デル、最新のソリューションをVMworldで発表


2014年8月27日

デル株式会社

デル、最新のソリューションをVMworldで発表

~仮想インフラやアプリケーション、マネージメントの最適化向けに設計~

  • 「Dell Engineered Solutions for VMware EVO:RAIL」は、ソフトウェア定義型のアプライアンスを通じてデータセンタの簡素化に寄与します。デルは、VMwareの北米優良パートナーに選出されました。
  • デルは、VMware vCenter Operations Manager(vC Ops)とVirtual Volumes(VVols)向けの統合ストレージを発表しました。
  • デルのクラウド・クライアント・コンピューティング事業部の最新ソリューションには、パフォーマンスや柔軟性、セキュリティや管理性の機能拡張を通じて、顧客のIT環境および仮想デスクトップインフラ(VDI)の向上に寄与します。
  • デル・ソフトウェアの「Foglight for Virtualization」は、変更解析やキャパシティプランニング(容量計画)、vSwitchのサポートなどの新機能を通じて、仮想環境の可視化やコントロール、プランニングを実現します。 

*米国時間2014年8月25日に発表されたプレスリリース抄訳版です。

2014825 サンフランシスコ デルは本日、VMworld 2014において顧客のVMware仮想環境における管理や生産性の最適化・簡素化を実現するエンタープライズポートフォリオの幅広い革新的なソリューションを発表しました。今回の新製品は、ITの投資回収率の向上に寄与し、業界を牽引する統合された独自製品やサービスソリューションの構築を可能にするデルとVMwareの長年にわたる強固な関係を実証するものです。 

クラウドやビッグデータ、モノのインターネット(IoT)、モビリティ、ソフトウェア定義型のITなどの業界トレンドは、トランザクション処理型のサービスといった従来のITに対する考え方を変えています。また、これにより企業などは情報の作成や保存、移動や分析に対するアプローチを再考しています。多くの企業では、大量かつ高速なデータ処理を必要とする会員型やリレーションシップ型のビジネスモデルやプロセスに似た新たなITの採用に傾倒しています。 

デルは、顧客第一主義のもと、企業の従来のITから新しいITへの移行のサポートをし、VMware環境向けのハイパーコンバージドやソフトウェア定義型の最新のソリューションを製品ポートフォリオに追加しています。 

Ÿ   「Dell Engineered Solutions for VMware EVO:RAIL™」は、最新のITソリューションの導入コストと運用管理コストを削減し、従来のITワークロードとの互換性も保ちます。同アプライアンスは、仮想インフラやワークロードの導入や拡張を最適化します。 

Ÿ   デルの仮想デスクトップインフラ(VDI)のレファレンスアーキテクチャ(RA)とVMware環境向けに統合された最新のデルストレージは、従来のVMware環境向けのデータ管理やアクセス、アプリケーションなどを含む従来のITソリューションの簡素化に寄与します。 

Dell Engineered Solutions for VMware EVO:RAIL

デルは、インフラやワークロードのデリバリに伴う共通の課題を減らすため、VMware環境向けに設計された「Dell Engineered Solutions for VMware EVO:RAIL」を発表しました。デルの広範なエンジニアードシステムポートフォリオに追加された最新のソフトウェア定義型のアプライアンスは、仮想インフラや仮想デスクトップインフラ(VDI)、プライベートクラウド、仮想環境における企業の汎用的なワークロードを対象に、変革的なエンドツーエンドのユーザーエクスペリエンスを提供します。最新の同ソリューションは、デルのサーバとVMware EVO:RAILテクノロジーを組み合わせることにより、拡張性や管理性を提供し、様々な規模の企業のアプライアンスの利便性を高める管理性の簡素化や優れた費用対効果を提供します。デルは、「Dell Engineered Solutions for VMware EVO:RAIL」の以下の2つのエディションを提供します。 

