デル、最も厳しいワークロード向け高機能サーバ「Dell PowerEdge R920」と浅型で省スペース性に優れたサーバ「Dell PowerEdge R220」を発表

2014年3月27日

デル株式会社

 デル、最も厳しいワークロード向け

高機能サーバ「Dell PowerEdge R920」と

浅型で省スペース性に優れたサーバ「Dell PowerEdge R220」を発表

デル株式会社(本社:神奈川県川崎市、代表取締役社長:郡 信一郎、以下、デル)は本日、最も厳しいワークロードに対応する高機能サーバ「Dell PowerEdge R920」と、1ソケット1Uラックサーバの浅型フォームファクタ「Dell PowerEdge R220」の2機種を発表しました。

最も厳しいワークロード向け高機能サーバ「Dell PowerEdge R920

「Dell PowerEdge R920」は、優れた機能性やパフォーマンスの拡張性を兼ね備えた「PowerEdge」サーバポートフォリオの一部であり、データセンター環境の規模にかかわらず、最も厳しいワークロードに対処できるよう設計されています。デルでは、近年増加し続けるデータ量や情報量に柔軟に対応し、素早く簡単にアクセスできることの重要性を認識すると共に、ビジネスの成功や競合他社との優位性に寄与するソリューションを継続的に提供しています。

優れた機能性や拡張性を提供

インテルの最新E7プロセッサーを搭載した4ソケットの4U 「PowerEdge R920」は、統合基幹業務システム(ERP)や顧客関係管理(CRM)、eコマースや非常に大規模なデータベース(インメモリデータベースなど)といった極めて要求の厳しいミッションクリティカルなワークロードを処理するように設計されています。

初回のワークロードテストの結果は次のとおりです。

SAPワークロード:

–     SAP SD 2-Tierベンチマーク上でベンチマークユーザー2万4,150人という、4ソケットLinuxのベンチマーク結果で世界記録を達成

–     過去最高のE7-4800 4ソケットSAP SDベンチマークを上回る、71%のパフォーマンス向上を達成

–     前世代の8ソケットサーバと比較して、SAP環境でほぼ同様のパフォーマンスを達成し、顧客へのソフトウェアライセンス提供において最大50%のコスト削減を達成

Oracleワークロード:

–     「Dell Compellent」フラッシュ最適化ソリューションと併用した場合、前世代のサーバ構成と比較して、2倍以上のOracle OLAPクエリを処理

–     大量のOracle OLAPデータセットの処理に2倍を超えるスループットを達成し、遅延を半減

PowerEdge R920」の主な特徴 

より迅速な成果の実現

–     最大60コアの処理能力といくつかの重要なデータアクセス機能の拡張により、アプリケーションはより多くのトランザクションをより少ない時間で実行できます。こうした機能拡張には、回転式ドライブのIOPSパフォーマンスをはるかに上回る8基の超高速/超低レイテンシなPCIe Express Flashドライブ、キャッシュサイズが以前の2倍で最大100%多くのIOPSパフォーマンスを達成する新しい「H730P PowerEdge RAID Controller(PERC)」、より多く利用できるソリッドステートドライブ(SSD)全体のパフォーマンスを最大化できるデュアルPERC機能が挙げられます。

課題に応じたスケーリング

–     6TBのメモリと最大24基のローカルストレージドライブを備えた「R920」は、動的なビジネス条件に応じてITを迅速に成長させられるように設計されています。「R920」は、大量の共有メモリ(SMPコード)が必要となるスレッド化されたHPCアプリケーションに最適な候補でもあります。こうした「ファットノード」は、最新のHPCシステムが(スケールアウトに対して)スケールアップするアプリケーションに対応する上で必要不可欠です。

–     「R920」には、HPC環境をNagios(Linuxコンソール)で管理または監視するためのプラグインが含まれています。お客様はアプリケーションで最大限のCPUパフォーマンスを利用したいと考えています。それを踏まえて、パフォーマンス向上を図るため、こうしたクリティカルなサイクルを解放し、エージェントフリーの帯域外監視を統合しました。

中断することなく稼働

–     デル独自の耐障害性メモリやインテルのRun Sureテクノロジーと同様に、信頼性や可用性、サービス可用性(RAS)機能が組み込まれた「R920」を使用することで、お客様はさらなる確信を持ってデータセンターを運営することができるようになります。

–     新たに「OpenManage Essentials」や「Dell AppAssure」統合し、「Lifecycle Controller」と「iDRAC」による自動化された組み込みサーバ構成バックアップを併せて利用することにより、ハードウェアやOSおよびアプリケーションのサーバスタック全体をバックアップすることできると共に、サービス継続性も向上することにより、お客様は安心して運用することができます。

浅型で省スペース性に優れたサーバ「Dell PowerEdge R220

「Dell PowerEdge R220」は、浅型ラックに適したシャーシを必要とする企業や組織に適した製品で、機能やデータの保護とともにエンタープライズクラスのシステム管理を提供します。ウェブホスト、メール、ファイルおよびプリント、ビデオストリーミングの各用途に理想的なサーバで、様々な生産性向上アプリケーションにも適しています。さらにシャーシの奥行がわずか15.5インチと小型な上、優れた静音性を兼ね備えているため、場所を選ばず設置することが可能です。

PowerEdge R220」の主な特徴

さらなる効率性を実現

–     マルチコアのインテル® Xeon® プロセッサー E3-1200 v3製品ファミリーは、コアあたりのキャッシュ数が前世代に比べ33%増えたことで性能が強化されており、アプリケーションとメディアの動作スピードを向上することができます。また、機能と予算に応じ、インテル® Celeron® プロセッサーおよびインテル® Pentium® プロセッサーから選択いただくことも可能です。

  • 最大32GBに拡張可能なDIMMスロット4基により、応答時間の短縮が可能
  • 最大の帯域幅を持つ最新世代のPCIe 3.0 x16拡張スロットにより、I/O転送とアプリケーションの動作を高速化
  • ハードウェアRAIDオプションにより、データへの間断ないアクセスを要するクリティカルなワークロードを保護

拡大した汎用性を体験

–     スペースに制約のある環境を考慮し特別に設計されたPowerEdge R220は、奥行15.5インチの小型シャーシと優れた静音性により、場所を選ばす設置・運用が可能です。さらに、5基のUSBポートを用いることで、迅速かつ柔軟にデバイスを追加することができます。

進化したシンプル性を実感

–     シンプルで直観的なエンタープライズクラスのシステム管理により、導入に時間がかからず、現行の管理体制を簡略化することができます。Dell OpenManage™ システム管理により、時間節約、作業完了までのステップとエラーの削減を達成します。これにより、生産性向上が可能となり、I T管理者は他の重要な任務に集中していただくことができます。

–     オプションのDell Remote Access Controller 7(iDRAC7)に搭載されているライフサイクルコントローラを使用することで、ソフトウェア管理エージェントの運用まわりの手間とエラーを排除し、サーバのライフサイクルを通じてエージェントフリーな管理機能を提供します。

 

製品提供予定について

PowerEdge R920

出荷開始日: 2014年3月27日~

最小構成価格:1,684,000円~(税抜・配送料込)

製品詳細:http://www.dell.com/jp/business/p/poweredge-r920/pd

PowerEdge R220

出荷開始日: 2014年4月上旬~

最小構成価格: 12万円台を予定(税抜・配送料込)

*記載されている会社名および製品名は、各社の登録商標または商標です。

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