デルではサプライヤーもダイバーシティ(多様性)

デル社は、この度、「The Women’s Business Enterprise National Council (略称:WBENC)」
という団体から表彰されました。この表彰は、米国において、デル社が女性の所有・経営する企業または事業と、
数多く取引していることが評価された結果です。

WBENCは、1997年に設立された団体で、米国の企業または事業が確実に女性によって所有・経営されている
ことを証明する、米国では最大の第三者認定機関です。このWBENCが積極的に提唱しているのが、
米国企業が女性が所有・経営する企業との間で取引をすることです。WBENCは、それに貢献した企業を表彰する
米国で唯一の団体です。デル社は、2008年度に続き、2009年度も、米国における女性が所有・経営する
企業または事業のためのトップ企業(America’s Top Corporation for Women’s Business Enterprises for 2009)
に選ばれました。


ここで興味深いのが「サプライヤー・ダイバーシティ」という考え方です。日本でも外資系企業を中心に
「ダイバーシティ」、すなわち人材の多様性が良く言われていますが、これを日々一緒にビジネスをする
サプライヤーの企業の皆様にも適用するという考え方はあまり知られていない考え方です。

もともと企業で人材の多様性が推進されたのは、「多様であることが企業の売り上げや発展に貢献し、
その結果として競争力の源となる」という考え方に基づいています。デル株式会社も、日本において、
多様性に富んだ採用や人材活用に力を入れています。


サプライヤー・ダイバーシティは、そこからさらに一歩進んで、一企業という枠を超えて社会の発展にもつながる
といえるのではないでしょうか。少し大げさかもしれませんが、毎日の取引が社会の発展に何らかの貢献をしていると思うと、
サプライヤーの企業の皆さんとお会いする時に、また違った気持ちがしてきます。


ちなみに、デル社では、米国のプログラムとして、女性が所有・経営する企業または事業に対してデル社の
エグゼクティブがメンターとなり、経営やデルおよび他社との取引に関するアドバイスを行っています。
これをきっかけにさらに活躍する女性が誕生することを期待しています。

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