デル、優れた適応性を備えた”Future-Ready”ストレージソリューション「Dell Storage Center Operating System 7」を提供開始

  2016年6月1日
デル株式会社                                         

デル、優れた適応性を備えた”Future-Ready”ストレージソリューション
Dell Storage Center Operating System 7」を提供開始

 

*米国・テキサス州ラウンドロック時間-2016年5月19日に発表されたプレスリリースの抄訳版です。

  • 「Dell Storage Center Operating System 7」は、高度なインテリジェンスと業界をリードする高いデータ効率で、オールフラッシュ アレイおよびハイブリッドフラッシュ アレイに革新的手法と経済性を提供
  • デルは、VMware、クラウド、マルチテナント環境へのサポートを強化し、優れた柔軟性および制御性を実現
  • PSシリーズとの共通管理機能や、PSシリーズからのスムーズな移行手法、投資保護に関するデルのお客様へのコミットメントを、デルのストレージ エコシステムが証明

 

デルは、最先端のフラッシュベース アーキテクチャへと突き進む業界の流れを活用し、より加速させる革新的なプラットフォームで、企業向けストレージの経済性を再定義するために、3年にわたり努力を重ねてきましたが、その集大成として「Dell Storage Center Operating System 7(以下、SCOS 7)」を発表しました。

 

”Future-Ready”企業のために抜本的再定義
デルの「SCOS 7」は、フラッシュの採用を後押しするだけでなく、データ制御能力を向上かつ簡素化し、複数のポートフォリオにわたりデルのストレージ エコシステムを一元化します。本製品により、現在のニーズに応えるだけでなく、将来を見据えて準備を行うためにインフラストラクチャを進化させ、ビジネスの「フラッシュ化」を促進させる新しいインテリジェンスと柔軟性をもたらします。加えて、「SCOS 7」の業界最先端の機能は、以下の点についてお客様をサポートします。

  • フラッシュおよびハイブリッド アレイの入手コストの削減
  • 洗練され、簡素化された管理機能によるライフサイクルコストの削減
  • ビジネスや技術の変化に応じる柔軟性の向上
  • 仮想化およびクラウド戦略へのサポート強化
  • ポートフォリオレベルでの投資保護の強化

デル 、ストレージ担当副社長兼ジェネラル マネージャ、アラン・アトキンソンのコメント:
「デルのSCシリーズは長きにわたり、きわめて進歩的なストレージ プラットフォームでしたが、「SCOS 7」はこれまでで最も革新的なソフトウェアのリリースとなります。当社は将来を見据えてSCプラットフォームの根本から設計し直した結果、フラッシュ、重複排除、そしてシステム インテリジェンスを次のステップへと引き上げることができました。」

強化された機能
フラッシュの有効容量のギガビット当たりのコスト*1ですでに業界のプライスリーダーであるデルのSCシリーズは、今回のリリースですべてのフラッシュ ティアを1ギガバイトあたり0.45ドル以下、またハードディスクドライブ ティアを有効容量のギガバイト当たり0.10ドルで提供しています*2。「SCOS 7」は、最先端のストレージ技術をより多くのワークロードに対応する実用性を備え、フラッシュの価格の壁を打ち破り、管理の簡素化と効率向上を図ることで現行コストを低減、データセンターの基盤に変革をもたらしています。

  • 包括的なデータ削減– お客様は「SCOS 7」を活用して、ドライブ数は少なくともより多くのデータを格納することが可能になります。特許取得済み最新のインテリジェントな重複排除機能および高度でインテリジェントなブロック・レベル圧縮機能で、記憶容量を10分の1以上圧縮可能であるため*3、フラッシュ、ディスク双方のコストを低減します。「SCOS 7」のデータ削減機能は、自動階層化機能を含むSCシリーズの革新的なプラットフォームの効率化機能と完全に統合されています。重複排除機能と圧縮機能は、それぞれ自動的かつ動的に適用されるため、データのライフサイクル全体にわたってパフォーマンスとコスト削減が最大化されます。
  • データセンターの柔軟性向上 – ストレージの管理・制御能力がさらに向上した「SCOS 7」によりお客様は、要件の変更に対して、迅速かつ最小限の中断で対応が可能になります。当社の新しいライブ移行機能により、マルチアレイ フェデレーションがSC9000、SC8000、そしてSC4020アレイの標準機能となり、ストレージ管理者はアレイ間でのボリューム移動を迅速かつシームレスに行うことができます。さらに、ワークロードの中断や仮想化ハードウェアやソフトウェアを追加購入する必要がないため、環境の最適化とバランスの再構築を実現します。