  • Ÿ   「Dell Engineered Solutions for VMware EVO:RAIL, Virtual Infrastructure Edition」は、VMwareの仮想環境向けに迅速な導入と拡張を可能にする汎用ソリューションです。 
  • Ÿ   「Dell Engineered Solutions for VMware EVO:RAIL, VMware Horizon View Edition」は、仮想デスクトップインフラ(VDI)向けとしてVDIの迅速な導入と拡張を実現します。 

各アプライアンスは、ハードウェアとソフトウェアのバンドル販売となります。また、両エディションともデルの高密度データセンタ(DC)やサーバ設計の長年の実績やノウハウを活用しています。また、同アプライアスンは、2U PowerEdgeサーバ1台に4つのサーバノードを搭載しています。 

「Dell Engineered Solutions for VMware EVO:RAIL」は、デルの拡大し続けるエンジニアードソリューションポートフォリオに追加される重要なソリューションの一つです。デルは、x86サーバのアーキテクチャやハードウェアシステムマネージメント、Webスケール、VMware環境に対するノウハウや業界リーダーシップを提供し、各アプライアンスの共同開発や設計に取り組んでいます。その結果、ビジネスに必要な俊敏性を提供する緊密に統合されたハードウェアとソフトウェアスタックを実現し、顧客の総所有コスト(TCO)の削減に寄与します。 

オークランド統一学区、最高情報技術責任者(CITO)、ジョン・クルール(John Krull

「デルは、オークランド統一学区が信頼する長年のパートナーです。同社は、ベンチャー精神を大切にする長期的なビジョンを持つ不動の業界リーダーでもあります。今回のDell Engineered Solutions for VMware EVO:RAILは、利便性や導入の簡素化、従量課金型の拡張性を提供し、私たちの仮想デスクトップインフラ(VDI)イニシアティブに最適です。」 

最新の「Dell Storage Integration for VMware

デルは、従来のVMware環境におけるデータやアプリケーションのアクセスや管理の簡素化を実現する統合されたデルとVMwareのストレージ製品群を発表しました。 

  • 「Dell Storage PS」とSCシリーズは、VMware vCenter Operations Manager(vC Ops)向けの統合のサポートを提供し、仮想インフラのパフォーマンスやキャパシティ、健全性に対するより高い可視化を実現します。
  • デルは、「Dell Storage PS」シリーズを通じてVirtual Volumes(VVols)のサポートをVVolsとSCシリーズのロンチから提供し、仮想環境における最適化された管理性やモニタリング、データ保護を可能にする仮想マシン(VM)によるストレージの管理やデータサービスを実現します。
  • 「Dell FS8600 NAS」アプライアンスは、VMware vSphere Storage API(アレイ統合・VAAI)を2015年の第1四半期に提供し、デルのファイルシステムリューションとVMwareとの連携を加速する予定です。 

さらに、デルは、顧客のVMware環境向けに従来のITと最適化をサポートするため、デルのサーバやネットワークスイッチ製品、最新の「Dell Storage SC4020」アレイをベースとした最新の仮想デスクトップインフラ(VDI)のレファレンスアーキテクチャ(RA)を今週より出荷開始します。同RAは、2U Dell Storage SC4020オールフラッシュアレイ1台の詳細なパフォーマンス結果に加え、1800ユーザー向けのVDIホスト環境のサンプルも提供します。 

顧客のVDIエクスペリエンスを向上させる最新のデルのクラウド・クライアント・コンピューティングソリューション

デルのクラウド・クライアント・コンピューティングポートフォリオに追加された最新の機能やアップデートは、パフォーマンスや柔軟性、セキュリティや管理性の大幅な強化を通じて、顧客のIT環境や仮想デスクトップインフラの改善や簡素化を実現します。 

デル初のインテルベースのシンクライアントであるWindows Embedded 7搭載の「Dell Wyse 3000」デュアルコアのシンクライアントは、優れた費用対効果と超小型のシンクライアントにおけるパフォーマンスと柔軟性の新たな基準を提供します。同製品の特長は以下の通りです。 

