デル・テクノロジーズの製品・サービスを導入し、 アニメーション制作のボンズがIT基盤を刷新

2021年7⽉1⽇
デル・テクノロジーズ株式会社

デル・テクノロジーズの製品・サービスを導入し、
アニメーション制作のボンズがIT基盤を刷新

●データ処理業務の効率性が20%~30%アップ
●IT基盤全体をデル・テクノロジーズの製品および
ソリューションで統一したことで負担の少ない運用管理を実現

デル・テクノロジーズ株式会社(本社:神奈川県川崎市、代表取締役社長:大塚 俊彦、以下、デル・テクノロジーズ URL:https://www.delltechnologies.com/ja-jp/index.htm)は、アニメーションのプロダクションとしてテレビ・劇場・配信用を中心に数多くの作品を手掛ける株式会社ボンズ(以下、ボンズ)が、デルの PC、ワークステーション、サーバーおよびネットワーク環境にデル・テクノロジーズの製品を採用し、同社のIT基盤を刷新したことを発表しました。

ボンズは1998年の創立から20年以上にわたり、業界の中心的なプレイヤーとして活躍し続けているアニメーション制作プロダクションです。2000年から20年間で手掛けたテレビシリーズだけで55 本、劇場用アニメーション映画で17本に上り、代表作としては2009年から2010年にかけてテレビで放送され、人気を博した「鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST」や、近年も2021年3月から5期目のテレビ放映がスタートした「僕のヒーローアカデミア」をはじめ、2021年4月にテレビ放送が始まった「ゴジラS.P <シンギュラポイント>」、さらには、オリジナル劇場用アニメーション映画「EUREKA/交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション」など人気作・話題作を提供し続けています。

アニメーション制作の現場では、制作プロセスのデジタル化が進み、CG を扱うケースも増えています。これによりボンズのクリエイターが扱うデータ量は増加の一途をたどり、業務端末はもとより、ストレージ、サーバー、ネットワークなどIT基盤全体のデータ処理性能とキャパシティの向上が求められています。一方で、ITに対する投資も限られているため、3年および4年先にIT基盤にどの程度の性能・キャパシティが求められるかを見定めながら、実効性が高くバランスのとれた投資を行っていくことが課題でした。

こうした課題を抱える中、ボンズでは社内のPC・ワークステーションなどのリース切れのタイミング、人員の増強、そして部署の本社内から新たな拠点への移転などを機に、PC、ワークステーションを含め、サーバー、ストレージ、スイッチなどIT基盤の刷新が必要になりました。ボンズでは以前からデル・テクノロジーズのPC・ワークステーション100台強を導入し、4年にわたる運用の間、故障対応を求めたケースはわずかに10数件で、機器トラブルはゼロに近かったという製品への信頼性や、職務によって異なる多様なニーズを満たす製品の選択肢の広さなどからデル・テクノロジーズ製品への評価が高く、サーバーも「Dell EMC PowerEdge」を採用するなど、業務端末からサーバーまでをデル・テクノロジーズの製品で統一し、IT基盤の運用管理負荷を大きく引き下げることに成功しています。こうした製品への信頼の高さから、ボンズは2020年にIT基盤を全てデル・テクノロジーズの製品で統一することを決定しました。

刷新されたIT基盤のうち、PC・ワークステーションは撮影部の業務とレンダリング用に使うワークステーションが「Dell Precision 3630 Tower」へと切り替えられたほか、色彩・美術・設定などの業務用および経営・事務用に「OptiPlex 5070」が採用され、プロデューサーや制作部のデスクワーク用に「Dell Latitude 7400 2-in-1」「Dell Latitude 3500」を導入しました。業務端末の刷新と併せてサーバー環境も刷新され、従来のサーバー群を「Dell EMC PowerEdge R640」「Dell EMC PowerEdge R340」に切り替え、共有ストレージとして「Dell EMC PowerVault ME4」を導入しました。さらに、撮影部の拠点と本社と結ぶネットワークの性能向上と冗長化を目的に「Dell EMC PowerSwitch」を導入しました。

IT基盤の刷新により、業務端末では、レンダリングなどのデータ処理において20%~30%の作業効率化向上を実現しています。これにより、クリエイターたちはより豊かな映像表現に業務時間を費やすことが可能になりました。「Dell EMC PowerEdge」の新機種や「Dell EMC PowerVault ME4」の導入でサーバー、ストレージの運用管理もさらに効率化されました。

今後のボンズのIT基盤の運用に向け、株式会社ボンズ 撮影部 兼 作画部分室 部長 武井良幸氏は次のように述べています。「クリエイターたちのこれからの働き方を考えたとき、リモートワークをどう実現するかが大きなテーマになるはずで、その実現のカギはクラウドサービスの有効活用にあると見ています。そのためには、クラウドサービスと社内のIT基盤との間で大量のデータをいかにセキュアに、かつ高速にやり取りするかなど、考えるべきことはさまざまにあります。今後もデルの協力を仰ぎながら、当社のIT基盤をどう発展させ、最適化していくかを模索していくつもりです」

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■デル・テクノロジーズについて
デル・テクノロジーズ(NYSE:DELL)は、企業や人々がデジタルの未来を築き、仕事や生活の仕方を変革することを支援します。同社は、データ時代における業界で最も包括的かつ革新的なテクノロジーとサービスのポートフォリオをお客様に提供しています。

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記載内容は、2021年7月1日時点のものです。

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