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    • クラウドへの移行e-book

      クラウドへの移行により、クラウド スマートを実現

      現在、多くの組織が複数のクラウドを運用しています。デル・テクノロジーズの委託によりVanson Bourneが実施した最近の調査では、74%の組織がマルチクラウド環境に多額の投資をすでに行ったか、現在行っていることが明らかになりました1。しかし、組織はこうしたマルチクラウドへの投資が無秩序に拡大する(この現象は「クラウド スプロール」と呼ばれています)ことがないようにする必要があります。

      クラウド スプロールがもたらす影響

      クラウド スプロールは、パブリック クラウドをすべてのワークロードの唯一のターゲットと考える「クラウドファースト」イニシアティブの副産物であることがほとんどです。しかし、現在のビジネスはプライベート クラウド、パブリック クラウド、エッジ クラウド環境全体で行われているというのが実情です。CIOとクラウド アーキテクトは、クラウド スプロールによって生じる次の影響を回避するために、クラウド導入戦略を改善する必要があります。

      • IT部門が複数のクラウドにまたがるアクティビティーを自動化できないままになっている
      • 複数のパブリック クラウド プロバイダーにまたがる複雑な責任共有モデルにより、リスクが増大する
      • サービスレベル アグリーメント(SLA)を満たすことがますます難しくなる
      • コスト効率が低下する

      クラウド環境の管理
      クラウドを目標と考えるのではなく、すべての環境にもたらされる一連のエクスペリエンスと考えることで、組織的なクラウド戦略を実行することができます。これにより、すべての環境で一貫性のあるクラウド運用モデルを確立し、最終的には、技術上の制約ではなくビジネス要件に基づいてワークロードの配置場所を決定できるようになります。

      すべてのワークロードに対して適切にクラウド エクスペリエンスを提供するためには、次のことが必要になります。

      • アプリケーション要件に応じたワークロードの配置
      • ITランドスケープ全体の一貫した管理
      • 各環境に適したセキュリティ体制
      • 互換性のあるインフラストラクチャ製品

       


    • 実績のある4段階のアプローチ

    • 戦略の策定

    • 実装

    • 導入

    • 拡張

    • 装飾

      戦略の策定

      主なアクションとクラウド導入ロードマップ

      「現在」と「将来」の状態を定義する
      現在のマルチクラウド アーキテクチャのモックアップを作成し、問題を特定して分類します。ターゲット ワークロードの導入、計画しているクラウド サービス、環境の接続性を示す、「将来」の状態に対する戦略的なビジョンを決定します。

      チームのクラウド対応を測定する
      クラウド導入の影響を受けるさまざまなステークホルダーについて検討します。使い慣れたツールやプロセスを使用して、ステークホルダーの強みを活かすことを中心に据えてクラウドを構築する方法を考えます。 IT部門と開発者、エンドユーザーが共通の目標を中心として連携するように取り組みます。  

      クラウド導入ロードマップを作成する
      クラウド戦略の構築を開始する際に、ビジネスの優先事項、使用可能なリソース、戦略の規模に応じてクラウドのモダナイゼーションおよび移行イニシアティブをどのように推進するかを判断します。クラウド導入の規模および順序は、ビジネス要件に基づいて決定できます。 

      以下に、1,000のアプリケーションを使用し、3フェーズのアプローチを採用することにした組織のサンプルのモックアップを作成しました。多くの場合、組織はさまざまなレベルのアプリケーションの優先順位を明確にして、4つのクラウド導入手順を複数回実行しなければなりません。クラウドの実装は複雑なプロセスであり、従うべき明確なタイムラインというものはありません。単純に、ビジネスおよびITの目標に沿った実行可能な計画を立てるようにしてください。

    • 装飾
    • 戦略の策定

      クラウドのワークロードに関する考慮事項

      アプリケーションのモダナイズ

      戦略策定の段階では、クラウドのステークホルダーと連携して、既存のアプリケーションをクラウド アプリケーションへと変える方法を計画します。 

      以下に、アプリケーションの未来の姿を決定し、ビジネス要件とアプリケーション要件に基づいて意思決定を行う方法を示します。 

      1. 最初に、当面のニーズと発生するトリガー イベントを調べて、クラウドに移行するアプリケーションの優先順位付けを行います。場合によっては、ワークロードを移行するだけでアプリケーションの価値が上がるため、移行が理にかなうこともあります。 

      2. アプリケーションは、クラウド アプリケーションに作成し直す、プラットフォームを変更する(「コンテナー化」する)、リホスティングする(現状のまま移行する)、Software-as-a-Service(SaaS)として再購入する、または現状のまま維持することが可能です。また、アプリケーションが余分な場合は、廃棄することもできます。