  • 優れた柔軟性:各種選択可能な工場出荷時にインストール済みの高速およびレガシーインターフェースによる優れた柔軟性。同デバイスは、最先端の高速ネットワーク接続からレガシー周辺機器までほぼ全てのデバイスに接続することが可能。
  • 優れた費用対効果:ミドルからハイエンドのシンクライアントのパフォーマンスと接続性に対する優れた費用効果を提供。
  • 管理性の簡素化:「Dell Wyse Device Manager」のオンプレミスまたは「Dell Wyse Cloud Client Manager」のクラウドベースといった様々な用途に対する簡素化された管理や、わずか数台のシンクライアントから数万台のシンクライアントまでに対応する高い拡張性を提供。
  • 優れた機能性とグラフィックス:Intel BayTrailデュアルコアプロセッサーを搭載した非常にシークかつ小型なフォームファクタを実現。 

また、デルは、VMware Horizon View向けの画面転送プロトコルである「PCoIP」(PC-over-IP)に対応した「Dell Wyse 5000」シリーズの一体型シンクライアントも発表しました。同製品は、市場で最も安全な一体型シンクライアントとして発売されて以来、洗練されたエレガントなフォームファクタを通じて、最適な信頼性とパフォーマンスを提供しています。VMwareベースのPCoIP機能が追加されたことにより、以下の特長が提供されます。 

  • パワーユーザー向けの豊かな3DモデリングとHDビデオのマルチストリーミング機能による、極めて応答性の高い仮想デスクトップエクスペリエンスを提供。
  • さらに柔軟な接続性とインターフェースオプションにより、ほぼ全ての仮想デスクトップのニーズに応える。 

さらに、デルのクラウド・クライアント・コンピューティング事業部は、クアドコアDクラス5000およびZクラス7000のシンクライアントへのアップデートをし、Dell WyseのSUSE Linuxのサポートが強化されたことを発表しました。SUSE Linuxオペレーティングシステムの利点を活用し、今回のアップデートは強力なプロセスと豊かなグラフィックス機能、マルウェアおよびウィルスに対するセキュリティ、導入と管理の簡素化を強化します。 

また、デルはVMware向けのエンドツーエンドの仮想デスクトップインフラ(VDI)ソリューションのポートフォリオもアップデートしました。「Dell Wyse Data Center for VMware Horizon View」は、VDIに対する費用やセキュリティ、グラフィックス機能といった顧客の懸念事項に対応するため、安全かつスケーラブルな認証済みの環境においてユーザー密度の増加を実現し、優れた3Dグラフィックス機能を提供します。その上、最新の「Dell Wyse Datacenter for VMware Horizon DaaS」は、サービスプロバイダーに対して、優れた費用対効果や競争力のあるエントリーポイントを提供し、スケーラブルなDesktop-as-a-Service(DaaS)の提供を実現します。 

仮想化管理の簡素化を加速するデル・ソフトウェアの最新ソリューション

デル・ソフトウェアは、「Foglight for Virtualization, Enterprise 8.0」などの最新の仮想化管理製を発表します。同製品は、統合仮想インフラの変更解析やインテリジェント・キャパシティプランニング(容量計画)、高度なカスタマーダッシュボードを実現し、異機種混在環境全体の成長に対するパフォーマンスやワークフロー、計画を最適化します。これにより、IT管理者は、仮想環境全体の変更を詳細に監視・管理することが可能になります。同製品は、ネットフローテクノロジーによってパケットレベルの分析を提供する「vSwitch」仮想Ethernetネットワークをサポートする「Foglight for Virtualization 7.2」の提供開始に続いて発表されます。「Foglight for Virtualization」は、仮想および物理リソースにわたる優れた可視化を必要とするITチームの運用上の課題に対応し、全てのハイパーバイザーの仮想環境のパフォーマンスに問題がないか特定・解決し、急速に高まりつつある企業ニーズに応えます。 

