デル・テクノロジーズ、分散ファイル システムおよびオブジェクト ストレージのマジック・クアドラントにおいて7年連続でリーダーの１社と評価される
本文章は、2022年11月1日に公開されたブログの抄訳版です。
ブログ原稿：https://www.dell.com/en-us/blog/distributed-file-systems-and-object-storage-leadership/
筆者 Brian Henderson
『2022 Gartner® Magic Quadrant™ for Distributed File Systems and Object Storage(*1)（分散ファイル システムおよびオブジェクト ストレージのマジック・クアドラント）』において、デル・テクノロジーズがリーダーの１社と評価されました。同レポートの開始以来、デル・テクノロジーズがリーダーに評価されるのは、今回で7年連続となります。また、同レポートでデル・テクノロジーズは、「実行能力（ABILITY TO EXECUTE）」に関してもリーダー（LEADERS）クアドラントで再び最上位に位置付けられました(*1)。
この位置付けは、サイバー攻撃からデータを保護しながら、お客様がデータの力を活用することを支援する最高品質のデータ プラットフォームを提供するという当社の揺るぎない取り組みが認められた結果であると考えています。同レポートの開始時より毎年述べているように、チャネル パートナー様、テクノロジー パートナー様、社内のエンジニア、セールス、製品管理チームの皆様の協力なしにこのような評価を得ることはできなかったでしょう。皆様のおかげで、分散ファイル システムおよびオブジェクト ストレージのカテゴリーにおいて毎年すばらしい成果を挙げられていることに、心から感謝の意を表します。
同レポートは、「2026年までに大規模エンタープライズ企業は、オンプレミス、エッジ、またはパブリック クラウドにファイル ストレージやオブジェクト ストレージとして格納している非構造化データの容量を、2022年との比較で3倍に増やすだろう」としています(*1)。既存と新規両方のワークロードについて、このような非構造化データの急増に対応するため、今日のインフラストラクチャー&オペレーション（I&O）リーダーは、拡張性、柔軟性、ライフサイクル管理、容易な管理性、データに対する分析インサイトを提供するストレージ ソリューションを求めています。また、同レポートに記載されているサイバーレジリエンスやサイバーストレージ機能といった中核機能は、ランサムウェアやサイバー攻撃などから組織内の重要なデータを効果的に守るモダン サイバーセキュリティー戦略を策定する上で重要な部分です。
柔軟で優れたセキュリティーを備えたストレージ
今回のマジック・クアドラント レポートにおいて、Gartner®は、世界で最も柔軟(*2)で優れたサイバーセキュリティー性(*3)を備えたスケールアウトNASソリューション「Dell PowerScale」と、世界で最も高いサイバーセキュリティー性(*4)を備えたオブジェクト ストレージ「Dell ECS」を評価しました。
デル・テクノロジーズの「PowerScale OneFS」スケールアウト（オールフラッシュ、ハイブリッド、アーカイブ）ストレージ システムは、パワフルでありながら設置と管理がシンプルで、事実上あらゆるサイズへのスケールアップも簡単に行えます。「PowerScale」ファミリーの最新エディションでは、「PowerScale F600」および「F900」オールフラッシュ ノード向けのQLC（クアッドレベル セル）ドライブが、TLCドライブで構成されたノードと同じレベルのパフォーマンスを、従来の半分のラックスペースと電力のみで提供します。これまでのような電力や冷却は、不要になります。さらに、これらのQLC 対応ノードは、TBあたりの価格が最大で19%低く(*5)、お客様に優れた経済性と価値を提供します。
また、クラウドへの展開を考えているお客様のために、デル・テクノロジーズは、革新的なエンジニアリングによって、「OneFS」のハードウェアへの依存をなくしました。これにより、「OneFS」のコアバリューと柔軟性、またクラウド展開の選択肢を提供します。デル・テクノロジーズの非構造化データ向けクラウド ストレージ サービスは、マルチクラウドの俊敏性とゼロ データグラビティー（データ重力）を実現するクラウドへの直接接続から、完全に統合されたネイティブ クラウド体験までを幅広くサポートします。例えば、「PowerScale for Google Cloud」の最新リリースでは、1年間または3年間のフルマネージド サブスクリプション サービスを提供します。対象地域は、北米、APJ（アジア太平洋および日本）、そして現在はロンドンとフランクフルトが追加され、さらにアムステルダム、マドリッド、パリ、ワルシャワ、チューリッヒも、近日追加される予定です。デル・テクノロジーズの「APEX」によるモダン クラウドおよび消費体験は、引き続き数々のイノベーションを提供し、オーバープロビジョニングの低減とコストの制御を可能にするStorage as-a-Service（サービスとしてのストレージ）機能を提供します。
オブジェクト ストレージについて、デル・テクノロジーズは、「ECS」と「ObjectScale」を提供しています。「ECS」は、従来のワークロードと次世代のワークロードの両方をサポートするように構築されているモダン オブジェクト ストレージ プラットフォームで、パブリック クラウド ソリューションに代わるオンプレミスのソリューションを提供します。「ObjectScale」は、補完的なソフトウェア デファインド製品で、グローバルな拡張性や豊富なS3互換性、データ保護およびセキュリティーの優位性といった「ECS」がオンプレミス オブジェクト ストレージの市場リーダーとして認められている所以である特長を継承しています。「ObjectScale」によって「ECS」は、マイクロサービス ベースのソフトウェア デファインド アーキテクチャーに進化し、Kubernetesのオーケストレーション機能を活用することで、卓越した効率性をもってサービスを分散して展開します。これによりITの運用担当者は、「ObjectScale」と同じストレージ インフラストラクチャー上でクラウド ネイティブ アプリケーションを実行することが可能になります。
これらは、市場をリードするデル・テクノロジーズの分散ファイル システムおよびオブジェクト ストレージ ソリューションのハイライトの一部にすぎません。非構造化データから多くの価値を引き出したいと考えているお客様は、デル・テクノロジーズまでお気軽にご連絡ください。「PowerScale」、「ECS」、「ObjectScale」ストレージ システムが、エッジ、コア、クラウドのすべてを通じ、非構造化データに対するお客様のニーズをどのように満たし、簡素化した管理とパフォーマンス、柔軟性、サイバー レジリエンスの向上を実現するのかについて、ご説明します。
『2022 Gartner® Magic Quadrant™ for Distributed File Systems and Object Storage』は、こちらからご覧いただけます（無償）。
*1. Gartner, Magic Quadrant™ for Distributed File Systems and Object Storage, Julia Palmer, Jerry Rozeman, Chandra Mukhyala, Jeff Vogel, 2022年10月19日。 同マジック・クアドラントにおいて、Dell Technologiesは「Dell EMC」として表記されていました（2016-2019年）。
*2. デル・テクノロジーズ社内分析に基づく（2021年8月）。
*3. デル・テクノロジーズ社内分析に基づく － 「Dell PowerScale」と競合製品のサイバーセキュリティー ソフトウェア機能を比較。（2022年9月）。
*4. デル・テクノロジーズ社内分析に基づく － 「Dell ECS」と競合製品のサイバーセキュリティー ソフトウェア機能を比較。（2022年9月）。
*5. デル・テクノロジーズ社内テストに基づく（2022年4月）。実際の結果は変動する場合があります。
この図表は、Gartner, Inc.がリサーチの一部として公開したものであり、文書全体のコンテクストにおいて評価されるべきものです。オリジナルのGartnerドキュメントは、リクエストによりDell Technologiesからご提供することが可能です。
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