      3. アプリケーションの未来を決定すると、新しいインフラストラクチャおよび従量課金モデルを導入する時機が明確になります。要件、メリット、制限事項をよく理解してください。

      4. 最後に、各アプリケーションの場所を決定する必要があります。プライベートまたはパブリック クラウド内でアプリケーションを実行するのが最適かどうかを判断します。プライベート クラウドを選択した場合は、実行場所をコロケーション施設、エッジ環境、データ センターのいずれかに決定します。
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    • クラウドのモダナイゼーションに関するオプション

      クラウドのモダナイゼーションに関するアプリケーション向けオプションのそれぞれの違いについて理解することが重要です。次の図は、各オプションの価値と、それぞれに必要な労力を理解するのに役立ちます。価値とは単なる収益ではないことに注意してください。価値には、クラウドがもたらす機能、自動化、インフラストラクチャへの投資の減少などが含まれています。 

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    • データに関するニーズを理解する

      データは、ワークロードのクラウドへの導入を決定する際のもう1つの重要な考慮事項です。以下に、ワークロードに適した環境を決定するために使用できる6つの特性を示します。スライダーを使用して、特定の特性に対してどちらの環境がより大きな価値をもたらすことができるかを確認できます。 

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    • ボリューム

      移動および管理する必要があるデータの量。 

      移動

      環境間において必要なデータ モビリティーとそれに関連する料金。

      速度

      データの処理速度、およびリアルタイムのニーズに対応できるかどうか。 

      使用率

      データの利用が必要になる頻度、および必要な処理能力のタイプ。

      機密性

      データ保護が必要なレベル、およびデータ主権に関するニーズに対応できるかどうか。

      冗長性

      バックアップおよびディザスター リカバリーに関するベスト プラクティスに従っているか。

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    • 戦略の策定

      チームのクラウド対応

      クラウド戦略を策定する際には、組織をクラウド スマートにすることも必要になります。チームのニーズとナレッジベースに合わせてトレーニング計画を作成してください。

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      開発者とユーザー

      開発者やユーザーは、生産性や俊敏性を向上させるクラウド テクノロジーを必要としていますが、過度の摩擦を生んだり、イノベーションを妨げたりするものに対しては消極的になるでしょう。 

      ソリューション:クラウドネイティブの開発とクラウドの柔軟性を利用して俊敏性を向上させ、既存のツールとプロセスを組み込みます。 

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      IT運用

      IT部門は組織の変革の最前線に立つため、シンプルなプロセスや管理を歓迎しますが、クラウドへの移行が課題になることもあります。 

      ソリューション:一貫性のある運用とインフラストラクチャにより、クラウド環境全体に対するITチームの可視性と管理性を高めることに集中します。

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      ビジネス リーダー

      リーダーは、競争力を維持するために、柔軟なクラウド導入を必要としていますが、予算を上回らないようにする必要もあります。 

      ソリューション:ワークロードを戦略的に配置して、現在および将来のビジネス ニーズに対応し、コスト モデルの柔軟性を高めます。

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      実装

      ITの自動化

      それでは、提案していた戦略の承認が下りたものとしましょう。次は、環境間の接続を確立して、運用上の整合性を取り、ワークロード モビリティーを実現します。

      運用上の整合性を取ることで、クラウド間で異なる環境およびセキュリティ ポリシーを管理する複雑さを克服することができます。ビジネス ニーズは時間とともに変化するため、ワークロードをより適切な環境に移行するために必要な柔軟性を組み込むことが非常に重要です。

      ITの自動化の実現

      組織によるITの提供方法は変わりつつあります。以前は、組織はITをプロジェクト的思考で考え、チーム間でのタスクの割り当てや受け渡しをウォーターフォール手法で行っていました。このプロセスでは、共同作業に必要なさまざまな規律や、時間のかかる各種の引き継ぎの必要性により、ビジネスのスピードに遅れずについていくことができませんでした。

      代わりに、サービス的思考でITを提供する必要があります。セルフサービスのクラウド ポータルや同等のアプリケーション プログラミング インターフェイス(API)を活用して作業を進めてください。さらに、組織がそれぞれのタスクを自動化し、また、ビジネス ユニットに必要なインフラストラクチャを自動的に提供するためのポリシーを定義してください。クラウドのパワーと柔軟性を活用して組織全体を変革し、時間とリソースを節約しながら運用を合理化しましょう。

       