また、デル・ソフトウェアは、ディザスタリカバリ(DR)向けの最新のDisaster Recovery as a Service (DRaaS)製品である「Dell Cloud Dedicated Service」のパッケージ製品も発表する予定です。デルのホスティング型のプライベートクラウドサービスやVMware Site Recovery Managerレプリケーションテクノロジーをベースとした同製品は、バックアップやレプリケーションのサポートやリカバリの最適化を支援します。「Dell Cloud Dedicated Service」は、本日より提供開始すると共に、月額$4,000ドル以下でクラウド・ホスティングサービス型のエンタープライズ向けの機能性を利用することができるうえ、業界を牽引するDell SecureWorksのセキュリティコンサルティングサービスも受けることができます。 

コメント 

デル、最高技術責任者(CIO)兼エンタープライズ・ソリューションズ・アーキテクト

サミュエル・グリーンブラット(Samuel Greenblatt

「デルとVMwareのパートナーシップは、事業の生産性を高め、より効率的な経営を促す革新的かつ業界をリードする製品およびサービスソリューションを引き続き提供していきます。本日発表のDell Engineered Solutions for VMware EVO:RAILやその他のソリューションは、仮想インフラや仮想デスクトップインフラ(VDI)、プライベートクラウドといったIT環境の導入や管理を簡素化します。」 

Vmware、クラウド インフラストラクチャおよび管理ソリューション担当上級副社長、
ラグー・ラグラム Raghu Raghuram)氏
「デルとVMwareは、より簡素化されたIT環境の導入や管理といった顧客ニーズに応えるため、緊密に連携しており、Dell Engineered Solutions for VMware EVO:RAILの導入によってより明確になりました。本日の発表は、Software-defined Deta centerにおいて顧客の可能性を最大限発揮できるよう緊密に統合された共同ソリューションを構築し、デルとVMwareの連携を実証するものです。」

*記載されている会社名および製品名は、各社の登録商標または商標です。

·         「Dell Engineered Solutions for VMware EVO:RAIL」は、ソフトウェア定義型のアプライアンスを通じてデータセンタの簡素化に寄与します。デルは、VMwareの北米優良パートナーに選出されました。

·         デルは、VMware vCenter Operations Manager(vC Ops)とVirtual Volumes(VVols)向けの統合ストレージを発表しました。

·         デルのクラウド・クライアント・コンピューティング事業部の最新ソリューションには、パフォーマンスや柔軟性、セキュリティや管理性の機能拡張を通じて、顧客のIT環境および仮想デスクトップインフラ(VDI)の向上に寄与します。

·         デル・ソフトウェアの「Foglight for Virtualization」は、変更解析やキャパシティプランニング(容量計画)、vSwitchのサポートなどの新機能を通じて、仮想環境の可視化やコントロール、プランニングを実現します。

*米国時間2014年8月25日に発表されたプレスリリース抄訳版です。

2014825 サンフランシスコ デルは本日、VMworld 2014において顧客のVMware仮想環境における管理や生産性の最適化・簡素化を実現するエンタープライズポートフォリオの幅広い革新的なソリューションを発表しました。今回の新製品は、ITの投資回収率の向上に寄与し、業界を牽引する統合された独自製品やサービスソリューションの構築を可能にするデルとVMwareの長年にわたる強固な関係を実証するものです。

クラウドやビッグデータ、モノのインターネット(IoT)、モビリティ、ソフトウェア定義型のITなどの業界トレンドは、トランザクション処理型のサービスといった従来のITに対する考え方を変えています。また、これにより企業などは情報の作成や保存、移動や分析に対するアプローチを再考しています。多くの企業では、大量かつ高速なデータ処理を必要とする会員型やリレーションシップ型のビジネスモデルやプロセスに似た新たなITの採用に傾倒しています。
 
