デル・ソフトウェア、新たな標的型攻撃対策サービス「Dell SonicWALL Capture」を発表 中小企業向けSSL VPNアプライアンスの新モデルも提供開始

2016年5月18日
デル・ソフトウェア株式会社

デル・ソフトウェア、新たな標的型攻撃対策サービス

Dell SonicWALL Capture」を発表

中小企業向けSSL VPNアプライアンスの新モデルも提供開始

デル・ソフトウェア株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:中村共喜、以下、デル・ソフトウェア)は、Dell SonicWALLソリューションを強化し、次世代UTM(統合脅威管理)アプライアンス製品をベースにした、新たな標的型攻撃対策サービス「Dell SonicWALL Capture」を今夏、提供開始することを発表します。また、中小企業向けSSL VPNアプライアンスの新モデル「Dell SonicWALL Secure Mobile Access(SMA)200」と「Dell SonicWALL SMA 400」、およびバーチャルアプライアンス「Dell SonicWALL SMA 100」も同じく提供開始します。

企業や組織を狙ったサイバー攻撃は高度化かつ悪質化し続けており、その被害も年々拡大しています。Dell SonicWALLの脅威調査チームが発表した最新のセキュリティ脅威レポートによると、2015年、マルウェアによる攻撃件が前年よりほぼ倍増し、81億9000万件に上ったと報告されています。エクスプロイトキットの侵入速度はさらに加速し、強化されたステルス機能と新種の通信偽装(変身)機能によって、セキュリティシステムの一歩先を行くよう進化しました。また、SSL/TLS暗号化トラフィックが増加する一方で、暗号化通信に姿を隠して行われるハッキングも現れ、多くのユーザが脅威にさらされました。さらに、Androidエコシステムを標的としたマルウェアも前年に比べて急増し、スマートフォン市場にも脅威が広がっています。

こうしたセキュリティ脅威の環境変化を踏まえてデル・ソフトウェアは、今後インターネットを安心かつ安全に利用するためには、より効果的なゼロデイマルウェア対策が必要不可欠になると予想します。今回、当社が提供を開始する新たな標的型攻撃対策サービス「Dell SonicWALL Capture」は、Dell SonicWALLの次世代UTMアプライアンス製品を活用し、クラウドサービスと連携することでゼロデイアタックを検知/遮断します。加えて、Dell SonicWALLの仮想サンドボックス、ハイパーバイザレベル解析を実行する「VMRAY」、フルシステムエミュレーションを行う「Lastline」を利用した多段サンドボックスエンジンの採用により、一般的な単一サンドボックスエンジンと比較して、未知のマルウェアの検知/解析精度が飛躍的に向上しています。

具体的には、次世代UTMアプライアンス製品のファイアウォールにおいてトラフィックをチェックし、疑わしいトラフィックについては、クラウド環境に隔離して多段サンドボックスエンジンで高精度の解析を行います。解析結果が判断されるまでの間、ファイルはファイアウォールで保持されるため、マルウェアがネットワークに侵入すること自体を防止が可能です。危険なトラフィックと判断された場合は、仮想サンドボックスサービスCaptureのライセンスを保持するお客様については最短85秒(出典:Lastline, Inc. (www.lastline.com))という短時間で、トラフィックをブロックするとともに、解析結果を元にシグネチャを作成、展開します。また、Dell SonicWALL、TZ SOHO WからSuperMassive 9600までの次世代ファイアウォールユーザに対しても、48時間以内にシ
グネチャと脅威情報の配信を行います。

さらに、「Dell SonicWALL Capture」では、幅広いファイルタイプ(PE、Microsoft Office、PDF、archives、JAR、APK)、とOS環境(Windows、Android、Mac OS)をサポートし、解析ファイルサイズも無制限に対応します。レポート機能も充実しており、見やすいダッシュボード画面から、スキャンファイルの履歴や解析ファイルの詳細レポートを容易に確認することができます。

【Dell SonicWALL Capture】

  • 製品ページ (日本語): http://www.sonicwall.com/jp-ja/products/sonicwall-capture-atp/
  • 提供開始日:2016年8月予定
  • 本サービス対応SonicWALLの次世代UTMアプライアンス製品
    -Dell SonicWALL TZシリーズ(TZ SOHO – TZ600)
    -NSAシリーズ(NSA 2600 – 6600)
    -SuperMassive 9000シリーズ(SuperMassive 9200 – 9600)

また、「Dell SonicWALL Capture」のサービス開始にあわせて、中小企業向けSSL VPNアプライアンスのラインアップを強化します。従来まで「Dell SonicWALL Secure Remote Access(SRA)シリーズ」として展開していたモデルを「Dell SonicWALL SMAシリーズ」に統合し、新モデル「Dell SonicWALL SMA 200」と「Dell SonicWALL SMA 400」、およびバーチャルアプライ
アンス「Dell SonicWALL SMA 100」を提供開始します。

「Dell SonicWALL SMA 200」と「Dell SonicWALL SMA 400」は、社内ネットワークのあらゆるリソースに、シンプルかつセキュアなリモートアクセスを提供するSSL VPNアプライアンスです。両モデルとも充実した機能はそのままに、旧モデルよりハードウェアの性能と信頼性は大幅に向上され、プロセッサにマルチコアCPUを搭載するとともに、メモリ容量を2倍に増強しています。最大同時ユーザ数は、「Dell SonicWALL SMA 200」が50名、「Dell SonicWALL SMA 400」が250名、「Dell SonicWALL SMA 100」が50名まで対応することが可能です。

【Dell SonicWALL SMA 200、Dell SonicWALL SMA 400、Dell SonicWALL SMA 100】

■ DELL ロゴは、米国 Dell Inc. の商標または登録商標です。
■ その他の社名および製品名は、各社の商標またはと登録商標です。
■ 記載内容は、2016年5月18日時点のものです。

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