Dell Data Security」ソリューション・ポートフォリオに追加された本ソリューションは、ネットワーク内外において保存、移動、使用する重要なビジネスデータを全てのライフサイクルのあらゆる段階において保護します。また、アクセス権限をきめ細かく定義できるため、IT管理者は個々のファイルのアクセス権限を必要なユーザーにのみ付与することができます。

「Dell Data Protection | Secure Lifecycle」は、データ暗号化、ファイルアクセス監視、DLP(データ漏洩防止)、DRM(デジタル著作権管理)といった複数の機能を統合することで、単一コンソールでのデータ保護を実現します。既存のソリューションは、データのセキュリティ要素のみを対象としており、企業・組織の環境の外にあるデータを保護することができません。その最も重要な機能のひとつとして、データがどこに移動されても所在を把握することができる可視化を提供します。これは、あらゆるデバイス、OS、さらにUSBメモリーのような外部ストレージや主要なパブリッククラウド・サービスなどをカバーし、iOS、Android搭載スマートフォン/タブレットに保管されたファイルをセキュアなファイル・コンテナによって包括的に保護します。

デルのエンドポイント・データ・セキュリティおよびマネージメント担当バイスプレジデントであるブレット・ハンセン(Brett Hansen)は、次のように述べています。「現代の業務環境では、データがユーザーとデバイスの間を行き交っています。こうしたデータを保護し、暗号化することは、保存時だけでなく移動中や使用中においても、データの完全性と管理性を維持する上で不可欠となっています。『Dell Data Protection | Secure Lifecycle』は、データをライフサイクルのすべての段階にわたって保護し、企業・組織がモバイルワークフォースを安全に推進する上で求められる可視性と信頼性を提供します。」

今日の企業・組織の多くは、堅牢なサイバーセキュリティ・プログラムの重要性を認識しています。しかし、大分部は部外者が社内のデータにアクセスする頻度やアクセス元、自社のポリシーによる生産性の抑制、潜在的脅威のリスクを把握することに苦闘しています。平均的な企業のネットワークには、毎週89社ものサードパーティ・ベンダーがアクセスしており、これらの外部アクセスが適切に保護されていないデータをリスクに晒しています。[1] さらに、デルが最近実施したデータセキュリティに関する調査であるDell Data Security Surveyによると、中規模企業の80%が一般のパブリッククラウド・プラットフォームにファイルをアップロードすることに懸念を抱いています。

[1] ベンダー脆弱性: サードパーティ・サプライヤーによるセキュリティリスクの回避方法、Bomger社、2016年

「Dell Data Protection | Secure Lifecycle」は、今日の職場環境の実情に対応する高水準の暗号化による、以下の機能を提供します。

  • 完全な可視性: 企業・組織は、重要なビジネス情報がどこでどのように使用され、漏洩、または消失しているかを把握することができます。IT部門は、不正な挙動が生じた際にレポートや高度なメタデータにアクセスし、より正確に挙動の原因を特定することができます。コンソールでは、疑わしい不正行為者に共有されていた他のファイルや、どの従業員に共有されていたかが可視化されるため、潜在的なセキュリティ侵害の解明時間が短縮されます。
  • きめ細かなポリシー管理: 包括的なデジタル著作権機能を通じ、IT部門はデータをこれまでより細かく管理できるようになるため、文書の閲覧をより高度に制御でき、さらに同じ文書の閲覧権限をユーザーごとに個別設定をすることも可能になります。これによって、組織はデータの閲覧、編集、印刷、共有が可能なユーザーを正確に管理できるほか、データの閲覧が許可されている場合に閲覧制限や有効期限を設定することができます。また、ユーザー権限の取り消し機能により、指定した人物の特定ファイルを開封する権利を即時失効することが可能です。
  • Microsoft Officeファイルの保護: 透明性の高い暗号化ポリシーにより、PC、スマートフォン、タブレットなどのデバイス間で移動するデータを保護します。また、BoxやDropboxといった一般的なコラボレーション・ツール間での共用データの安全が確保されます。さらに、Word、Excel、PowerPointファイルの移動中もしくは使用中も完全に暗号化されるため、企業は最も重要なデータセキュリティを継続的に確保することができます。
  • デバイスでの容易な管理: 本ソリューションでは、従業員がアプリストアから安全なモバイル保護アプリをダウンロードできるため、IT部門の管理容易性が向上します。さらに、OfficeプラグインがMicrosoft Office 2010、およびそれ以降のバージョンとシームレスに連動するため、組織外の同僚とのコラボレーション作業が改善されます。

提供開始時期

「Dell Data Protection | Secure Lifecycle」は、日本、米国をはじめとした数カ国で、2016年12月1日より順次提供される予定です。詳細については、こちらをご覧ください。

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■DELL ロゴは、米国 Dell Inc. の商標または登録商標です。

■その他の社名および製品名は、各社の商標または登録商標です。

■記載内容は、2016年11月28日時点のものです。

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