デルは、顧客第一主義のもと、企業の従来のITから新しいITへの移行のサポートをし、VMware環境向けのハイパーコンバージドやソフトウェア定義型の最新のソリューションを製品ポートフォリオに追加しています。
 

Ÿ   「Dell Engineered Solutions for VMware EVO:RAIL™」は、最新のITソリューションの導入コストと運用管理コストを削減し、従来のITワークロードとの互換性も保ちます。同アプライアンスは、仮想インフラやワークロードの導入や拡張を最適化します。

 

Ÿ   デルの仮想デスクトップインフラ(VDI)のレファレンスアーキテクチャ(RA)とVMware環境向けに統合された最新のデルストレージは、従来のVMware環境向けのデータ管理やアクセス、アプリケーションなどを含む従来のITソリューションの簡素化に寄与します。

 
Dell Engineered Solutions for VMware EVO:RAIL
デルは、インフラやワークロードのデリバリに伴う共通の課題を減らすため、VMware環境向けに設計された「Dell Engineered Solutions for VMware EVO:RAIL」を発表しました。デルの広範なエンジニアードシステムポートフォリオに追加された最新のソフトウェア定義型のアプライアンスは、仮想インフラや仮想デスクトップインフラ(VDI)、プライベートクラウド、仮想環境における企業の汎用的なワークロードを対象に、変革的なエンドツーエンドのユーザーエクスペリエンスを提供します。最新の同ソリューションは、デルのサーバとVMware EVO:RAILテクノロジーを組み合わせることにより、拡張性や管理性を提供し、様々な規模の企業のアプライアンスの利便性を高める管理性の簡素化や優れた費用対効果を提供します。デルは、「Dell Engineered Solutions for VMware EVO:RAIL」の以下の2つのエディションを提供します。
 

Ÿ   「Dell Engineered Solutions for VMware EVO:RAIL, Virtual Infrastructure Edition」は、VMwareの仮想環境向けに迅速な導入と拡張を可能にする汎用ソリューションです。

Ÿ   「Dell Engineered Solutions for VMware EVO:RAIL, VMware Horizon View Edition」は、仮想デスクトップインフラ(VDI)向けとしてVDIの迅速な導入と拡張を実現します。

 
各アプライアンスは、ハードウェアとソフトウェアのバンドル販売となります。また、両エディションともデルの高密度データセンタ(DC)やサーバ設計の長年の実績やノウハウを活用しています。また、同アプライアスンは、2U PowerEdgeサーバ1台に4つのサーバノードを搭載しています。
 
「Dell Engineered Solutions for VMware EVO:RAIL」は、デルの拡大し続けるエンジニアードソリューションポートフォリオに追加される重要なソリューションの一つです。デルは、x86サーバのアーキテクチャやハードウェアシステムマネージメント、Webスケール、VMware環境に対するノウハウや業界リーダーシップを提供し、各アプライアンスの共同開発や設計に取り組んでいます。その結果、ビジネスに必要な俊敏性を提供する緊密に統合されたハードウェアとソフトウェアスタックを実現し、顧客の総所有コスト(TCO)の削減に寄与します。
 

オークランド統一学区、最高情報技術責任者(CITO)、ジョン・クルール(John Krull

「デルは、オークランド統一学区が信頼する長年のパートナーです。同社は、ベンチャー精神を大切にする長期的なビジョンを持つ不動の業界リーダーでもあります。今回のDell Engineered Solutions for VMware EVO:RAILは、利便性や導入の簡素化、従量課金型の拡張性を提供し、私たちの仮想デスクトップインフラ(VDI)イニシアティブに最適です。」
 
最新の「Dell Storage Integration for VMware
デルは、従来のVMware環境におけるデータやアプリケーションのアクセスや管理の簡素化を実現する統合されたデルとVMwareのストレージ製品群を発表しました。
 