    この他にも「SCOS 7」は、より粒度の細かい対象設定および制御を管理する機能を実装しています。

    • 新しいサービスの品質機能(QoS)により管理者は、業務の優先度に沿って自動的にリソースを割り
      当てることができるため、面倒なマルチワークロード環境においても、ミッションクリティカルなアプリケー
      ションを最大のパフォーマンスで実行が可能
    • VMware VVOLのサポートにより、仮想マシンレベルでのストレージのプロビジョニング、モニタリング、
      管理が可能

上記2つの機能は、マルチテナントやクラウド環境の管理を簡素化し、IT管理者が一貫したポリシーベースのストレージサービスをお客様に提供することをサポートします。

  • 一元化されたデルのストレージ エコシステム – 最新の Dell Storage Manager(DSM)ソフトウェアは、SC、PS、そしてFS製品向けのHTML5ベースのインタフェースを搭載した共通管理プラットフォームです*4。従来のSC シリーズ Enterprise Managerで人気のある機能に加えて、SCアレイとPSアレイ間での双方向のクロスプラットフォーム レプリケーション機能が導入されたことで、両システムの日常的な一括管理が可能となります。デルは、ミッドレンジ エンタープライズ ストレージ分野において、複数の製品ラインにわたってネイティブ クロスレプリケーション機能を提供する唯一のストレージベンダーです*5。

 

今後、PSシリーズのお客様が自社の環境にSCを追加する場合、それまでの投資価値が完全に保持されるだけ
なくさらに増強されることを確認した上で、いずれのアレイ プラットフォームも購入が可能となります。

SherWeb、インフラストラクチャ&クラウドサービス担当ITディレクター、Samuel Nadeau氏のコメント:
「当社では、ガートナーのソリッドステートアレイのマジック・クアドラントに名を連ねる多くのフラッシュストレージベンダーのソリューションを各種検討してきた結果、デルのストレージ「SCOS 7」の重複排除機能とシンプロビジョニング機能が、最も効率性とパフォーマンスが高いという結論に達しました。なにより、他の製品と比べて簡易に使用できる点を挙げた
いと思います。」


Expedient
、プロダクト エンジニアリング担当ディレクター、Andrew Fisher氏のコメント:
「Dell Storage SCシリーズのおかげで当社は、クラウド製品のすべてフラッシュアレイ ベースであるという事実に基づいて販売することができます。パフォーマンスの劣化はもう過去のものとなり、お客様はアプリケーションが必要とするIOP(1秒あたりの入出力処理数)を得られます。」

IT Creation、ディレクター/オーナー、Hans de Jongh氏のコメント:
「Dell Storage 「SCOS 7」の重複排除機能による圧縮・データ削減率の大きさを目の当たりにしました。この重複排除機能がなければ、12ヶ月毎にドライブを買い足す必要がありましたが、今後18~24ヶ月間に見込まれる当社のお客様の拡大成長に対応するに十分な猶予を得られました。」

 

出荷時期
「SCOS 7」は、現在サポート契約を結んでいるSCシリーズのお客様にはファームウェア アップグレードの形で無償提供される予定です。SC9000については、「SCOS 7」のほとんどの機能が即時に提供開始されます。SCシリーズ製品全体への一般提供は、2016年第3四半期中を予定しています。PSシリーズをご利用のお客様が新しいPSおよびSCの一元化管理・クロスプラットフォーム レプリケーション機能のご利用を希望される場合は、新PS 9.0ファームウェアへのアップグレードにて対応します。また、デルのFY17Q3(8月~10月)中は、サポート契約内で無償にて提供予定です。なお、PSシリーズとSCシリーズ間ではライセンス移行は行われず、SCシリーズにはレプリケーション ライセンスが必要となります。

 

関連ウェブサイト

【注釈】

*1 5分の1のデータ圧縮後で、サポート期間5年のデル アレイの総使用可能容量と、主要競合他社のデータ圧縮後の総量と比較。価格は、分析データ、現行の価格表、2016年5月時点で入手可能な公開情報など様々なソースに基づいて設定。
*2出典: デルの社内分析(2016年3月)。5分の1の圧縮・重複排除比適用後の総有効容量。お客様への価格は、様々な状況により変動する可能性があり、データは比較目的でのみ使用。
*3出典:デルの社内テスト(2016年3月)。結果は、アプリケーションや構成により異なることがあり、典型的な結果は3分の1から4分の1の間の数値。
*4 Web UIの初版はSCシリーズ製品のみをサポートしており、PSシリーズのサポートについては後日発表される予定。
*5出典: 上位5社の他ベンダーの分析結果とのデル社内分析(2016年3月23日)の比較。 

■ DELL ロゴは、米国 Dell Inc. の商標または登録商標です。
■ その他の社名および製品名は、各社の商標またはと登録商標です。
■ 記載内容は、2016年5月19日時点のものです。

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