次世代のワークロードには次世代のストレージが不可欠

デル・テクノロジーズが、新しいオールフラッシュ ノード「Dell PowerScale F210」と「F710」を発表 - AI対応データ プラットフォームで、AIのイノベーションを加速

ブログ原稿 https://www.dell.com/en-us/blog/next-gen-workloads-require-next-gen-storage/
筆者: Chris Mount| 2024年2月20日

デル・テクノロジーズは、昨年12月にAIに対するビジョンの一環として、AIに最適化したインフラストラクチャーを提供するために、エキサイティングなストレージの先進機能の開発に取り組んでいることを発表しました。そして、この約束を果たし、オールフラッシュ製品のラインアップに「Dell PowerScale F210」と「F710」という新たな2つのノードを加えたことをご報告します。

「PowerScale」の今回のリリースは、クラス最高の「Dell PowerEdge」サーバーを活用して、最新世代のハイパフォーマンス ファイル ストレージ システムを提供するもので、最も計算負荷の高いワークロードに対応します。最新の「OneFSソフトウェア」と統合され、完全なAI対応データ プラットフォームとして、比類ないパフォーマンスと拡張性、卓越した効率、米連邦政府グレードのセキュリティー、マルチクラウドの俊敏性のすべてを兼ね備えています。

最新のオールフラッシュ ノード:「PowerScale F210」と「F710」

次世代のワークロードがもたらす膨大なデータ量により、これまで以上に高速でコスト効率の高いソリューションが必要とされています。Dell Technologiesは「PowerScale」において、8年連続でGartner® Magic Quadrant™ for Distributed File Systems and Object Storageのリーダーの1社に位置付けられています。この実績ある機能をベースに、F210とF710ではパフォーマンスと効率の向上を実現しています。「F210」は、パフォーマンスが必要だが容量要件が小さい環境に最適なプラットフォームを提供し、「F710」は、1RUでハイパフォーマンスと優れた容量の最適なバランスを実現します。

「PowerScale」 - 世界で最も柔軟(*1)かつ安全(*2)で効率的(*3)なファイル ストレージ……絶え間ない進化

比類なきパフォーマンス
前世代と比較して、昨年リリースしたOneFS 9.7と合わせ、ストリーミング読み取りで2倍の高速化を実現します。これによって、AIモデル トレーニングと微調整のためのGPUへのフィードが、飛躍的に加速されます。同様に、最大2倍に向上したストリーミング書き込みによって、AIパイプラインのモデル チェックポイント フェーズを最適化することが可能になります。さらに、「PowerScale」は、この1年間にわたるソフトウェアとハードウェアのアップグレードにより、高頻度取引(HFT)や電子設計自動化(EDA)といった遅延の影響を受けやすく、高い同時性が求められるワークロードで、最大2.6倍のパフォーマンス向上を実現し、ターンアラウンド タイムの高速化とテープアウト遅延のリスク軽減を実現します。

効率の向上
デル・テクノロジーズは、お客様のTCO(総所有コスト)の最適化においても、大きな進歩を遂げました。最新プラットフォームは、「Smart Flow」シャーシを活用してエアフローを最適化し、必要な場所へ最適な量の空気を送ることで、エネルギー効率の向上を実現します。このような継続的なイノベーションによって、デル・テクノロジーズはわずか1年の間に、ワットあたり最大90%のパフォーマンス向上を実現できました。

「F710」は、前世代ノードの容量と密度を基盤にしており、1U構成で最大10ドライブを実装可能で、「F600」との比較で25%のノード密度の向上になります。同様に、「F200」の2倍の容量を提供する15TB QLCドライブによって、「F210」のフォームフィット構成のストレージ利用率向上を実現しています。

「デル・テクノロジーズとのコラボレーションは、当社にとって迅速なイノベーションを意味しています。今回の新しい『PowerScale F710』は、私たちの期待を上回り、EDAワークロードのパフォーマンスを25%以上も強化しながら、データセンターの持続可能性を高めてくれました」。
– Alan Davidson氏/CIO(最高情報責任者)、Broadcom社

「PowerScale」 - デル・テクノロジーズが提供するAI対応データ プラットフォーム
私たちは、「PowerScale OneFS」ソフトウェアとプラットフォームの機能強化を実現したチームを大きな誇りに感じているとともに、お客様が今回のリリースを活用して、AIのイノベーションをスピードアップすることを楽しみにしています。「F210」と「F710」は、「PowerScale」のNVMeオールフラッシュ ラインアップをGPU Directで拡張し、非侵害的なスケーリング、マルチテナント環境、マルチプロトコル サポートによるユニバーサル データ アクセス、米連邦政府グレードのセキュリティー、柔軟なパブリック クラウドとのシームレスな相互運用性といった数々の組み込み機能を備えています。これにより、高速ストレージを根本から変革しながら、AIおよび生成AIなど最も高い要件が求められるファイル ワークロードをサポートします。

デル・テクノロジーズは、今回発表した最新の「PowerScale」オールフラッシュ ノードによって、お客様のデータが持つパワーを最大限に引き出すとともに、AIイノベーションへの歩みを加速させます。デル・テクノロジーズの最新世代ノードに関する詳細は、こちらのスペックシートおよび「PowerScale」のWebページでご覧いただけます。

デル・テクノロジーズのフルスタック ポートフォリオ - 「Dell Validated Design Solutions for AI」
デル・テクノロジーズは、クラウドからクライアント デバイスまで、単一のベンダーによる世界で最も幅広い生成AIインフラストラクチャー ポートフォリオの一部として、お客様が有しているあらゆる場所のデータにAIをもたらします。AIの展開に向けたプロセスの次の一歩を踏み出すため、デル・テクノロジーズまたはパートナーのお客様専任担当者までご連絡ください。デル・テクノロジーズのエキスパートが、プロフェッショナル サービスを通じてすべてのステップをガイドします。

*1. デル・テクノロジーズ社内分析に基づく(2023年2月)
*2. デル・テクノロジーズ社内分析に基づく - 「PowerScale」と競合製品のサイバーセキュリティー ソフトウェア機能を比較(2022年9月)
*3. デル・テクノロジーズ社内分析に基づく - 効率性に関連する機能を比較:データ削減、ストレージ容量、データ保護、ハードウェア、スペース、ライフサイクル管理の効率、ENERGY STAR認定構成(2023年6月)
*4. デル・テクノロジーズ予備テストに基づく(2023年10月)。PowerScale F710オールフラッシュ ノード(OneFS 9.7)とPowerScale F600*オールフラッシュ ノード(OneFS 9.4)を比較。実際の結果は変動する場合があります。
*5. デル・テクノロジーズ社内テストに基づく(2024年1月)。PowerScale F710オールフラッシュ ノード(OneFS 9.7)とPowerScale F600*オールフラッシュ ノード(OneFS 9.4)を比較。 実際の結果は変動する場合があります。

Gartner®, Magic Quadrant™ for Distributed File Systems and Object Storage, Chandra Mukhyala et al., 1 November 2023
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