  • 「Dell Storage PS」とSCシリーズは、VMware vCenter Operations Manager(vC Ops)向けの統合のサポートを提供し、仮想インフラのパフォーマンスやキャパシティ、健全性に対するより高い可視化を実現します。
  • デルは、「Dell Storage PS」シリーズを通じてVirtual Volumes(VVols)のサポートをVVolsとSCシリーズのロンチから提供し、仮想環境における最適化された管理性やモニタリング、データ保護を可能にする仮想マシン(VM)によるストレージの管理やデータサービスを実現します。
  • 「Dell FS8600 NAS」アプライアンスは、VMware vSphere Storage API(アレイ統合・VAAI)を2015年の第1四半期に提供し、デルのファイルシステムリューションとVMwareとの連携を加速する予定です。
 
さらに、デルは、顧客のVMware環境向けに従来のITと最適化をサポートするため、デルのサーバやネットワークスイッチ製品、最新の「Dell Storage SC4020」アレイをベースとした最新の仮想デスクトップインフラ(VDI)のレファレンスアーキテクチャ(RA)を今週より出荷開始します。同RAは、2U Dell Storage SC4020オールフラッシュアレイ1台の詳細なパフォーマンス結果に加え、1800ユーザー向けのVDIホスト環境のサンプルも提供します。
 
顧客のVDIエクスペリエンスを向上させる最新のデルのクラウド・クライアント・コンピューティングソリューション
デルのクラウド・クライアント・コンピューティングポートフォリオに追加された最新の機能やアップデートは、パフォーマンスや柔軟性、セキュリティや管理性の大幅な強化を通じて、顧客のIT環境や仮想デスクトップインフラの改善や簡素化を実現します。
 
デル初のインテルベースのシンクライアントであるWindows Embedded 7搭載の「Dell Wyse 3000」デュアルコアのシンクライアントは、優れた費用対効果と超小型のシンクライアントにおけるパフォーマンスと柔軟性の新たな基準を提供します。同製品の特長は以下の通りです。
 
  • 優れた柔軟性:各種選択可能な工場出荷時にインストール済みの高速およびレガシーインターフェースによる優れた柔軟性。同デバイスは、最先端の高速ネットワーク接続からレガシー周辺機器までほぼ全てのデバイスに接続することが可能。
  • 優れた費用対効果:ミドルからハイエンドのシンクライアントのパフォーマンスと接続性に対する優れた費用効果を提供。
  • 管理性の簡素化:「Dell Wyse Device Manager」のオンプレミスまたは「Dell Wyse Cloud Client Manager」のクラウドベースといった様々な用途に対する簡素化された管理や、わずか数台のシンクライアントから数万台のシンクライアントまでに対応する高い拡張性を提供。
  • 優れた機能性とグラフィックス:Intel BayTrailデュアルコアプロセッサーを搭載した非常にシークかつ小型なフォームファクタを実現。
 
また、デルは、VMware Horizon View向けの画面転送プロトコルである「PCoIP」(PC-over-IP)に対応した「Dell Wyse 5000」シリーズの一体型シンクライアントも発表しました。同製品は、市場で最も安全な一体型シンクライアントとして発売されて以来、洗練されたエレガントなフォームファクタを通じて、最適な信頼性とパフォーマンスを提供しています。VMwareベースのPCoIP機能が追加されたことにより、以下の特長が提供されます。
 
  • パワーユーザー向けの豊かな3DモデリングとHDビデオのマルチストリーミング機能による、極めて応答性の高い仮想デスクトップエクスペリエンスを提供。
  • さらに柔軟な接続性とインターフェースオプションにより、ほぼ全ての仮想デスクトップのニーズに応える。
 
さらに、デルのクラウド・クライアント・コンピューティング事業部は、クアドコアDクラス5000およびZクラス7000のシンクライアントへのアップデートをし、Dell WyseのSUSE Linuxのサポートが強化されたことを発表しました。SUSE Linuxオペレーティングシステムの利点を活用し、今回のアップデートは強力なプロセスと豊かなグラフィックス機能、マルウェアおよびウィルスに対するセキュリティ、導入と管理の簡素化を強化します。
 
