データ保護における新たなイノベーションを発表

お客様のマルチクラウド環境を保護

ブログ原稿 https://www.dell.com/en-us/blog/empowering-tomorrow-announcing-new-data-protection-innovations/
筆者 David Noy | 2024年1月9日

データがイノベーションの生命線となっている現在、組織が直面しているデジタル資産の保護に関する課題は、かつてないほど複雑さを増しています。『Global Data Protection Index 2024 Snapshot (2024年グローバル データ保護インデックス(GDPI)スナップショット)』では、注目すべき結果が明らかになりました。本調査によると、調査対象となった組織の60%が、バックアップとリカバリーのサービス レベルを満たせている自信がないとし、79%が、破壊的な事象やパブリック クラウド環境全体にわたるデータ保護に懸念を持っています。このような状況に対して、デル・テクノロジーズは最前線に立ち、お客様があらゆる事態に備えられるようにするために、「Dell PowerProtect」と「Dell APEX」データ保護ポートフォリオを強化したことを発表しました。

モダン、シンプル、レジリエンス: マルチクラウド サイバー レジリエンスの3要素

デル・テクノロジーズは、モダン(最新鋭)アプリケーション、コンテナ、クラウド ネイティブ ソリューション、SaaS、高価値ワークロードなど、マルチクラウド環境全体にわたるデータの保護を、主要なクラウド マーケットプレイスを通じて提供し、クラウド各社との契約で事前確約した支出額の一部として利用することが可能なデータ保護ソリューションを提供することで、お客様のイノベーションへの集中を支援します。容易な展開、日常的な管理、柔軟な利用オプションを提供できるように構築されているソリューションによって、データ保護・セキュリティー体験の簡素化も促進されます。そして「APEX」は、データ保護サービスの、従量課金でオンデマンドにスケールアップしていく、クラウドのような最新鋭の利用の実現を可能にします。また、ゼロトラスト アーキテクチャーによってレジリエンスを強化することで、運用およびサイバー イベントによるデータ損失からデータを保護できます。デル・テクノロジーズのアーキテクチャーは、リカバリー能力を向上させる包括的なサイバー レジリエンス ソリューション ポートフォリオによって復旧の可能性を高め、お客様のデータ保護戦略をより強固にします。
デジタル環境の進化に伴い、脅威もより巧妙化しています。デル・テクノロジーズは、データ保護戦略のモダナイズ(最新鋭化)、簡素化、強靭化に取り組むことで、この継続的なパラダイムシフトに対応しています。これらのモダン ソリューションの基盤になっているのが、現在および将来のニーズへの適応性を保証する、ソフトウェア定義型のイノベーションです。

「Dell PowerProtect Data Manager」: エンタープライズ レベルのワークロード機能を拡張

「Dell PowerProtect Data Manager」の最新リリースでは、引き続きMicrosoft、SAP、Oracleに対するエンタープライズ レベルのワークロード保護機能を強化しています。Active Directory向けの詳細レベルのリカバリー機能が加わったことで、精度とコントロールが高まり、リカバリー時間が短縮され、データ管理が合理化されます。同様に、SAP HANAおよびExchange向けの一元化した保護環境によって、データ保護の運用が合理化され、簡素化した管理でバックアップとリカバリーを統合できます。また、Oracle RAC向けのマルチストリーム バックアップ機能は、お客様のSLAを踏まえ、より高速で柔軟なデータ保護を実現します。

「PowerProtect Data Managerアプライアンス」: シンプルな環境と管理をスケールアップ

「Data Managerアプライアンス」の機能強化では、シンプルさを一切損なうことなく拡張性が向上しています。新しい容量シェルフによって、「Data Managerアプライアンス」は、最大256 TBをサポートすることが可能になりました。これによって、「Dell PowerStore」ユーザーのデータ保護要件の大部分を満たす容量を含め、幅広いユースケースに対応することができます。「PowerStore」ユーザーは、「PowerStore」の高速かつ効率的で安全なバックアップとリカバリーを「PowerProtectアプライアンス」に直接提供する「Storage Direct Protection」のメリットを最大限に活用できるようになりました。

「First Basin Credit Unionでは、極めて小規模なITチームが、複数のロケーションにわたる数多くの仕事をこなさなければならず、進めているバックアップ戦略も時代に即していませんでした。そのため、迅速に展開でき、保有データが保護され復旧可能であることを保証してくれる、最新かつレジリエントなエンタープライズ規模のソリューションを必要としていました。デル・テクノロジーズの「PowerProtect Data Managerアプライアンス」は、すべての要件を満たし、私たちのIT運用環境を簡素化しながらサイバー レジリエンスを強化することで、信頼性の高い最新のデータ保護の実現に向けた歩みを加速してくれました」。

– Rob O’Daniel氏/First Basin Credit Union ネットワーク管理者

Dell APEX Backup Services(ABS): クラウドネイティブなワークロードをサポート

「Dell APEX Backup Services」が拡張され、AWSおよびAzure仮想マシン(VM)向けのクラウドネイティブ機能が追加されています。今回強化されたサービスは、AWSおよびAzure VMワークロード向けの安全な分離型バックアップ ソリューションを提供し、より強固なデータ保護を実現します。また、迅速な運用のリカバリーのためのスナップショット オーケストレーション機能を提供するとともに、ランサムウェア攻撃から守るための保護コピーを作成します。また、今回のサービスでは、Azure VMからAWSクラウドへのデータを複製することで、複数のクラウドにまたがる冗長化を担保したバックアップが可能となります。「APEX Backup Services」には、グローバル重複排除、コールド ストレージへの自動階層化、長期データ保持のオプションなども含まれており、これらのすべてがエグレス料金(クラウドからのデータ移動に伴う料金)を発生させることなく、ストレージ コストを最小限に抑えられるように考慮されています。「APEX Backup Services」は、Azure、AWS、データセンター環境のための一元管理プラットフォームを提供し、AWSアカウントのバックアップ プロセスを合理化するとともに、Azure VMにエージェントレスの保護機能を提供します。容易に統合することが可能で、クラウド戦略に沿ったポリシーを作成することができます。

チャンスを逃さない: 信頼を持ってモダナイズを実現

デル・テクノロジーズは、サイバー攻撃が急増する中、これらの攻撃に対してプロアクティブな対策を講じることが必要であると考えています。データ保護に関する課題が増加する中、「PowerProtect」と「APEX」データ保護でサイバー レジリエンスをモダナイズすることは、デジタル トランスフォーメーション(DX)の課題に対して、リスクを最小化しながら信頼を確立する基盤になります。

デル・テクノロジーズ: マルチクラウド データ保護において信頼されるパートナー

デル・テクノロジーズは、データの無秩序な増加(スプロール)や運用環境の複雑さ、サイバー レジリエンスといった課題を踏まえ、IT環境の簡素化に取り組みながら、データの確実な保護と復旧可能性を求めるお客様を支援する態勢を確立しています。デル・テクノロジーズは、マルチクラウド データ保護においてお客様から信頼されるパートナーとして、あらゆるワークロード、あらゆるクラウドをシンプルかつ安全に保護します。
デル・テクノロジーズは、お客様がデータ保護のプロセスのどの段階にいるのかに関わらず、確固とした姿勢でお客様の支援に取り組んでいます。
これらのアップデートの詳細およびダウンロードは、Dell Supportをご覧ください。また、最新のアップデートについてはデル・テクノロジーズをフォローしてください。