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      導入

      クラウド モデルを理解する

      次に、クラウド環境の運用を開始します。適切な監視ツールを実装してから、ワークロードの実行と、パフォーマンスと生産性の測定を開始します。 

      クラウド機能をあらゆる環境に提供

      組織がクラウドへの移行を成功させることができるかどうかは、クラウド環境を管理するために導入した運用モデルと直接関係しています。ワークロードに互換性と一貫性がなければ、意図した柔軟性と俊敏性は得られません。 

      ワークロードを運用上の制約に縛られずに自由に配置でき、しかも、あらゆる環境を管理できる必要があります。 

      開発者は必要なリソースにいつでもアクセスでき、アナリストは組織のすべてのデータからインサイトを収集できるようになります。さらに、最も重要なことですが、資産は、システム全体をカバーする単一のポリシー セットによって保護されます。 

       

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    • 導入

      2日目の運用を評価する

      成功に対する考え方は組織ごとに異なるようにみえます。しかしほとんどの組織は、以下の一般的な特性によって、クラウドの継続的な導入が成功したかどうかを判断しています。 

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      全体的なクラウド運用

      • 実装作業が完了し、ロードマップが更新されている。
      • 明確に定義された実行可能なビジネス継続性計画が作成されている。
      • 財務計画および節減目標が作成されている。
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      セキュリティとコンプライアンス

      • リスク プロファイルが作成されている。
      • すべての役割のアクセス制御が定義されている。
      • 暗号化ソリューションがテストおよび検証されている。
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      パフォーマンス

      • データ保護とアプリケーションの可用性に関するSLAが十分に満たされている。
      • IT部門が、開発者が求めている期限内にサービスを提供できる。
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      イノベーション

      • 開発またはテスト環境が稼働している。
      • チームがネイティブのクラウド サービスを利用している。
      • 開発者がマイクロサービスおよびアジャイル手法を採用している。
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      拡張性

      テクニカル レビューとビジネス レビュー

      環境の運用を開始し、リソースのパフォーマンスに関するデータを収集し始めたら、その情報に関してステークホルダーの主要なグループともう一度連携することが重要です。事前に決めた成功の評価基準に照らして環境を分析します。また、必要に応じて軌道修正するための計画を作成し、スケールアウトを実施したり(適切な場合)、新機能を実装したりします。

    • 装飾

      テクニカル レビュー

      確認すべき事項:

      • 互換性テストの実施:このクラウド運用モデルにより、すべての環境で一貫性のある運用を実現できるか。
      • サービス レベル アグリーメント指標の評価:必要なパフォーマンスおよび機能が得られているか。
      • 全体的なワークロード パフォーマンスおよびデータの整合性の測定:問題領域があるか、また、必要に応じてワークロードを移行する計画を用意してあるか。
      • コンプライアンスの確保:大規模な拡張を行う前に、エコシステム全体にわたってコンプライアンスを検証したか。
      • セキュリティ体制の確認:厳密なセキュリティ監査を実施し、組織のセキュリティ体制に対する必要な是正を行ったか。
      • データ保護とディザスター リカバリーの更新:計画の評価を実施し、必要に応じて更新を行ったか。
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      ビジネス レビュー

      確認すべき事項:

      • アクセス、機能、生産性に関するフィードバックを社員から収集する。
      • アプリケーション、データ、社員の各KPIと、それぞれがビジネス運用に与える影響を把握する。
      • コスト データを評価し、パブリック クラウドのコストを安定させるための計画を作成する。
      • パフォーマンスとコストを最適化するために別の環境に移動する必要があるワークロードを特定する。
      • 新しい製品および/または製品機能の市場投入までの時間を評価する。
      • お客様からの苦情を調査し、フィードバックをまとめてソリューションを特定する。
      • クラウドのワークロードの導入率を追跡する。
      • 役割と責任に対する組織の理解度を、各パブリック クラウドの責任共有モデルと比較して評価する。
      • TCO分析を実施し、次のクラウド導入の波に備えてスケジュールを作成する。
    • クラウドの実装をサポート

      デル・テクノロジーズはクラウドのシームレスな導入と管理を世界中で行っているため、クラウドの導入を最適化する方法を理解しています。しかも、トランスフォーメーションの課題やリスクを軽減することができます。 

      クラウドへの移行は、当社のエキスパートにお任せください。Dell Technologies Servicesでは、クラウドへの移行の各段階において構造化されたアプローチを提供するだけでなく、当社の豊富な専門知識を活用して、お客様のあらゆるビジネス目標の達成を支援します。当社が提供する以下のサービスをご利用ください。