また、デルはVMware向けのエンドツーエンドの仮想デスクトップインフラ(VDI)ソリューションのポートフォリオもアップデートしました。「Dell Wyse Data Center for VMware Horizon View」は、VDIに対する費用やセキュリティ、グラフィックス機能といった顧客の懸念事項に対応するため、安全かつスケーラブルな認証済みの環境においてユーザー密度の増加を実現し、優れた3Dグラフィックス機能を提供します。その上、最新の「Dell Wyse Datacenter for VMware Horizon DaaS」は、サービスプロバイダーに対して、優れた費用対効果や競争力のあるエントリーポイントを提供し、スケーラブルなDesktop-as-a-Service(DaaS)の提供を実現します。
 
仮想化管理の簡素化を加速するデル・ソフトウェアの最新ソリューション
デル・ソフトウェアは、「Foglight for Virtualization, Enterprise 8.0」などの最新の仮想化管理製を発表します。同製品は、統合仮想インフラの変更解析やインテリジェント・キャパシティプランニング(容量計画)、高度なカスタマーダッシュボードを実現し、異機種混在環境全体の成長に対するパフォーマンスやワークフロー、計画を最適化します。これにより、IT管理者は、仮想環境全体の変更を詳細に監視・管理することが可能になります。同製品は、ネットフローテクノロジーによってパケットレベルの分析を提供する「vSwitch」仮想Ethernetネットワークをサポートする「Foglight for Virtualization 7.2」の提供開始に続いて発表されます。「Foglight for Virtualization」は、仮想および物理リソースにわたる優れた可視化を必要とするITチームの運用上の課題に対応し、全てのハイパーバイザーの仮想環境のパフォーマンスに問題がないか特定・解決し、急速に高まりつつある企業ニーズに応えます。
 
また、デル・ソフトウェアは、ディザスタリカバリ(DR)向けの最新のDisaster Recovery as a Service (DRaaS)製品である「Dell Cloud Dedicated Service」のパッケージ製品も発表する予定です。デルのホスティング型のプライベートクラウドサービスやVMware Site Recovery Managerレプリケーションテクノロジーをベースとした同製品は、バックアップやレプリケーションのサポートやリカバリの最適化を支援します。「Dell Cloud Dedicated Service」は、本日より提供開始すると共に、月額$4,000ドル以下でクラウド・ホスティングサービス型のエンタープライズ向けの機能性を利用することができるうえ、業界を牽引するDell SecureWorksのセキュリティコンサルティングサービスも受けることができます。
 
コメント
 
デル、最高技術責任者(CIO)兼エンタープライズ・ソリューションズ・アーキテクト
サミュエル・グリーンブラット(Samuel Greenblatt
「デルとVMwareのパートナーシップは、事業の生産性を高め、より効率的な経営を促す革新的かつ業界をリードする製品およびサービスソリューションを引き続き提供していきます。本日発表のDell Engineered Solutions for VMware EVO:RAILやその他のソリューションは、仮想インフラや仮想デスクトップインフラ(VDI)、プライベートクラウドといったIT環境の導入や管理を簡素化します。」
 
Vmware、クラウド インフラストラクチャおよび管理ソリューション担当上級副社長、
ラグー・ラグラム Raghu Raghuram)氏
「デルとVMwareは、より簡素化されたIT環境の導入や管理といった顧客ニーズに応えるため、緊密に連携しており、Dell Engineered Solutions for VMware EVO:RAILの導入によってより明確になりました。本日の発表は、Software-defined Deta centerにおいて顧客の可能性を最大限発揮できるよう緊密に統合された共同ソリューションを構築し、デルとVMwareの連携を実証するものです。」

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